腎臓がん物語 桜が舞い散る頃までは…

2015年5月末日、左腎細胞癌発覚
8月手術、同年11月多発肺転移。
バツイチ独り暮らし46歳

入院4日目(大腸外科と心療内科とインターフェロン)

2015-11-30 11:43:32 | インターフェロン教育入院

インターフォンの文字が、どうしても
インターフェロンに見えて仕方がないmakotoです。

今日も寒いが、良い天気だ!




今日はタイトル通り二科受診します。

昨日看護師が、
「明日メンタルヘルス科の受診に呼ばれますからね~」

へっ?心療内科か?

別に希望は出してないんだけど…?



あ、あれかな?
入院問診票にあった、精神的不安な項目に、全部チェックをしたからか?(笑)


でも、まぁご存知の様に、ここ数ヵ月ジタバタしたり、動揺しまくってたし、ここらで一発本格的にカウンセリングを受けてた方が良いな。

これから先、緩和ケア外来にもお世話になる事は確実だし、緩和ケアチームには、メンタルケアもセットになるだろうしなぁ。


と、午後に呼ばれたので受診してみると…

「こんにちは、精神科のUです。
いきなりメンタルヘルスに呼ばれてビックリしませんでした?」

俺「はい、ビックリしましたが、何故呼ばれたんですか?」

U先「え?主治医の先生から何も聞いてませんか??」




まただ… またやってくれた…俺に何も言わず。

あの野郎、何も希望していないのに、
いつも良く気が効く主治医だ!(笑)

俺がインターフェロンによる、薬物性うつ病を恐がっていたからだ。

死にたくないから、がん治療をするのに、本当にうつ症状から自殺したら元もこもない。

一通り問診を終え、今の時点では薬物性うつ症状は出てないとの事。

俺「製薬会社の注意項目には、うつ症状は2週間目以降と書いてありましたが?」

U先「いや、症状が出る人は1回目から出る人もいるんです。正常の時に診ておかないと、なってから診ても判断付けにくいですから」


お、なるほど!
中々わかりやすい説明をする先生だ。気に入った!

経過観察をしてくれるそうなので、
安心した。ありがとう主治医!






さらに…



そして…



もう一科の受診。

実は前から気になっていた、直腸のひきつり感による痛み。

便意を感じた時に、直腸の奥の方が、
いきなりひきつる様に痛む時がある。

がんが発覚する前からの症状で、
もう一年くらいになる。

思いきって、超美人ドS女医に言ってみた。

女医「う~ん、痔かもね?1回外科で診てもらっときましょうよ?」

俺「うんうん」

女医「内視鏡突っ込まれるかも知れないけど。ニヤリ」

ヤバい!この女、本物のドSか?本職?



程なくして外科外来から呼び出し。

やっぱ入院中は早いね~


外科(大腸・肛門)と書いてある。
こんな科があるんだねぃ。


ちょっと話しをはしょるが、
ベッドにお尻を突き出し、
おっさんの太っとい指で内診。

外先「指で触診した感じでは何もないけど、奥まではわからないから内視鏡しましょうか?腎がんの時のCTを見ると、腸の腫れてる部分があります」

俺「先日TVで見たんですが、3Dの「大腸CT」って奴はここにないんですか?」

外先「ありますよ。そっちにしましょうか?でも、もしも大腸CTで何か見つかった場合は内視鏡入れる事になりますよ?」

それでいい。

いや待てよ…あーでも癌じゃないとしても俺の年令だとポリープのひとつくらいあるよなぁー?

生研の為とか、ポリープ切除する確率が高いから、内視鏡でいっとくかぁ。


取り合えず、大腸CTの予約をしてきたけど、結局内視鏡入れるハメになりそうだから1日考えてみます。


あ、そうそう!

2回目のインターフェロン、結果的に看護師に打ってもらいました。

刺すのは痛くないんだけども、
自分で薬液入れるの、笑うくらい痛い!痛くてポンプを押せません!

