舞姫

ひぐらし日記

新型コロナ、既存薬転用 結果が判明へ

2020-07-23 | 日記
新型コロナ、既存薬転用 結果が続々判明へ
ヘリオスと米アサシスは体性幹細胞によるARDS(急性呼吸窮迫症候群)の治験中 
 脳梗塞、急性呼吸窮迫症候群の2つの国内治験が患者組み入れなど進捗順調
イベルメクチン(抗寄生虫薬)2015年ノーベル受賞大村智が開発
アビガン(ウィルスRANの複製阻害)抗インフルエンザ薬 妊婦への使用は厳禁
シクレソニド・オリベスト 気管支喘息薬(炎症抑制)帝人ファーマは解熱
ナファモスタット・フサン(たんぱく質の分解阻害) 抗血液凝固 急性膵炎 日医工
デキサメタゾン ステロイド系抗炎症薬 日医工他 厚労省承認(7月21日)
カモスタット・ファイパ(たんぱく質の分解酵素阻害)急性膵炎 小野薬品
アクテムラ(抗リウマチ新薬)は炎症抑制。中外製薬 抗サイトカインストーム
ケプサラ (抗リウマチ新薬)は炎症抑制。仏サノファなど
クロロキン(抗マラリア、免疫疾患)は炎症抑制。
ヒドロキシクロロキン(抗マラリア、免疫疾患)は炎症抑制。
アジスロマイシン(抗生物質)はたんぱく質の合成阻害
レムデシビル(低分子化合物で、RNAポリメラーゼの複製阻害)エボラ出血熱  
 ギリアドの臨床試験はいずれもプラセボ(偽薬)対照ではないことには留意が必要だ。
 厚生労働省は海外で先に承認された場合、日本での審査を短縮する「特例承認」を
 適用する。承認は公的医療保険の下で薬を使う前提条件になる。
 肝腎機能低下・低血圧障害
カレトラ(ウィルスRANの拡大を阻害)米アッヴィのHIV薬 膵炎や肝障害 
イベルメクチン ノーベル受賞 北里大 大村智が開発 科研製薬 オーストラリアでモナュ大、米ユタ大 48時間以内にウイルスが増殖しない。
アクテムラ 中外製薬 4/8第三相治験 遺伝子組み換え薬
免疫グロプリン 武田薬品 感染して回復した血液から新薬 実用化目指す。 
レムコロナから回復した患者の血液を使う「血漿(けっしょう)」を投与する治療法。
 回復者の血漿の成分を活用した「血漿分画製剤」では、武田薬品工業が米CSLベーリング
 と組み開発を進める。年内の実用化を目指している。
 国内では国立国際医療研究センターが試験的な治療を試みる方針だ

コロナ治療に抗炎症薬認定 厚労省

2020-07-23 | 日記
新型コロナウイルス治療に抗炎症薬認定 厚労省
「デキサメタゾン」を主成分とする薬(薬を製造する日医工のホームページより)
 新型コロナウイルス感染症の治療薬として、ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」が
厚生労働省の診療の手引きに追加掲載されたことが7月21日、分かった。

田辺三菱系のメディカゴ、ワクチン初期治験開始 植物由来

2020-07-23 | 日記
カナダのバイオ医薬品開発会社のメディカゴは7月14日、新型コロナウイルスワクチンの初期
治験を開始したと発表した。

米たばこ大手フィリップ・モリスも出資するメディカゴは、たばこの葉を使った植物由来のワク
チンを開発。英製薬大手グラクソ・スミスクライン、および米ダイナバックス・テクノロジーズ
が開発した、ワクチンと共に投与して効果を高める物質「アジュバント」を
利用して治験を実施した。

治験には180人の健康なボランティアが参加。13日に接種を行った。

メディカゴは2021年末までに約1億回分のワクチンを製造したい考え。当初の供給先は
カナダと米国になる公算が大きいとしている。

メディカゴはケベック市に本社を置く未上場企業で、フィリップ・モリスが33%株式、田辺
三菱製薬が残りの株式を保有している。

ワクチンはウイルスの弱毒化の方法意外に

2020-07-23 | 日記
ウイルスの遺伝子情報で開発

◆ RNAワクチン=メリット:DNAワクチンより発現効率が高いため、抗体が早くできる可能性がある。デメリット:非常に不案定なので、遺伝子発現のための補助が必要。コストが高い。生産能力が低い。
◆ DNAワクチン=メリット:大量生産が可能、安価、安定している。
デメリット:発現効率が低く、アジュバントなどの工夫を要する。
◆  アデノウイルスワクチン=メリット:発現効率が高い。デメリット:アデノウイルスによる副作用の発熱など安全性に対する不安。生産能力低い。コスト高。アデノウイルスそのものに対する抗体もできるので、抗体持続時間が半年~1年であるとすれば、再度投与した場合効果がない。

アンジェスのDNAワクチンは、「環状プラスミドDNA」と呼ばれるDNAをベクター(ワクチンの主役である抗原タンパク質の運び屋)として使用する。これに新型コロナウイルスの表面にあってヒトの細胞に侵入するカギとなるスパイク(S)タンパク質の遺伝子を組み込む。これをヒトに投与すると体内で抗体が作られる。異物ではあるが、ベクター自体は遺伝情報を持たないので体内に投与しても影響はない。
原薬(プラスミドDNA)生産は「製剤の安定性に優れる」、「長期備蓄が可能」
※プラスミド(細胞の染色体とは別に、複製・増殖する遺伝因子の総称)

この方法は2019年から田辺三菱製薬から販売されている慢性動脈閉塞症の潰瘍治療薬「コラテジェン」で使われている。アンジェスが世界で初めて実用化に成功した遺伝子治療薬。



ワクチンの量産へ    

2020-07-22 | 日記
■日本も支援か、ワクチンの量産への取り組みは遅れていた。

日本でワクチンを供給できる企業は、武田薬品工業やKMバイオロジクス、第一三共、阪大微生物病研究会などに限られる。

コロナに対応するRNAなど最先端のワクチンを量産する企業はまだない。

RNAワクチンでは第一三共が東京大学医科学研究所に開発で協力するが、量産体制について明らかにしていない。

 大阪大学発のバイオ企業アンジェスが進める新型コロナワクチンの量産は主にタカラバイオが担う。年間20万人分⇒2021年3月までに100万人分生産のワクチン開発の準備を進めているが、モデルナやオックスフォードとアストラゼネカのワクチンの0.02%にとどまる。

政府もパンデミックに対応する製造技術の開発支援を進めてきたが、最先端のワクチンの量産への取り組みは遅れていた。
 ただ、ここにきて世界で新型コロナワクチンの量産化に向けての動きが相次いでいるのを受け、日本政府は国内企業がワクチンを大規模に生産できるようにやっと資金支援か。