@幕張日記

@幕張が日々を想いのままに綴る日記

松本ぼんぼんと元アンバサのH嬢の話

2005-08-06 23:42:59 | @幕張の今日は何処へ
 明日からのデイキャンプの準備のため、今日一日はスーパーやDIYの店をハシゴする。

旅行会社にいた頃は良く誘われて海釣りに行っていた。釣った魚はすぐに捌いて刺身に卸し、酒の肴にして楽しんでいたのだが、その内に刺身ばかりじゃなくて焼いたり煮たりするようになった。そのための包丁やまな板、簡単な調味料を入れた道具箱を持ち歩くようになっていたのだが、新潟から東京に引っ越してきた時に荷物のどこかに道具箱が紛れて行方不明になったままだったので、慌てて二代目の道具箱を仕立てに歩き回ったのだ。

小さなまな板は桧板と桐板の二枚を購入し、包丁は初代道具箱のアジ包丁は止めて小包丁にした。刃身は薄いものの、本身仕立ての良い物が安かったから。

昔は包丁は高知の物と決めていたのだけれど、最近は物が良ければどこの産地でも気にしなくなってきている。日本橋の木屋で購入したものもあれば、新潟の燕三条や長野の黒姫、岐阜の関市で購入したものまでいろいろで、一番料理を作っていた頃には包丁が出刃、小出刃、牛刀、菜切、三得、小柳刃と7~8本持っていた。もっとも、料理が本職の父親は修行時代の大事な包丁も含めると20本近くを使い分けていたが。

道具を一通り揃えると松本へ向かう。
今日は松本の夏祭り「松本ぼんぼん」の開催日。この日は長野で「びんづる祭」、飯田でも夏祭りが催されている。松本ぼんぼんを見に行こうと思ったのは82銀行に勤める元アンバサのH嬢が気になったから。春に一度すれ違ってからなんとなく女鳥羽橋付近を通る度に彼女の事を思い出すようになってしまっていた。bw氏から「アンバサの追跡調査をよろしく~」、なんて冗談を言われたのが心のどこかに残っていたのかもしれない。とにかく、松本ぼんぼん ⇒ 82銀行連が出る ⇒ 元アンバサのH嬢も? ⇒ それじゃ、探しにでも行くか…、という訳の解らない思考回路によって動いてしまっていた。

でも、幸いにして途中で気が変わった。遠く松本の市街地の方に稲妻が光っているのを目にしながら、「俺ってば、何やってんだろう?」と思い始め、結局途中でUターンして帰ってきてしまったのだ。松本ぼんぼん自体は自分が踊りに参加する訳でもないので、最初からあまり興味がない。

だいたい、@幕張がH嬢と東京や長野でデートをしたのは遥か昔、まだ彼女が大学4年生だった頃から新社会人になった頃までの話。@幕張がアトランタオリンピックの時に日本舞踊のお師匠さんにプロポーズした話を、どこから聞いたのか彼女が長野オリンピック本番の表彰式会場裏で持ち出してきた際にケンカしてから一度も話をしていない。

男は昔の事を連綿と覚えているイヌ型なのに対して、女性は昔の事など3日で忘れるネコ型だと誰かから聞いた事がある。だから、ちょっと気が強くてわがままなお嬢さんだけれど、気にならないと言えば嘘になる。しかし、もう何年も経っているのだから@幕張の事など覚えていないに違いない。いや、この前すれ違った時にはこちらを振り返りながらヒソヒソ話をしていたから、悪い印象だけが残っているのかもしれない。そんな人間の前にノコノコ出て行ったら、それこそストーカーである。

アトランタで日本舞踊のお師匠さんへのプロポーズをあっさり断られてからは、もう女性の後姿は追わないと心に誓っている。『去るものは追わず』である。だいたい、プロポーズしたのだって9年も前の話。その後は結婚なんてどうでもいいやって思い始めたから、合コンにも行かないし身の回りも頓着しないようになっていて、もう完璧に若年寄になっている。そんな中年男に目を向ける女性などいる訳がないじゃないか。

車をUターンさせると一路東京へと走らせた。
途中、サントリー白州工場が近くにある白州道の駅で23リットル入りのポリタンク2本に水をたっぷり入れる。市販されている南アルプスの天然水と同じ水。取水は一人一回18リットルまでと制限されているものの、真夜中なので何人もの人が大型のポリタンクを持って並んでいた。中には20リットルのポリタンクを20個近く台車で運んでいる人もいる。水を入れたポリタンクにサンゴの欠片と炭の入った袋を入れて準備万端、後は集合場所に遅れずに行くだけである。

幕張のアパートに到着したのが朝の3時。

ちょっと一休みしておこう。これから楽しい一日が始まるのだから。
       

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