本朝徒然噺

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歌舞伎座 寿初春大歌舞伎(夜の部再び)

2006年01月10日 | 歌舞伎
1月10日に歌舞伎座へ行ってきました。夜の部の招待券をいただいたのですが、4時45分開演なので午後半休をとって会社を早退(ごめんなさい……)。

会社を出るのがギリギリになったので、大急ぎで歌舞伎座へ。着いたのは開演5分前でした。
2階の桟敷で舞台にもわりと近い位置だったので、1階席とはまた違った角度で楽しめました。上から見るぶん、1階席よりもむしろ舞台が間近に感じられて、観ているほうも緊張しました。

各演目の紹介については、1月3日の記事をごらんください。

「伽羅先代萩」の子役2人(中村虎之介くん、中村鶴松くん)の熱演が印象的でした。
千松役の虎之介くんと、千松の母・政岡役の藤十郎丈とは祖父・孫の関係なので、お互いに信頼しあっている様子もよく伝わってきました。

虎之介くんは、緊張のためか思わずごはんを落としてしまうハプニングがありましたが、却ってリアルでよかったと思います。年端の行かない子どもが、涙が出るほどの空腹に耐えてやっとごはんを食べる。空腹だからお箸を持つ手にも力が入らないけれど、食べたい気持ちははやる……という感じが出ていました。それに、かわいかったし(笑)。
生の舞台だから失敗はつきもの。でも、今回の舞台のように一生懸命演じていれば失敗もよい方向に進むと思うので、気にしないでね、虎之介くん。

夜の部は、口上の後の30分の幕間(弁当幕)までで売店が閉まってしまうので、お弁当を急いで食べてロビーへお土産を買いに行きました。有休をとらせてもらったので、会社の人たちへのお土産に襲名披露記念菓子を……。
舞台写真も出ているかなあ……と思ったら、この日はまだ出ていませんでした。いつもだと出ているころなんですが、お正月だからいつもより遅めだったのかも?
私はこの後もう一度観に行く予定があったので「その時でいいか」と思ったのですが、そんなに何度も来ないという人も多いと思うので(というかそのほうが普通……笑)、できるだけ早くから売るとよいんじゃないかなあ……。筋書(パンフレット)には興行後半にならないと舞台写真が入らないし……。



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