腎臓がん物語 桜が舞い散る頃までは…

2015年5月末日、左腎細胞癌発覚
8月手術、同年11月多発肺転移。
バツイチ独り暮らし46歳

入院5日目(これが副作用の倦怠感というものか?)

2015-12-01 20:00:00 | インターフェロン教育入院
本日も良い天気でした。



また病院敷地内を抜け出し、
外回りへ…

そろそろ入院生活が嫌になってきました。
元気だから言える言葉ですけどね。



昨日、結局最終的に自分で打てなかったインターフェロン。

明日こそは打てないと、打てないまま退院させられてしまいかねない。

他の方のブログで、インターフェロンの自己注射の教育入院を受けた方によると、いつ退院出来るか?と医師に質問した所、
「自分で納得出来る注射が出来るまで」
と、言われたとの事。


うちの病院は、そんな有り難い事は言ってくれない。

朝から超美人ドS女医がやってきて、

「金曜日に打った後、その日に退院してもらおうと思ってます」

俺「2回目も自分で打てなかったけど?」

女医「打てるようになって下さい」ニヤリ



これ、打てなくても強引に退院させられるぞ…

明日は意地でも自分で打たんと!




昨夜は朝まで目覚める事はなかったです。
起きた時に結構ダルかったので、
ひょっとして発熱してたかも知れませんが、目覚めなかったのでよしとしましょう。


ただ、車酔いみたいな感覚がずっと残っていて、少し気分が悪い。

この程度の副作用で済んでくれれば有り難いですが。

若干フラフラしています。



数ヵ月過ぎると骨髄抑制や間質性肺炎のリスクが上がってくるが、今は考えても仕方ないから考えるのは止め。

今は自分で注射出来る様になる事だけに集中しなければ。




大腸CTの事

一発で終わる内視鏡に変更してもらおうとしてベテラン看護師に意見を求めた。

すると…

「CTで良いと思うよ?何もなかったらそれで終わりやん?」

「それに、先にCT撮っておいたら、万が一何かがあっても、後で内視鏡を入れる時に安全に入れられるメリットもあるねん」


内視鏡…危ないとは思ってないけど(笑)

ま、今回はCTでやります。



前回はしょった外科医との会話


俺「まぁ、何かあっても僕ステージ4ですし別にどうでも良いんですけどね…」


何を言い出すんや俺は!汗


外科医「転移、肺だけやろ?(CTを確認)このくらいやったら、まだまだ!大腸がんで腸が閉塞してしまう方が、よっぽど怖いわ」


まぁ、そうなんだろうな。


外科医の言う「まだまだ」って、どれくらいの「まだまだ」なのか?
ちょっと聞きそうになったが、止めた。

色々知り過ぎてしまうのも、善し悪しだ…


でも、攻められるだけ攻めてやる!

人生、最後にして最大の踏ん張り所。


死ぬ事が敗けではない。

まだまだ出来る事があるのに、
逃げて放棄してしまう事が敗けだ。

(無治療や代替治療を選んでる人を逃げてるとは思っていません。ヤケクソになって逃げてしまう可能性がある自分への戒めとして書いています)

敗けてたまるか!
負けてたまるか!

入院4日目(大腸外科と心療内科とインターフェロン)

2015-11-30 11:43:32 | インターフェロン教育入院

インターフォンの文字が、どうしても
インターフェロンに見えて仕方がないmakotoです。

今日も寒いが、良い天気だ!




今日はタイトル通り二科受診します。

昨日看護師が、
「明日メンタルヘルス科の受診に呼ばれますからね~」

へっ?心療内科か?

別に希望は出してないんだけど…?



あ、あれかな?
入院問診票にあった、精神的不安な項目に、全部チェックをしたからか?(笑)


でも、まぁご存知の様に、ここ数ヵ月ジタバタしたり、動揺しまくってたし、ここらで一発本格的にカウンセリングを受けてた方が良いな。

これから先、緩和ケア外来にもお世話になる事は確実だし、緩和ケアチームには、メンタルケアもセットになるだろうしなぁ。


と、午後に呼ばれたので受診してみると…

「こんにちは、精神科のUです。
いきなりメンタルヘルスに呼ばれてビックリしませんでした?」

俺「はい、ビックリしましたが、何故呼ばれたんですか?」

U先「え?主治医の先生から何も聞いてませんか??」




まただ… またやってくれた…俺に何も言わず。

あの野郎、何も希望していないのに、
いつも良く気が効く主治医だ!(笑)

俺がインターフェロンによる、薬物性うつ病を恐がっていたからだ。

死にたくないから、がん治療をするのに、本当にうつ症状から自殺したら元もこもない。

一通り問診を終え、今の時点では薬物性うつ症状は出てないとの事。

俺「製薬会社の注意項目には、うつ症状は2週間目以降と書いてありましたが?」

U先「いや、症状が出る人は1回目から出る人もいるんです。正常の時に診ておかないと、なってから診ても判断付けにくいですから」


お、なるほど!
中々わかりやすい説明をする先生だ。気に入った!

