舞姫

ひぐらし日記

フランスがメルクのコロナ飲み薬発注取り消し、期待外れの試験効果で

2021-12-24 | 日記
 フランスがメルクのコロナ飲み薬発注取り消し、期待外れの試験効果で
12月22日、フランスのベラン保健相は、米メルクとリッジバック・バイオセラピューティクスが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」の購入注文を取り消したと明らかにした。メルク社提供(2021年 ロイター)
[パリ/ミラノ 22日 ロイター] - フランスのベラン保健相は22日、米メルクとリッジバック・バイオセラピューティクスが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」の購入注文を取り消したと明らかにした。代わりに米ファイザー製の飲み薬「パクスロビド」を来年1月末までに調達したいとしている。

 モルヌピラビルを巡っては、メルクが11月終盤、入院や死亡を防ぐ効果が当初の想定より低い約30%にとどまったとする臨床試験結果を発表している。ベラン氏は「直近の研究結果が思わしくなかった」とBFMテレビに語った。

 一方メルクの広報担当者は、フランスの保健当局が今月に入ってモルヌピラビルの承認を却下したため、同国による購入が実現しなかったと説明。ただ今後も欧州医薬品庁(EMA)による審査手続きに協力していくと強調した。

 フランスはモルヌピラビル5万回分を発注していた。ベラン氏によると、注文取り消しによる費用は発生しない。

 ファイザーのパクスロビドは、リスクの高い患者の入院と死亡を予防する効果が90%近いことを示す試験結果が出ている。

 ベラン氏は、既にパクスロビドの購入に乗り出したと述べたが、具体的に確保しているかは明言しなかった。



「オミクロン株」経口薬と抗体カクテル療法が効きにくいとは

2021-12-24 | 日記
 オミクロン株の症状は鼻水、咳、頭痛、吐き気、全身倦怠感で”風邪の症状に近い。

 ファイザーの「パクスロビド」は2種類の飲み薬を合わせて服用する。同社の初期段階の実験では、このうち1剤がオミクロン型ウイルスの「プロテアーゼ」と呼ぶ酵素の働きを抑え、ウイルスの複製を阻止する効果を確認したという。プロテアーゼと呼ぶ酵素の働き阻止は塩野義製薬と同じ。

 メルクの「モルヌピラビル」は、遺伝子であるDNAを鋳型として生成され、たんぱく質の合成などを担うRNAに、変異を起こさせることでウイルスの増殖を抑え、感染症を治療する。
RNAを構成するアミノ酸に構造が似ている別の物質をRNAに取り込ませ、ウイルスに変異を生じさせることで増殖を抑えるリボヌクレオシドアナログといわれる技術を用いている。

 2種類の抗体を使う米リジェネロン・ファーマシューティカルズの抗体カクテル療法「ロナプリーブ(カシリビマブ・イムデビマブ)」は、試験管レベルの実験でウイルスを無力化(中和)する活性がないとの研究が複数出ている。
「オミクロン株」は、ウイルスの遺伝物質の一部「ウイルス組み換え」を取得する為、効きにくいと。