チェロ奏者の憂鬱。。。

チェロ弾きの安野英之です。
演奏のほかアマチュアオーケストラ指導・指揮、音楽高校の非常勤講師などしています。

昨日のオーケストラ千里山の練習(7月26日)

2015-07-27 | オーケストラ
昨日は数年来指導に行っているオーケストラ千里山の練習でした@ファッチャ京橋。

朝9時30分からチェロパート練習、10時から弦楽器分奏、12時30分から合奏というハードな内容で16時30分までみっちり練習しました。

チェロパートは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番でイヤなSoliの部分があるのですが、そこを何とかしてほしいとのこと。
で、最初の10分間ひたすら音階を練習。
この音階は私が某学生オケのチェロパートのために作成した秘伝?のもの。
「音階しなさい!」といってもどの教則本のどの部分をさらってよいのか分からないみんなのために、A4一枚にまとめた本当に単純で簡単な音階です。
効果はテキメンで、曲を100回練習するより音階を10分した方が良いということを体感してもらえました。

その後、10時からの弦分奏はラフマニノフの交響曲2番の4楽章、2楽章をゆっくりから練習しました。
こちらはゆっくりから練習して、速く100回さらうよりゆっくり10回練習したほうが良いということを実感してもらえたかなと思います。
結局楽器がうまく弾けないのではなく、自分のカラダがコントロール出来ていないだけなので、カラダをコントロールすることに終始気を付けて2時間の分奏は終了。

30分の休憩ののち合奏はチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番と、ラフマニノフの交響曲2番を。

協奏曲は1楽章に時間をさいて、昨日はいなかったですがソリストとオーケストラの掛け合いを念頭において練習しました。
ソリストがキンキンに独奏している合間にオケは木管はじめメロディーがあるわけで、基本的にテンション高く演奏しないと聴こえません。。。

また、ピアノは音程が正確ですので、そういったことに注意して練習しました。
2楽章のチェロのSoliは、午前中はウマく弾けたのに、みんなの前では緊張し・・・
でも十分成果はあったし、本番までには何とかなるかなと。
最後に3楽章は通して協奏曲は終了。

そして練習のオオトリはラフマニノフ!
午前中に弦楽器で練習したところを中心に練習しましたが、弦楽器が鳴ってくると当然管打楽器も演奏しやすいわけです。
2楽章、4楽章、1楽章と練習しましたが良い部分もたくさんあって、充実した練習だったかなと思います。

で、彼らの本番はちょうど2か月後の9月27日です。
私の今期の練習はすべて終わりましたが、あと2か月しっかり本番指揮者にくらいついて仕上げてもらいたいものです。。。
コメント
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