本朝徒然噺

着物・古典芸能・京都・東京下町・タイガース好きの雑話 ※当ブログに掲載の記事や写真の無断転載はご遠慮ください。

今日も……

2004年11月07日 | 落語
昨日に引き続き、鈴本演芸場へ行った。
当然、三遊亭圓彌師匠目当てである。

今日は「肝つぶし」という噺だったが、やはり格調高く演じられており、完璧な話芸だった。

天気もよかったので、着物を着て出かけた。

紺の江戸小紋に白地の織りの名古屋帯、灰藤色の長羽織という組み合わせだった。
長羽織は、以前このブログでも書いたとおりインターネットで購入したものである。
江戸小紋はとても細かな柄なので遠目だと無地に見えるうえ、私が持っているのは色も紺色なので地味な印象になってしまうのだが、この長羽織を合わせると華やかになる。
また、偶然だが、江戸小紋の八掛の色と長羽織の地色が同じで、まるでセットで誂えたように見える。

羽織を合わせることで、手持ちの着物の着こなしの幅が広がってうれしい。


中禅寺湖の写真

2004年11月07日 | つれづれ
先月、中禅寺湖へ行った時に撮影した写真である。

このブログの先月の記事でも書いたとおり、輪王寺を観た後中禅寺湖へ上がって行ったのだが、着いたらちょうど夕暮れの景色がひろがっていて、思わず写真を撮った。

この写真で注目していただきたいのは、「雲」である。層のようになって広がっている雲と、その下に、反物を広げたように真っすぐに伸びている1本の帯状の雲。

実は、どうやらこれは「地震雲」だったようである。
これを撮影したのは10月16日、新潟県中越地震の起きるちょうど1週間前である。

この雲を見た時、友人と「珍しい雲だね」と言っていたのだが、後になってそれが地震雲だったらしいということがわかった。

地震雲の発生のメカニズムは完全には解明されていないようだが、地震が起きる際に発生する電磁波が関係しているらしい。

被災された方のことを思うと、美しい夕暮れの写真だと喜ぶことはできないのだが、こういった自然現象から少しでも地震予知ができるようになれば、人的被害を防ぐことができるのかもしれない。