しかも、側に付いている看護師が、
あの悪魔看護師。

「時間はあるから、焦らずゆっくりでいいんやで~」

と、発する言葉は優しくなったんだが、態度と目は、
「さっさと早く打てよ!お前だけの相手してられねーんだよ!このクソ野郎!」

俺の被害妄想だと思うかも知れないけど、この悪魔看護師、そういう奴なんです(笑)ホントに氷の様な目をしています。1回実物を見て欲しい(笑)

最後は、私に注射器渡せオーラが凄くて、makoto、心が折れちゃいました。



さて、只今インターフェロン2回目を打って五時間。なんも症状も出てません。

副作用が出たら、又明日書きます。

おやすみなさい

入院3日目(makoto豪快に転ける!)

2015-11-29 19:46:24 | インターフェロン教育入院
本日も寒いですね。

朝から病院外を散歩(看護師には内緒)



寒い外を歩いてたからか、
午前中の体温計測では、34.1度!!

看護師がビックリしてた。
俺もビックリした。

ちょっと時間を置いて計りなおしたら、
36.1度まで上がりひと安心…

平熱はだいたい36.0度くらいです。






さて、豪快に転けたのは昨夜消灯後、
トイレに行った時。

泌尿器科に入院した事がある人は知っていると思うが、毎回尿量をカップに入れて計らなければならない。


カップを片手に、いそいそと小用便器に向かう時、


!!スッコーンッ!!


足元からスライディングをする様に、
思いっきりスッ転んでしまったのだ。


痛っーぁ!いったい何で滑ったんや?
と、改めて床を見ると、誰かのオシッコが大量にぶちまけてある!

白い床と明かりの加減で気付かなかった…



「こぼしたら自分で拭くか、看護師に言えよー」泣


俺はとっさに受け身をとったから良かったけど、御老体なら骨折事故やで。


それと…


採尿コップに出す前で良かった!(笑)

もし入ってたら…自分のを…( ̄▽ ̄;)


なんで他人のオシッコで転ばなアカンねん…

情けなや…








さて、明日は第2回目のインターフェロン(スミフェロンDS300)の注射。

いよいよ、自己注だ。薬液注入時が痛いので、
ポンプに力を入れる勇気が…

一気に注入出来ないみたいなので、1分弱くらい痛いまま。

スミフェロンの体験記がほぼないので、肝炎に使われる「ペグインターフェロン」の体験記を見ている。

同じインターフェロンでも全く別物なので、
参考にしかならないが、似た副作用が多いので、
対策法を書いてくれてる方には感謝!


効くかどうかやってみます。



近年は腎癌肺転移でも、ファーストラインにインターフェロンは、ほぼ聞かないが(ブログ的なモノで)、一応、記録を残しておきたいと思っています。




寝る前にも血糖測定があるので、夜食が食べれない!

今日も眠剤飲んで、とっとと寝ます。

入院2日目(なに?インフルエンザだと?)

2015-11-28 22:15:48 | インターフェロン教育入院
今日の朝、良い天気でした。



朝6時起床は眠たいなぁ。

昨日は記念すべき第1回目のインターフェロン注射だった。

17時に注射して、高熱いつくるかな?
と、待ってたけれど、5時間しても熱が出ないから、睡眠薬代わりにデパスと、導入剤のハルシオンを飲んで、
ガクッと眠りに落ちた。


これで高熱が出ても朝まで起きないだろうと思ってたが…



目が覚めた。

「あ、この感覚、かなり久しぶりの発熱だわ」

時計を見ると22時。1時間で目が覚めた。


睡眠薬を飲んでも高熱が出たら目が覚めるんだね(笑)



さて、お熱を計りましょう。

38.3度

こんなもんか。取り合えず眠いから、
気にしないで、また眠りに落ちた。


また、目が覚める。



ムニャ…もう朝かな…?


まだ、23時…また1時間しか寝てないやん。




関節痛らしきものは出てない。


また、お熱をを計りましょうか。


38.5度。


う~ん、ナースステーションに
アイスノンを借りに行こう。


本当にヤバい時しか、ナースコール押さない派です。
(手術入院時は100回くらい押しました)


アイスノンをもらって、また眠りに付こうとしたら、看護師さんが

「先生に報告して解熱剤持ってきますね~」

と、顔を出した。

「はぁーい」と答えるものの、
次、目が覚めたら朝だった…


薬、どうなったの?(笑)



