腎臓がん物語 桜が舞い散る頃までは…

2015年5月末日、左腎細胞癌発覚
8月手術、同年11月多発肺転移。
バツイチ独り暮らし46歳

オプジーボ(ニボルマブ)2段階で値下げ

2016-10-05 09:03:07 | がん情報
「オプジーボ」2段階で値下げ 29年度に最大25%

産経ニュース 2016 10 5

厚生労働省は4日、優れた治療効果はあるものの、患者1人の薬代が年間約3500万円とされる新型がん治療薬「オプジーボ」の薬価について、平成29、30年度の2段階で値下げする方向で検討に入った。5日開催の中央社会保険医療協議会(中医協)に提案する。

 具体的には、まず29年4月に最大25%の薬価引き下げを想定。さらに30年4月に追加値下げを実施するが、下げ幅は中医協で検討する。

 薬価は国が定め、改定は原則2年に1度で次回は30年度。これまでの中医協の議論では、速やかに特例で改定して値下げを求める意見に対し、製薬業界は29年度の改定に反対を表明していた。

 厚労省は、予想以上に売れた高額新薬を値下げする既存のルールを29年度の特例改定に援用する考えだが、30年度改定までに薬価設定のルールを抜本的に見直す。

 オプジーボは日本発の新薬で26年発売。最初は皮膚がんの一種の悪性黒色腫に保険適用され、対象患者が470人と少ないことから薬価は100ミリグラムで約73万円と高額な設定となった。ところが昨年12月、肺がんにも効能を追加。保険適用の対象が1万5千人に拡大したのに薬価は見直されず、今年度の販売予測が1260億円に膨張。8月には腎臓のがんにも保険適用された。



CBnews 2016 10 4

オプジーボの薬価引き下げ「速やかに」- 財政審分科会で財務省

高額な抗がん剤「オプジーボ」の公定価格(薬価)について、財務省は4日、財政制度等審議会(財政審)の分科会の会合で、2018年度に予定される改定時期を待たず、「速やかに」引き下げるよう求める方向性を提案した。財政審は財務相の諮問機関で、11月ころまでに、来年度の予算編成に向けた意見書をまとめる予定。同省はこの日、薬価制度を見直して高額薬剤による医療費の増加を抑える案や、「かかりつけ医」以外の大きな病院を受診した患者が高額な追加料金を支払う制度を導入する案なども示した。

 オプジーボは2014年、「根治切除不能な悪性黒色腫」の治療薬として保険収載された。当時、ピーク時でも使用する患者数が年間500人に満たないと見込まれ、薬価が高く設定されたが、昨年12月、患者が多い「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の薬としても保険の対象になった。このため、売上が巨額になり、健康保険の被保険者らが支払う保険料や、保険制度に投入される国費が増えると懸念され、中央社会保険医療協議会で対策が検討されている。

 財務省は4日、オプジーボの薬価を次の薬価改定の時期までそのままにしておくことを問題視。「速やかに適正水準まで薬価改定を行う」ことを求めるよう提案した。さらに、現行の薬価制度自体を見直す必要性を強調。薬剤の費用対効果を評価する仕組みの本格的な導入や、オプジーボのように対象患者が増えた薬剤に「適切に対応」できる仕組みの検討なども求めるべきだとした。

 非公開の会合終了後に記者会見した吉川洋分科会長(立正大経済学部教授)は、新薬を開発する製薬会社のインセンティブを担保しなければならない一方で、適正な価格付けが必要というのが委員の共通認識だったと話した。

■「かかりつけ医」に24時間対応は不要?

 財務省はこの日の会合で、患者が特定の医療機関を「かかりつけ医」として指定し、軽症なのにそれ以外の医療機関を受診した場合に追加料金を支払う新制度の導入を求めることも提案した。患者の負担は定額で、診療所などを受診した場合は低く、大きな病院は高くするといった方向性も示した。

 また、診療報酬上の「かかりつけ医」機能の評価である「地域包括診療料」などを届け出る医療機関に、患者の緊急時に24時間往診できる体制などが求められている一方で、患者側は「かかりつけ医」に対し、必ずしも24時間体制を望んでいないと指摘。新制度の「かかりつけ医」には、患者の状態に応じて専門の医療機関を紹介する体制などがあれば、24時間対応などは求めないといった案も示した。

 4日の会見で吉川分科会長は、委員から定額負担の導入に賛成する意見のほか、かかりつけ医以外を受診した患者が自己負担する医療費の割合を高くする仕組みの提案があったことを明らかにした。



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ふくれあがる医療費に対して、当事者である患者が発信できること 長谷川 一男

2016-10-01 02:30:11 | がん情報
ふくれあがる医療費に対して、当事者である患者が発信できること
ワンステップ 長谷川 一男さん




希望はあります。
だから『みんなで』一歩を進みたいですね。
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サルでも解る、免疫チェックポイント阻害剤の解説