経過観察をしてくれるそうなので、
安心した。ありがとう主治医!






さらに…



そして…



もう一科の受診。

実は前から気になっていた、直腸のひきつり感による痛み。

便意を感じた時に、直腸の奥の方が、
いきなりひきつる様に痛む時がある。

がんが発覚する前からの症状で、
もう一年くらいになる。

思いきって、超美人ドS女医に言ってみた。

女医「う~ん、痔かもね?1回外科で診てもらっときましょうよ?」

俺「うんうん」

女医「内視鏡突っ込まれるかも知れないけど。ニヤリ」

ヤバい!この女、本物のドSか?本職?



程なくして外科外来から呼び出し。

やっぱ入院中は早いね~


外科(大腸・肛門)と書いてある。
こんな科があるんだねぃ。


ちょっと話しをはしょるが、
ベッドにお尻を突き出し、
おっさんの太っとい指で内診。

外先「指で触診した感じでは何もないけど、奥まではわからないから内視鏡しましょうか?腎がんの時のCTを見ると、腸の腫れてる部分があります」

俺「先日TVで見たんですが、3Dの「大腸CT」って奴はここにないんですか?」

外先「ありますよ。そっちにしましょうか?でも、もしも大腸CTで何か見つかった場合は内視鏡入れる事になりますよ?」

それでいい。

いや待てよ…あーでも癌じゃないとしても俺の年令だとポリープのひとつくらいあるよなぁー?

生研の為とか、ポリープ切除する確率が高いから、内視鏡でいっとくかぁ。


取り合えず、大腸CTの予約をしてきたけど、結局内視鏡入れるハメになりそうだから1日考えてみます。


あ、そうそう!

2回目のインターフェロン、結果的に看護師に打ってもらいました。

刺すのは痛くないんだけども、
自分で薬液入れるの、笑うくらい痛い!痛くてポンプを押せません!

しかも、側に付いている看護師が、
あの悪魔看護師。

「時間はあるから、焦らずゆっくりでいいんやで~」

と、発する言葉は優しくなったんだが、態度と目は、
「さっさと早く打てよ!お前だけの相手してられねーんだよ!このクソ野郎!」

俺の被害妄想だと思うかも知れないけど、この悪魔看護師、そういう奴なんです(笑)ホントに氷の様な目をしています。1回実物を見て欲しい(笑)

最後は、私に注射器渡せオーラが凄くて、makoto、心が折れちゃいました。



さて、只今インターフェロン2回目を打って五時間。なんも症状も出てません。

副作用が出たら、又明日書きます。

おやすみなさい

入院3日目(makoto豪快に転ける!)

2015-11-29 19:46:24 | インターフェロン教育入院
本日も寒いですね。

朝から病院外を散歩(看護師には内緒)



寒い外を歩いてたからか、
午前中の体温計測では、34.1度!!

看護師がビックリしてた。
俺もビックリした。

ちょっと時間を置いて計りなおしたら、
36.1度まで上がりひと安心…

平熱はだいたい36.0度くらいです。






さて、豪快に転けたのは昨夜消灯後、
トイレに行った時。

泌尿器科に入院した事がある人は知っていると思うが、毎回尿量をカップに入れて計らなければならない。


カップを片手に、いそいそと小用便器に向かう時、


!!スッコーンッ!!


足元からスライディングをする様に、
思いっきりスッ転んでしまったのだ。


痛っーぁ!いったい何で滑ったんや?
と、改めて床を見ると、誰かのオシッコが大量にぶちまけてある!

白い床と明かりの加減で気付かなかった…



「こぼしたら自分で拭くか、看護師に言えよー」泣


俺はとっさに受け身をとったから良かったけど、御老体なら骨折事故やで。


それと…


採尿コップに出す前で良かった!(笑)

もし入ってたら…自分のを…( ̄▽ ̄;)


なんで他人のオシッコで転ばなアカンねん…

情けなや…








さて、明日は第2回目のインターフェロン(スミフェロンDS300)の注射。

いよいよ、自己注だ。薬液注入時が痛いので、
ポンプに力を入れる勇気が…

一気に注入出来ないみたいなので、1分弱くらい痛いまま。

スミフェロンの体験記がほぼないので、肝炎に使われる「ペグインターフェロン」の体験記を見ている。

同じインターフェロンでも全く別物なので、
参考にしかならないが、似た副作用が多いので、
対策法を書いてくれてる方には感謝!