体温計測。36.3度。

若干頭痛はするが、倦怠感も関節痛もない。

毎回このくらいで済んで欲しいが、
回数こなして行くうちに、色々出て来る。かも知れない。





今は正常値だが、糖尿病の気がある。

さっそく、糖尿病内科から、自己血糖測定器が貸し出された。

1日4回、血糖測定をする。

毎食前と就寝時。

スミフェロンの副作用に高血糖があるので観察はしておきたい。

しかし、ガイドブックには高血糖症状が出る可能性があるのは、2週間目以降と書いてあるので、在宅になってからじゃないか。

退院時、定期血液検査の項目に、
Hba1cと、血糖値を入れてもらうのを、主治医に念押ししておこう。






昼前、超美人副担当女医が現れた。
前回の手術入院の時のドS女医だ。

女医「makotoさん、昨夜熱が出たみたいだから、
念の為、インフルエンザの検査しましょう」

俺「う、うん…」


そりゃ、インターフェロン打ったんだから、
高熱が出るでしょうにね…


俺「しかし、先生、相変わらず美人ですねぇ」

女医「も~う、makotoさん、口ばっかりぃ~」

俺の肘をチョンチョン…



安もんのキャバクラか!(笑)

でも、悪い気はしない(笑)


横でそのやり取りを見ていた看護師の冷たい目っ!

スミマセン…


処置室に移動して、長い綿棒で鼻の奥の粘膜をこそぎ取る!

ヴッ!ヴッ!ヴッ!ヴッーー!

またこの女医に大事な穴を責められた… (笑)


結果は(ー)インフルエンザには罹患していない。

だと思ってたけどねっ!


そんな楽しい1日でした。

おやすみなさい!

入院1日目(IFN闘魂注入)

2015-11-27 21:07:26 | インターフェロン教育入院
朝10時に入院センターに到着。

二時間くらいしか寝てないから眠い!


泌尿器科病棟に来て必要書類を出す。

俺「今回の担当看護師は誰ですか?」

事務「えーと、Oさんになってますね」

俺「!!!!!!!」

俺が悪魔看護師と呼んでるナースです。
すでに嫌がらせが?(笑)

今回は直ぐに病室へ。



看「Oと申します、宜しくお願いします」

俺「前回、俺が恐がってた看護師さんですよね?」

看「そうです、覚えてくれてたんですね(笑顔)」

いや、忘れられるかいな… まだ怖いわ!(笑)



相変わらず覚めた目をしてるんだが、
なんか前回と様子が違う。



なんでだ?「めちゃくちゃやさしいっ!」



あ、でも俺が必要以上の事を話そうとすると、相変わらず無視して言葉をかぶせてくる。そこは変わらないな(笑)




泌尿器科病棟は混合病棟でもあるので、内科病棟・腫瘍内科病棟も混ざっている。


どうやら今回俺が入院した病室は、
腫瘍内科みたいだ。


差額ベッド代は払いたくないから、
今回も6人部屋です。





看護師や医師が入れ替わり立ち代わり入ってきて、患者さんと結構シビアな会話をしている。

聞きたくないが、聞こえてくるので仕方がない。


俺以外、全員が抗がん剤。
見た感じ、みんな70~80歳位。

辛そうな声はしてこないが、
辛いんだろーなぁ。

俺の対面に入院している人だけは、俺より少し若いんじゃないだろうか?

見事にツルッぱげだ。

奥さんと子供さんがお見舞いに来てたけど、子供さん、まだ五歳くらいじゃないかな?

俺ががんになる前だったら、
「可哀想に…」とか、「気の毒に…」とか上部だけの同情をしていたかも知れない。

でも今は本気で「負けんなよ!」
と声を掛けたくなる。

「お前もな!」と、言い返されるかも知れないが(笑)

ま、でもデリケートな部分なのだから、声は掛けないけれども…









本日早速、1回目のインターフェロン(スミフェロンDS300万IU)を打ちました。

あの元、悪魔看護師が優しく丁寧に説明してくれるが、スミフェロンのデバイスの取り扱い面倒くさいな!

あんまり需要がないからなのか?
何でインスリンポンプみたいに進化しないんだ?

