腎臓がん物語 桜が舞い散る頃までは…

2015年5月末日、左腎細胞癌発覚
8月手術、同年11月多発肺転移。
バツイチ独り暮らし46歳

ドラマ『ぼくのいのち』生存率0% を観て

2016-03-23 23:02:28 | 日常の事・体調など
昨日から番組宣伝をあちこちでやっていたから、今日放送するのは知っていた。
実話のドキュメンタリードラマ。


「また子供が主役のがん闘病ドラマかぁ…」

「どうせ最後はバッドエンドのお涙頂戴のドラマやろ~ 見てても辛いだけやしなぁ~」

と、見る気はなかったが、
最初から最後まで見てしまった…

主人公は、当時4歳の男の子。
病名は肝芽腫。がんの一種。
100万人に1人という病。

全く抗がん剤が効かなく、がんが小さくなる事なく、お母さんとの生体肝移植が唯一の方法。

これが成功する。

しかし、まもなくして、肺への転移が発覚する。

一応、転移肺がんを手術で取るが、

この時点で医師から
「2年生存確率0%」と告げられる。

でも、お母さんは諦めない。
自分で調べた治療法を医師に進言する。


それは、

【自家末梢血幹細胞移植】

(俺も知ったばかりで間違った事は書けないので、詳細を知りたい方は、各々で調べて下さい)


実は俺も素人ながら、これに近い治療法はないのかな?と、なんとなく思っていたが…

「こんな方法もあるねんや…」と驚いた。俺も出来ないのかな…?


しかし、この方法は、一か八か。
失敗すれば免疫不全になり命を落とす。

0か100なのだ。いや、100あるんだろうか?


でも川田祐平くん(ドラマ中の名前)は、それも乗り越え生還する。


ドラマの最後に現在16歳になった、役者ではなく、実在するご本人が登場した。

元気に高校生生活を送っていた。


「えっ!?生きてるのっ!?」


マジかー !無事だった!
良く頑張ったねー!
良かったねー!



…やはり、結果はどうなるかわからないけど、最後まで諦めない意思は大事やな!

亡くなる闘病ドラマは見たくない。

やっぱり、ハッピーエンドがいいな。
良かった…良かった…



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なんだかんだで、もう10ヶ月。ちょっとだけ振り返ってみる

2016-03-23 03:39:09 | 回想
早いもので、がんが発覚してから10ヶ月になります。

ブログを始めてからも250日も経ちました。



※長い事決めかねていた一人称。「俺」に統一させてもらいますね。

※お花見の集いの申込人数は、
本日現在5名です。

第1次締切は3月25日です。
(お店の絞り込む為)



さて…

去年、2015年の5月30日か31日に告知されて、8月3日の手術までメチャクチャ長く感じて不安でしたねぇ。

その間にネットで調べまくる。
ええ、まさに「趣味はがん」。

俺は意識的に「癌」と書かないで、
平仮名で「がん」と書いています。

なんか、漢字の「癌」って怖いっ!
「腎臓癌」←あぁ!怖いっ!
「腎がん」←の方が優しい(笑)

腎盂癌と区別する為、正確には、
「腎細胞癌」です。
格好付けてRCCとかは書かない(笑)



そもそも、ブログを始めたきっかけは、ネットで腎細胞がんを調べても、出てくる情報が古過ぎて参考にならない!

古い情報から先に検索ヒットする為に、目によく止まるのは、今思えば「昭和かっ!」というものばかり。

その時は何も知識がないから、
新しい情報なのか?古い情報なのか?それさえも、よくわからなかった。


今でも、たまたまググって、俺のブログに来てくれた人の検索ワードを辿ると、まだ腹腔鏡下手術も一般的じゃなく、開腹で肋骨も取ってしまうような時代の情報がトップにくる。

とにかく、「何もかもが古いっ!」
知らない者は惑わされる。

こりゃダメだ!

と思い、手術も含め腎細胞がんの最新情報をブログに書いていこうと思ったのが始まりでした。


でも、古いから全てダメという訳ではなく、現在でも重要な情報もありますけどね。

何故、国立がんセンターのHPや、
がんナビ等の信頼性のあるサイトをしっかり見なかったのか?は、今となっては思い出せない…

当初、ちょっと詳しい素人情報や代替医療ばかりがよく目に付いていたんだなこれが…

良い事を書いてある記事を、無意識に選んでいたのかも知れない。
でも、頭に残るのは悪い事ばかり(笑)




ちょっと話しは逸れまして…


だいたいの患者が同じ経験があるという、
「調べ過ぎて余計に不安になる」
という事。

最悪な悪い事ばっかりに目がいきますからねぇ。

その様子を家族や友人に見られて、
「不安になるんやったら、もう調べるな!」
と、怒られるという…
がん患者あるある。


最初はね、目につく情報が信頼度関係なく一気に入ってくるから、混乱するし、不安を更に煽られドン底に陥りやすいと思うけど、あらかた調べ尽くした後は、自ずと方向性が見えてくるから落ち着いてくるはずなんですけどね。

ただし…抗がん剤への恐怖心から、

訳のわからない、怪しい民間治療にハマったり、詐欺まがいの代替医療が「自由診療」と称して横行しているので、そっちの方向に行くと厄介だな。

この事に関して詳しく書きたいけど、書いたら荒らされそうだから止めとくけど(笑)

抗がん剤が絶対に嫌なら、俺だったら緩和ケアだけにして無治療を選ぶと思うけどなぁ。




話しは戻りまして…


最初がんが見つかった時は、どこにも転移していなかった。

ステージ1 だ。T1bとの所見。

「良かった!腎臓を片方取ったらそれで終わりやん!」

その時は、今、転移してないんなら、
それで終わりなんだと思っていた。


しかし良く調べていくと、腎臓がんってそんな甘いモンじゃないのを知った。

人生で恐らく最高の恐怖を感じた。

生きている事が当たり前の日常に、
いきなり目の前に死が現れたのだ。

もう、狼狽えるし、悲観的になるし、
絶望感が凄かった。


でも、しばらくしたら落ち着いてきた。

ブログを始めた事によって、同じ腎がんブロガーさん達と交流がはじまったからだ。

精神的にホントに支えてもらった。
感謝しても、しきれないくらいだ。

改めてありがとうございました!

ブログ村に登録している腎がんブロガーは少ない。現在27ブログ。
すでに亡くなっている人もいるし、ほぼ更新がない人もいる。
なので日常的に見ているのは10人程。

俺は他の腎がんブロガーさんの所に、
「はじめまして~」とは行かない。

俺は結構横暴な書き方もするし、
ネガティブ発言も多い。
なので、あまり好かれてない可能性もあるので、自分からはほぼ訪問しない。

だから、殆んどコメントがない。泣



同病の人と関わり、話すのは、
メンタルヘルスのカウンセリングより、気持ちが楽になる場合があります。

しかし、同病といえども、そこは個性のある人間同士。合わない人も勿論いるので、そこは良く観察してから関わっていくのが妥当だと思います。

人間関係がストレスの原因になったりすると、本末転倒ですからね。


長くなりそうなので、つづきは又の機会にします。


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