効くかどうかやってみます。



近年は腎癌肺転移でも、ファーストラインにインターフェロンは、ほぼ聞かないが(ブログ的なモノで)、一応、記録を残しておきたいと思っています。




寝る前にも血糖測定があるので、夜食が食べれない!

今日も眠剤飲んで、とっとと寝ます。

入院2日目(なに?インフルエンザだと?)

2015-11-28 22:15:48 | インターフェロン教育入院
今日の朝、良い天気でした。



朝6時起床は眠たいなぁ。

昨日は記念すべき第1回目のインターフェロン注射だった。

17時に注射して、高熱いつくるかな?
と、待ってたけれど、5時間しても熱が出ないから、睡眠薬代わりにデパスと、導入剤のハルシオンを飲んで、
ガクッと眠りに落ちた。


これで高熱が出ても朝まで起きないだろうと思ってたが…



目が覚めた。

「あ、この感覚、かなり久しぶりの発熱だわ」

時計を見ると22時。1時間で目が覚めた。


睡眠薬を飲んでも高熱が出たら目が覚めるんだね(笑)



さて、お熱を計りましょう。

38.3度

こんなもんか。取り合えず眠いから、
気にしないで、また眠りに落ちた。


また、目が覚める。



ムニャ…もう朝かな…?


まだ、23時…また1時間しか寝てないやん。




関節痛らしきものは出てない。


また、お熱をを計りましょうか。


38.5度。


う~ん、ナースステーションに
アイスノンを借りに行こう。


本当にヤバい時しか、ナースコール押さない派です。
(手術入院時は100回くらい押しました)


アイスノンをもらって、また眠りに付こうとしたら、看護師さんが

「先生に報告して解熱剤持ってきますね~」

と、顔を出した。

「はぁーい」と答えるものの、
次、目が覚めたら朝だった…


薬、どうなったの?(笑)



体温計測。36.3度。

若干頭痛はするが、倦怠感も関節痛もない。

毎回このくらいで済んで欲しいが、
回数こなして行くうちに、色々出て来る。かも知れない。





今は正常値だが、糖尿病の気がある。

さっそく、糖尿病内科から、自己血糖測定器が貸し出された。

1日4回、血糖測定をする。

毎食前と就寝時。

スミフェロンの副作用に高血糖があるので観察はしておきたい。

しかし、ガイドブックには高血糖症状が出る可能性があるのは、2週間目以降と書いてあるので、在宅になってからじゃないか。

退院時、定期血液検査の項目に、
Hba1cと、血糖値を入れてもらうのを、主治医に念押ししておこう。






昼前、超美人副担当女医が現れた。
前回の手術入院の時のドS女医だ。

女医「makotoさん、昨夜熱が出たみたいだから、
念の為、インフルエンザの検査しましょう」

俺「う、うん…」


そりゃ、インターフェロン打ったんだから、
高熱が出るでしょうにね…


俺「しかし、先生、相変わらず美人ですねぇ」

女医「も~う、makotoさん、口ばっかりぃ~」

俺の肘をチョンチョン…



安もんのキャバクラか!(笑)

でも、悪い気はしない(笑)


横でそのやり取りを見ていた看護師の冷たい目っ!

スミマセン…


処置室に移動して、長い綿棒で鼻の奥の粘膜をこそぎ取る!

ヴッ!ヴッ!ヴッ!ヴッーー!

またこの女医に大事な穴を責められた… (笑)


結果は(ー)インフルエンザには罹患していない。

だと思ってたけどねっ!


そんな楽しい1日でした。

おやすみなさい!

入院1日目(IFN闘魂注入)

2015-11-27 21:07:26 | インターフェロン教育入院
朝10時に入院センターに到着。

二時間くらいしか寝てないから眠い!


泌尿器科病棟に来て必要書類を出す。

俺「今回の担当看護師は誰ですか?」

事務「えーと、Oさんになってますね」

俺「!!!!!!!」

俺が悪魔看護師と呼んでるナースです。
すでに嫌がらせが?(笑)

今回は直ぐに病室へ。



看「Oと申します、宜しくお願いします」

俺「前回、俺が恐がってた看護師さんですよね?」

看「そうです、覚えてくれてたんですね(笑顔)」

いや、忘れられるかいな… まだ怖いわ!(笑)



相変わらず覚めた目をしてるんだが、
なんか前回と様子が違う。



なんでだ?「めちゃくちゃやさしいっ!」



あ、でも俺が必要以上の事を話そうとすると、相変わらず無視して言葉をかぶせてくる。そこは変わらないな(笑)




泌尿器科病棟は混合病棟でもあるので、内科病棟・腫瘍内科病棟も混ざっている。


どうやら今回俺が入院した病室は、
腫瘍内科みたいだ。


差額ベッド代は払いたくないから、
今回も6人部屋です。





看護師や医師が入れ替わり立ち代わり入ってきて、患者さんと結構シビアな会話をしている。

聞きたくないが、聞こえてくるので仕方がない。


俺以外、全員が抗がん剤。
見た感じ、みんな70~80歳位。

辛そうな声はしてこないが、
辛いんだろーなぁ。

俺の対面に入院している人だけは、俺より少し若いんじゃないだろうか?