1回目は元、悪魔看護師が腹に打ってくれた。針をブスッと…
「このくらいの痛さなら自分でも出来るな…」
と、思っていたら、薬液注入…

け、結構痛くないか?これ?
あ、あ、あ、皮膚が膨れていく~!

昔、何かの予防接種でこんなんあった様な…?

これは薬液入れるの躊躇うな。

ま、でもやるしかないしな。


午後5時に注射して、只今午後9時。

まだ熱も出てない感じ。

寝てる間に熱が上がって目が覚めるのかな?
看護師は38℃を越えたら教えてと言っていた。
積極的に熱を下げる訳でもないみたいだし、もう今日は寝ます!



食後プリン買ってきた!
これ、俺的には美味しかったです!



では、また、明日!

















入院患者。この男凶暴につき・・・

2015-11-27 04:59:29 | インターフェロン教育入院
まだ寝てないんです。

只今、午前5時 なんとなくモノ想いにふけっていました。


明日から(というか今日)から入院という事で神経が高ぶっているのですね。







とにかくうちの病院の泌尿器科病棟の看護師は態度が悪い。

前回は弱り切っていたから反撃できなかったが、

今回はインターフェロンの副作用、主に高熱と倦怠感だ。

このくらいなら反撃出来るはず・・・たぶん。




看護師よ、あなた達もプロでしょ?

自分のイライラで患者に感情的になるのは、プロではない。

看護師としての自覚がないんじゃないの?

そりゃあ、とんでもない入院患者はいるよ。

でも、そのイライラを、なんもしてない俺にあたるのは理不尽極まりない。




忙しすぎて、術後動けない俺に対して、

「食事のトレー置かれへんから携帯どけてよ!」と、

キレた看護師。

それと俺が悪魔看護師と呼んでいたナース。

(詳細は、ブログ内の「なんだかなぁ~」を参照)


この二人には、理論責で仕返ししてやる(笑)

あまりmakotoおじさんを舐めてかかると後悔するよ?(笑)




本来なら看護師長にクレームをいれるところだが、

看護師長も頼りにならないというか、「のれんに腕押し」

こんな病棟見たことないわ!




俺もサービス業をやってた時期があって、

中には殴りたくなる様な客もいた。

でも、我慢しながら笑顔の応対は当たり前。それがプロというもんだ。




一応フォローしておくが、プロ意識の高い看護師もいる。

本当によくしてくれた。

感謝している。地獄の48時間で叫んでいた俺のお腹を、

看護師の少ない忙しい深夜帯に、30分位俺のお腹を押さえてくれてた人。

担当看護師のTちゃん。まだ3年目なのに看護知識も高く、

本当の「看護」をしてくれた。




俺だってクレーマーみたいな事はやりたくない。

でも、これからこの病院には何回も入院するはめになるだろう。

その時ちょっとでもマシな「看護」をしてもらえる様に闘ってくる。

逆効果になったら困るので、大人の対応で闘ってくる。

負けて帰ってくるハメになったら、どうしよう?(笑)




でも弱り切っている時に悪魔に思える看護師って恐ろしい。

「怖いからそばに寄ってくるな!」と言っちゃったからな。

一応大人として後で形だけの謝罪はしたんだけど。




どうなるか、そこだけは楽しみが出来た。

俺も性格悪いよね~(^o^;)




ご静聴ありがとうございました。








11月27日(金)に入院します。

2015-11-25 20:48:49 | 転移発覚から
やっとこさ親知らず抜歯の場所の抜糸をしました!

今回は流石に長期に痛かった!
逆さ親知らずを舐めてた!

抜歯より8日目まで痛み止めを服用していました。





さて、ついに、化学療法が始まります。

週3回のインターフェロン注射の為の教育入院です。

予定は1週間の入院。

…という事は…3回しか打てない。



インターフェロンの注射器は、インスリンポンプの簡単な注射器とは訳が違う。


画像検索すると、かなり本格的な注射器…


マジ、あれ自分で打てるのか?
自分で注射打つなんて勇気いるで…

根性なしの痛がりやのに。







でも、makoto元気やねん!