2016-06-03 05:15:04 | がん情報
ちょっと古い放送だけど、現状とほぼ変わりない内容です。

NHKクローズアップ現代から。



免疫療法という呼び方のままだから、
そのへんにある怪しいフコイダンやらアガリスクと
同じカテゴリーに思われるんだ。

免疫チェックポイント阻害剤は、違うカテゴリーにするべき。


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がん治療が変わる「日本発新免疫法」



「オプジーボ」効きめ予測 京大 たんぱく質の目印発見。

2016-05-24 23:22:11 | がん情報
やっと見つかったかぁ。


以下、朝日新聞Digitalから引用。

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新しい抗がん剤「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)の効き目を予測できる「目印」を、京都大の小川誠司教授(分子腫瘍(しゅよう)学)らの研究チームが見つけた。オプジーボは年間で数千万円かかる高額な薬で、効果が見込める患者を見分けるのに役立つ可能性がある。24日、英科学誌ネイチャーに発表した。

 オプジーボは、がん細胞が抑えていた免疫を再び活発にして、がんへの攻撃を促す。2014年、皮膚がんの悪性黒色腫(メラノーマ)向けに世界で初めて日本で承認。昨年12月に肺がんでも承認された。肺がんの場合、月300万円前後の費用がかかり、年間約11万人という新たな患者の多くが使うと1兆円を超えるという試算もある。末期がんでも効果が見られる一方、患者によって効き目に大きな差がある。

 小川教授らは、がん細胞の表面にあり、患者の免疫の働きを抑えるたんぱく質に着目。患者の細胞に特定の遺伝子の変異があると、このたんぱく質が増えることを突き止めた。変異がある患者は免疫が強く抑えられているため、オプジーボによって免疫を活発にすれば、高い効果が見込める。

 約1万人のがん細胞のデータを元に、この遺伝子変異がある患者の割合を計算すると、成人T細胞白血病(ATL)で27%、B細胞悪性リンパ腫で8%、胃がんで2%、食道、子宮、大腸の各がんで1%などと推計された。今後、ATLを対象にしたオプジーボの臨床試験で、この目印の有効性を確かめる。

 小川教授は「治療の効果を最大限にするためにも、早急な検証が必要だ」と話している。(西川迅、石塚広志)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

こ、これから臨床試験…(汗)

先は長いのか?

腎細胞がんも遺伝子検査が出来ると、
うちの主治医が申しておりました。



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がん相談支援センター利用のすすめ

2016-04-08 02:26:24 | がん情報
僕も大変お世話になりました。

こんなに頼れる場所があります。

是非、活用させてもらいましょう。



がん相談支援センター利用のすすめ


2016年3月21日(月)開催
ブルーリボンキャラバン
~もっと知ってほしい大腸がんのこと2016in東京~
第2回東京医科歯科大学「がんを考える」市民公開講座

「がん相談支援センター利用のすすめ」
演 者:
東京医科歯科大学医学部附属病院 がん相談支援センター



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がんの免疫療法と遺伝(改めてニボルマブを知る)

2016-02-12 07:30:58 | がん情報


前半の、近畿大学 腫瘍内科 中川 和彦 医師
の免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブの解説は
かなりわかりやすいです。


がんの免疫療法と遺伝 中川 和彦 玉置 知子



2015年11月14日(土)開催
MBS×CNJ Jump Over Cancer
ちゃやまちキャンサーフォーラム2015
~「知る」「学ぶ」「集う」わかる!がん情報~

「がんの免疫療法と遺伝 」
講師:
近畿大学 腫瘍内科 中川 和彦 医師
兵庫医科大学 臨床遺伝学 玉置 知子 医師
司 会:毎日放送(MBS) 田丸 一男 アナウンサー

共 催:
株式会社 毎日放送
NPO法人 キャンサーネットジャパン

協 力:日本イーライリリー株式会社



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誤解だらけの抗がん剤治療 勝俣 範之

2016-02-12 05:43:41 | がん情報
MBS 茶屋町キャンサーフォーラム 2015


昨年、本当は行く予定だったものです。

ブロ友さんが数名参加されていました。




2015年11月14日(土)開催
MBS×CNJ Jump Over Cancer
ちゃやまちキャンサーフォーラム2015
~「知る」「学ぶ」「集う」わかる!がん情報~

「誤解だらけの抗がん剤治療 」
講師:日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 勝俣 範之 医師
司 会:毎日放送(MBS) 高井 美紀 アナウンサー

共 催:
株式会社 毎日放送
NPO法人 キャンサーネットジャパン

協 力:日本イーライリリー株式会社

もっとがん医療の映像を見たい方はキャンサーチャンネルへ
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退院3日目 がん相談支援センターに行く

