御神木・・・？！

　朝の散歩で行く三社詣の中、天満宮の階段のふもとにある銀杏の大木・・・もの凄い蝉の声に圧倒された。　実に大きな木なので蝉の数も凄いのだろう。　耳を覆いたくなるほどの鳴き声・・・。　「まあ今が盛りなのよね・・・。」と思いながらも立ち止まって見上げてしまう。　

　秋には葉っぱが黄金色になり、冬にはあたり一面に黄色の葉っぱを絨毯のように敷き詰めている。　そして冬には葉がすっかり落ちて綺麗な枝のみに・・・。　その形の綺麗なことと言ったら・・・。　　小さな子供に「木を書いてごらん」と言ったら、必ずと言ってよい程ありそうな木の形そのもの。　

　その後春になると少しずつ、新芽が伸び、新緑の季節・・・そよ風に吹かれるさまの何と清々しいことか・・・。　そして雨期にはまるで生きているかのように轟々と言う音を
発てて、揺れてみたり・・・あるいはとても静かに佇んでいたり・・・。

　季節それぞれにいろんな景色を醸し出す。　昨年あたりからとても気になる木。　こんなにも変化しているんだなあと改めて見入ってしまう。　小さな人間が見上げている様を見下ろしているかのようにも思える。　何も思わず何気なくそばを通過しているが何やら見守られているような・・・そんな大きな銀杏の木。　すぐそばには民家があるにもかかわらず、トトロの世界にでもいるような気持ちにさせてくれる。


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