見事にツルッぱげだ。

奥さんと子供さんがお見舞いに来てたけど、子供さん、まだ五歳くらいじゃないかな?

俺ががんになる前だったら、
「可哀想に…」とか、「気の毒に…」とか上部だけの同情をしていたかも知れない。

でも今は本気で「負けんなよ!」
と声を掛けたくなる。

「お前もな!」と、言い返されるかも知れないが(笑)

ま、でもデリケートな部分なのだから、声は掛けないけれども…









本日早速、1回目のインターフェロン(スミフェロンDS300万IU)を打ちました。

あの元、悪魔看護師が優しく丁寧に説明してくれるが、スミフェロンのデバイスの取り扱い面倒くさいな!

あんまり需要がないからなのか?
何でインスリンポンプみたいに進化しないんだ?

1回目は元、悪魔看護師が腹に打ってくれた。針をブスッと…
「このくらいの痛さなら自分でも出来るな…」
と、思っていたら、薬液注入…

け、結構痛くないか?これ?
あ、あ、あ、皮膚が膨れていく~!

昔、何かの予防接種でこんなんあった様な…?

これは薬液入れるの躊躇うな。

ま、でもやるしかないしな。


午後5時に注射して、只今午後9時。

まだ熱も出てない感じ。

寝てる間に熱が上がって目が覚めるのかな?
看護師は38℃を越えたら教えてと言っていた。
積極的に熱を下げる訳でもないみたいだし、もう今日は寝ます!



食後プリン買ってきた!
これ、俺的には美味しかったです!



では、また、明日!

















入院患者。この男凶暴につき・・・

2015-11-27 04:59:29 | インターフェロン教育入院
まだ寝てないんです。

只今、午前5時 なんとなくモノ想いにふけっていました。


明日から(というか今日)から入院という事で神経が高ぶっているのですね。







とにかくうちの病院の泌尿器科病棟の看護師は態度が悪い。

前回は弱り切っていたから反撃できなかったが、

今回はインターフェロンの副作用、主に高熱と倦怠感だ。

このくらいなら反撃出来るはず・・・たぶん。




看護師よ、あなた達もプロでしょ?

自分のイライラで患者に感情的になるのは、プロではない。

看護師としての自覚がないんじゃないの?

そりゃあ、とんでもない入院患者はいるよ。

でも、そのイライラを、なんもしてない俺にあたるのは理不尽極まりない。




忙しすぎて、術後動けない俺に対して、

「食事のトレー置かれへんから携帯どけてよ!」と、

キレた看護師。

それと俺が悪魔看護師と呼んでいたナース。

(詳細は、ブログ内の「なんだかなぁ~」を参照)


この二人には、理論責で仕返ししてやる(笑)

あまりmakotoおじさんを舐めてかかると後悔するよ?(笑)




本来なら看護師長にクレームをいれるところだが、

看護師長も頼りにならないというか、「のれんに腕押し」

こんな病棟見たことないわ!




俺もサービス業をやってた時期があって、

中には殴りたくなる様な客もいた。

でも、我慢しながら笑顔の応対は当たり前。それがプロというもんだ。




一応フォローしておくが、プロ意識の高い看護師もいる。

本当によくしてくれた。

感謝している。地獄の48時間で叫んでいた俺のお腹を、

看護師の少ない忙しい深夜帯に、30分位俺のお腹を押さえてくれてた人。

担当看護師のTちゃん。まだ3年目なのに看護知識も高く、

本当の「看護」をしてくれた。




俺だってクレーマーみたいな事はやりたくない。

でも、これからこの病院には何回も入院するはめになるだろう。

その時ちょっとでもマシな「看護」をしてもらえる様に闘ってくる。

逆効果になったら困るので、大人の対応で闘ってくる。

負けて帰ってくるハメになったら、どうしよう?(笑)




でも弱り切っている時に悪魔に思える看護師って恐ろしい。

「怖いからそばに寄ってくるな!」と言っちゃったからな。

一応大人として後で形だけの謝罪はしたんだけど。




どうなるか、そこだけは楽しみが出来た。

俺も性格悪いよね~(^o^;)




ご静聴ありがとうございました。