2015-08-13 20:12:00 | がん情報
とにかく不安要素が多すぎる。

あまりにも精神的に辛いので、

がん相談支援センターに予約を入れた。

因みに、患者本人が行かなくても、患者の家族の不安や相談も聞いてくれるので、ご家族の方も是非とも利用してくださればと思う。

本日午後2時に訪問した。



このセンターの役割は、予め知識に入っていたつもりだったが勘違いしている部分があった。

まず、医師や看護師を通してからしか行けないと思っていたのでタイミングがとれなかった。

しかし、それは間違いでここは一応、病院から独立している組織だ。

がんと診断された時点から外来とは別に相談支援が受けられる。



自分の入院してた病院は、地域のがん治療拠点病院なので、
そういう病院には、がん相談支援センターが設置されている事はみなさんもご存知だと思う。

朝から用意して、気分転換がてらに街に出てお昼ごはんを食べる事にしたが、バスの時間が過ぎてしまった。

市内循環のコミュニティバスなので1時間に1本という運行。

仕方なく最寄り駅まで歩く事にしたが、その距離1.3キロ 退院直後の歩く距離にしては、この暑い日に無理がある。

が、あえて無理してみようじゃないか。



結果、余裕で歩ききった。

以外といけるもんだな…


ま、そんなこんなで、病院内の
がん相談支援センターに到着。

出迎えて頂いたのは、センター担当の看護師さん。

「なんでも話して下さいね」
と言ってもらったので、まず、
自分の病理結果に対する不安。

そこいらの心理カウンセラーより良く話しを聞いてもらった。

さすがにわかってらっしゃる。

やはり精神的不安はみな同じなんだろう。
これは経験がものをいう職種だな。

そして、自分が、もし抗がん剤治療を行うにあたって、一番不安な事は、
「独り暮らしで、どうやって辛い副作用を乗り超えていけるのか?」だ。

看護師の言葉をそのまま書くなら、
「まず、makotoさんにエリアマネージャーをこれから付けます。」

「そして、あらゆる問題に対してこのマネージャーに動いてもらいます」

「自分で動ける時は、私達がなにもかも相談や不安を聞き、makotoさんの治療に関係する全てをフォローします」

「ここは大学病院ですから、副作用が強くても入院は出来ませんが、独りで何も出来なくなった時には、その常態でも入院出来る病院があるので、心配はいらないです。私達が動きます」

「makotoさんが望むなら、マネージャーとセンターと主治医とでしっかり連帯をとり、
makotoさんにとって最善のサポートをしていきます」



その他、色々1時間にわたって話しをしたが、看護師の発する言葉は余裕と自信に満ちていて、決して営業トークではない事を感じた。

最後に、
「どんな事でも気にしないで、不安や相談があれば来て下さい。来れない場合はこの直通電話に電話してきて下さい」

と言われた。


がん相談支援センターの看護師との面会の感想だが、

「そこまでしてもらえるのか?」だった。


まぁ、まだ実際何もしてもらってないので、全て順調にいくかは定かではない。

しかし、この看護師の力強い公的サポートの言葉は涙が出そうなくらい頼もしく感じた。

まず、何をしてくれるかだが、

主治医に連絡を取って頂いて、
自分が不安に思っている病理結果の件を聞いてもらう。(少しややこしい)

*追記を加える。

何故病理結果を急ぐのか?
いや、急いでいる訳ではない。

実は手術直後にステージUPを告げる様な事を、
主治医が言ったのだ。
自分は手術直後にそれを受け止める精神力なんか
持ち合わせてはいない。

だから入院中は何も言わないでくれ!
と、主治医にお願いをした。

しかし主治医がうっかり?言った事は脳裏から
消える事はない。

それを改めて聞きたいと思ったのは退院後。
外来予約を入れてまで聞く事じゃないかも知れない。
病理結果はまだ出ていないのだから。
なのでセンターから主治医に聞いてもらう事にしたのだ。
(結果、俺の精神状態が落ち着いたので、病理結果を聞く予約日まで知らないまま過ごした)





それと、エリアマネージャーを決める件。
(結果、まだ必用ない)

この2つの件に関して、報告・決定を電話にて連絡をくれるそうだ。



とにかく安心感を頂いた。
ブログ上には書けなかった色々な話しも出来た。

なんせ、がん専門看護師だ。
マニアックな話しが通じる。

不安や質問にも全て答えてくれた。

これ以降の別件についての相談は有料になる。
といっても1回につき200円弱らしい。
(有料なのは、本格的なサポートになる、
緩和ケア外来での事だと後に知った)




普通の患者支援センターとも連帯するので、金銭面の相談も出来る。


あなたも不安があれば、
是非、あなたの街の病院にある、

がん相談支援センターに足を運んでみると良いと思う。