ネズミではなくて、パソコンで使う入力機器のことである。
形がネズミのように丸くて、画面上でカーソルがちょこちょこと動くのでマウスと呼ぶようだ。
本物のネズミもあまり長生きはしないようだが、マウスには寿命がある。
昔は中に丸いボールが入っていて、それが回転することで位置情報を検出していた。
ホコリが入ってセンサーにこびりついたり、ボールが回りにくくなってカーソルが動きにくくなるという障害が多かった。
最近は赤外線を使っているので、そんな故障は少ないが、マウスパッドによっては誤動作が多い。
いろいろと試した結果、普通のパッドに濃い模様の布を貼り、その上を薄めのクリアーホルダーでカバーするという方法がベストだと分かった。
クリックする時に使う左右のスイッチは古くなると接触不良が起きるが、これはどうしようもない。
家で使っているものは、画面上のカーソルが勝手にズズズと動いて行くことがある。
赤外線方式の欠点かも知れない。
ノートパソコンではタッチパッドと呼ばれる、キーの下に付いている四角い皿をぐりぐりと回してカーソルを動かしたり、最近は画面に直接指で触れて操作する方法も流行っている。
３０年以上パソコンを利用している経験者として言わせてもらえれば、今のところマウスにかなう操作機器はないように思えるがどうだろうか。
昔、息子が大きくなったらどんな人になりたいかという話になった。
大統領にはなりたくないとのこと。
理由は色んな人と握手をするので、手がすり減って指紋がなくなるからだという。
画面に触れて指でいろいろ操作するタイプの機器は、それこそ指紋がなくなってしまうのではなかろうか。