でも体内ではがんが増殖中…



実は、最初の病理結果で、
「一部紡錘細胞癌アリ」と告げられた時点で、

「遠隔転移したら死ぬの早いな」

と思ってたんですよね…





主治医は、「そんなの関係ない」と言ってたけど、

知り合いの脳外科医は、
「一般的に悪性度の高い癌は進行スピードが早いし、抗がん剤も効きにくい」と、言ってたしね。




個人の差はもちろんある。
あくまで一般的な話しである。




楽には終わらなそうだなぁ。

痛いの、苦しいのヤダなぁ。







こんな事を書いているが、以外と精神的には元気です。



ただ怖いだけ。見えていない闇が怖いだけ。






経過観察の人も定期検査の度に、少なからず怯える。

でも数回体験したら、精神的には、ある程度慣れてくるらしい。


経過観察のみなさん、誰でも当たり前に不安になるからね!怖いに決まってるんやから。





本文に関係ないけど、白浜とれとれ市場。















がんになって、人の優しさに触れた。
同病のブロ友さん達だ。


いつもありがとうございます。


俺は最後まで頑張ってみる。

でも弱音は吐きます絶対に!(笑)

最後まで見ていて下さいね。








最後になるかも知れない温泉旅行に…

2015-11-23 22:40:09 | 日常の事・体調など
さて、「完全健康体での温泉旅行」は、最後になるかも知れない。

あ、いや、まだ逆さ親知らず抜歯後の痛みがあるけど。

入院前に温泉に行っておこう!



一路、和歌山県に。



阪和自動車道をかっとばし、
南紀白浜温泉へ!

あいにくの雨だが、またこれも旅情というもんだ。

わずか二時間ちょっとで白浜温泉に到着。

アドベンチャーワールドの前を通りすぎ…



大好きな完全源泉掛け流しの、
「崎ノ湯 」へ。



少しでも海が荒れると、岬の突端にある湯船に波が入ってきます。


崎ノ湯が大好きで毎年1回は必ず入りに来るんですが、海が荒れ過ぎると、この外側にある湯船に入るのは不可能になります。



白浜ラーメンという、鯛出汁スープの一杯を食べ、本日の宿に向かう途中、俺のブログのサムネになっている円月島という名の島をまた、パシャリ。



宿に着き、しばしくつろいでから、
夕食の時間。





今回は、マグロ、ブリが食べ放題で、
板さんが、解体ショーをしていました。



今回だけ、食のリミッターを解除して、解体したてのマグロとブリ、食べまくったのでした。

部屋から海が見えます。


宿にも勿論、源泉掛け流しの大浴場があるんですが、ちょっとビックリしたのが部屋の風呂。


しぶい!なんてノスタルジックなんだ!

こうして、1日目は終わって行く~。





カミングアウトするか、しないか?

2015-11-22 17:42:47 | 転移発覚から
前回の記事は、あまりにも暗すぎたので、UPした後に「こりゃダメだ」と思い削除しました。




実は俺、とある業界でちょっとした有名人なんです。(自分で言うな (笑))

どこかの芸能プロダクションに所属しているわけではないのでプロのカテゴリーには入ってないんですが、
その、とある分野では、俺の事を知らない人はいないんじゃないかな?


さっき、SNSで事実上の引退宣言をしました。


がんだとも告白していないし、転移した事ももちろん言ってません。

一部の関係者は知っていますが、
所謂、ファンだと言ってくれる方々には隠しています。


手術から活動を休止していますので、病名は言わず病気休養とだけ言ってあります。

昨今、がんを告白し、亡くなった方や、闘病に入ってる芸能人が目立ちますが、本当に多いですね。


告白して憐れみをもらうのは嫌だし、
名が通っていると、少なからず心ないコメント等が入ってきますしね。

やはり言わない方がいいだろうな。





さて、今月末くらいの入院になると思います。インターフェロンの自己注射の為の教育入院ですが、予想では、数ヶ月もしないうちに分子標的薬に切り替わるでしょう。


副作用怖いですね…

やはり心のどこかで、

「分子標的薬をやってもどうせ無駄なのに、なんでワザワザ辛い治療をしなければいけないのか?」

という、逃げの想いが出てくるんです。

(近藤誠さんの話しは全く支持していませんので、誤解なきようにお願いします。)


