チェロ奏者の憂鬱。。。

チェロ弾きの安野英之です。
演奏のほかアマチュアオーケストラ指導・指揮、音楽高校の非常勤講師などしています。

初練習×2

2015-07-13 | オーケストラ
先日の土曜日(11日)は13時から天理オケの練習@天理市文化センター、18時からはオンケンオケの練習@東右第1棟4階講堂でした。

天理オケは8月2日にむけての初練習で、オンケンオケは8月30日にむけての初練習でした。

まず天理オケはメンデルスゾーンの結婚行進曲、源田俊一郎のふるさとの四季を時間をかけて練習しました。
メンデルスゾーンはベートーヴェンのように重くなく、アツくなく、汗臭くなく、なんとも難しい・・
金持ちケンカせずというか、高貴なカンジが出せるよう練習しました。
ふるさとの四季は2009年に依頼演奏で演奏して以来だったので、演奏した団員も忘れちゃっているし、はじめて演奏する団員も多数。有名な旋律ばかりですが、知っていると弾ける(吹ける・叩ける)ではないということが如実に表れてしまいました。。。
厳しく練習しましたが、良い部分もたくさんあります。来週もさらに上を目指します。

18時からのオンケンオケはベートーヴェンの交響曲7番の練習。
まずは1楽章の提示部を細かく練習。
とにかくVivaceの雰囲気が出るように、コントラバスが7本(本番は8本!)の重量感あるオケで機動力が出るように練習しました。
どうしてもベートーヴェンは重厚のイメージがあって、どんどんテンポが遅くなる・・・
惰性では曲が進まないことを何度も説明し、繰り返し練習しました。
その後は同様に4楽章、3楽章を練習。
最後に2楽章のアンサンブルを整えて3時間の練習はあっという間に終了。
みんなに伝えたいことは伝えれたかなと。あとはさらってもらえば良い演奏になるかと思います。

結局、初練習を譜読みがてらに挑むヒトがいますがそれは絶対に違うと私は思います。
それを分かってほしくて2つのオケ共に極めてテンションの高い練習をしました。
初めての練習だからと間違ってはニヤニヤしたり、楽譜の読み間違え(Ex.16分音符と8分音符を間違う)が多いようでは本番もそんなクオリィティになってしまいます(経験上)。

練習は最初が肝心かなと思っています。もちろん自戒もこめて。。。

コメント
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