怖いのです。逃げたいのです。


まだまだ現実感がないんですよね…
空想の中での恐怖なんです。


人生最大の試練を迎えようとしてるんですね。

まとまりのない文章でホントすみません。

親知らず抜歯は1ヶ月前から決まっていたから…

2015-11-18 18:26:19 | 日常の事・体調など
行ってきました。

これからの化学治療の妨げになるかも知れない腫れる親知らずは、間違いなく抜いておいた方が良い。

薬の種類により副作用と思われる歯茎の腫れ等もある。

最近の歯科医療に絶対的信頼があるので、抜歯の不安や怖さは全くない。

が…一応…釘を刺しとくか。

口腔外科の先生に、
「この病院で以前も逆さ親知らずを抜いてるので、術後の痛みや腫れもないと信じています」

と、話しかけた。

「あなたの腕は確かだろうな?」

という俺なりの医師への暗黙的なプレッシャーを与えたつもり。笑

しかし、担当医師は、
「正直今回は、痛むし腫れるのは間違いないです。覚悟しておいて下さい」

ありゃ、やられた…


さて、手術開始。

大まかな麻酔をブスッと3ヶ所。
そして局所的に歯の回りに3ヶ所。

毎回思うが痛くない。
昔の麻酔は痛かったけどね~!


歯茎をメスで切ってるのがわかるが、
もちろん痛くない。

ここからが大変!もう抜くのが力業!
痛くはないが、怖いっ!

アゴが外れるわっ!と言いたい所だったが、休憩も挟み30分くらいで終了。

抗生剤と痛み止めを貰って帰宅。



もう、飲食をしても良い時間だったから、帰宅後すぐにうがいをした。

その瞬間、抜歯して縫った所から、
ブチッ!と音がした!

出血っ!痛いっ!

「縫った所の肉が切れたかも…」


すぐ出血が止まったので、そんなに心配していなかったが、麻酔が切れたらさすがに痛い~泣

今回は力業手術だったからか、さすがに痛いです!思いの外痛いっ!


今回はロキソニンくらい出してくれるかな?と思ってたけど、医師が、
「腎臓への負担を考えて、ロキソニンは出したくないです」
と言って、コカール錠。

自分の体格でいくと、最大で、1回につき4錠まで、1日に16錠までOK。

空ける時間は最低でも3時間。


いや、そんなに飲まないけど、16錠も飲んでもロキソニンを飲むよりマシなんだそうだ。

コカールの効き方を観察してるけど、
効いてくるのに1時間。痛みが気にならない時間が、わずか2時間。
(2錠の場合)

本日で抜歯日から二日経ったがまだ痛い。
痛み止めが効いてる間に食事をするんだが、あまりアゴを動かさない食べ物がお勧め。

調子に乗っておやつカルパスを食べたら痛いのなんの!


やはり、逆さ親知らずは甘くはなかった。



でも、腫れるのを繰り返す奴は早めに抜歯をお勧めします。

なんせ、顎骨が腐ってくる可能性もあるらしいので、早めに!

あー痛いっ!泣

痛いが腫れてない。そこは勝った!



治療方針が決まりました。

2015-11-14 20:54:09 | 転移発覚から
現在は多発肺転移だけなので、
治療法はインターフェロンになりました。

インターフェロンなんて、今時?
なんて思ってましたが、肺転移に限局している場合は結構効くらしいです。


本当は今の心境でブログを書き込みむのは避けたいところでした。

やはり「転移」という現実の破壊力は相当なもので、自分の心がどこにあるのかもわからないでいます。


でも、ショックは日に日に薄れてくると思います。
インターフェロンを何ヵ月続けられるかわかりませんが、とりあえずやってみようと思っています。

ただ、この先、転移が肺に限局してくれるなんて甘い事は思っていないので、やはり怖いです。


ほら、こんな時にブログを書くと、こんな事しか書けない(笑)


あ、今日は茶屋町キャンサーフォーラムでした。
僕も行くつもりでしたが、行く気力が出なくて家に一日中引き込もっていました。

お会いする予定にしていた方々には申し訳ありませんでした。

しばらくしたら気力も戻って、笑えるようになると思いますので、その時はまた宜しくお願い致します。

術後、初の3ヶ月検査で多発肺転移してしまいました。

2015-11-07 19:50:42 | 転移発覚から
みなさん、ご無沙汰しております。


なんとなく書くことがなく、

CT(造影)検査に行ったらなんか書けるだろうなぁ~と

思っていました。

で、昨日11月6日(金)に朝から初の3ヶ月検診に行ってきました。



実はなんか嫌な予感はしてたんです。

どこが痛いとか、苦しいなんて症状は皆無でしたが、

ともかく嫌な感じがする・・・大丈夫と思いながらの湧いて出てくる嫌な感じ。



でも気のせいだろう、ナーバスになってるだけだろうと思い直し、

一通りの検査を終え、元気よく診察室のドアを開ける。


主治医「makotoさん、調子はどうですか?」

「痛い所とかないですか?」


俺「先生、お疲れ様です!何もないですよ~至って元気です!」


主治医「ちょっとリンパ触らせてくださいね~」



・・・はて? こんな丁寧にする医者だったっけ?この主治医?



主治医「はい、大丈夫ですね、リンパに異常はないです!」



俺「先生、CT画像どうです?転移してます?」余裕の俺…


主治医「じゃ、下から見ていきましょう」



主治医「肝臓も綺麗ですし、腎臓を取った所の局所再発もないです~」




その後、肺の画像の所を素早くスクロールして流す主治医。


俺「先生!ちょ、ちょっと待った!今の影なに!?」

主治医「あ~これね…恐らく転移ですね~makotoさん良く判りましたね?」

俺「判りますよ!前はあんなのなかったですもん!」

主治医「凄いなぁ~僕の必要ないじゃないですか。笑」


呼ぶ前に主治医は判ってたんだろうな。

どう切り出そうか考えていたんだろうな。

そりゃそうだな。


自分の目で左右の肺に何個か確認したので、


俺「先生、これ多発肺転移って奴ですよね?」

主治医「はい、そうです。4~5、6個かな?

大きさは、大体2mm~3mmのが見えますね」



「早い人は術後の3ヶ月検査で転移が見つかる」という頭があったので、

さほどショックはなかった…というか自分の事だという実感がない…


俺「多発性だから…手術はしない…というか、出来無いですよね?」

主治医「しないと思います」


俺(画像を見ながら)「さて・・・先生、何から行きます?」(分子標的薬の意)

主治医「前回CTしてから・・・丸5ヶ月ですよね~?」

「それでも他に転移が見られないから、肺だけに留まってると思うので…」


主治医「インターフェロンで行きたいです」

俺「えっ!今時インターフェロンっ!?」


俺「インターフェロンの奏効率って15%くらいじゃないですか?」

主治医「いえ、肺に限局してる場合、40~50%のエビデンスがあります」

(帰ってきてから調べたたら、インターフェロンとインターロイキンの
併用なら、確かに 38.5%の奏効率が出てるが、単剤ならやはり12~15%程)


主治医「分子標的薬の副作用、辛いですよ?」

俺「知ってます。辛いでしょうね…」


ここで、俺がニボルマブの治験の紙が貼ってあるのに気付く。


俺「先生!ここでニボルマブの治験やってるんですか!ニボルマブは?」

主治医「治験の段階だし、どんな副作用があるかよく判ってないので、

使うの怖いんですよ…」

俺「・・・・・・・・・」


主治医「makotoさん、一度、泌尿器科のチームでカンファレンスしますので、

来週の金曜日来れますか?それまで待って頂けませんか?」

俺「分かりました、ニボルマブの事も含めて検討してみて下さい」

(どっちが医者だかわからない会話)笑




みんな最初は言うけど、「実感」なんかありはしない。

痛くも、痒くもない、初発肺転移だ。

「実感」はないが、「不安」と「恐怖」が出てくる始末。


どこまで精神的不安を抑えれるかも課題だな。IFNの副作用で「うつ」もあるし。



まぁ、でも、闘病ブログをやっているおかげで、ステージ4の人は

周りに沢山いて知っている。何も俺だけ特別ではない。


亡くなる間際までブログを書いてくれている人も大勢居てくれた。

副作用をいかにマシに過ごせるかのヒントも沢山残してくれている。


ただ、俺、独り者なんだよな・・・どこまで独りで出来るんだろ?

これから、makotoの本当の意味での闘病生活が始まります。


まずは「心という自分との闘い」です。