マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

シャコの天ぷら(活のシャコから調理しよう)

2008年05月27日 | 酒肴
大連では春先から「活シャコ」が市場に出まわる。生きている時にはとても元気で飛び跳ねている「シャコ」も水槽から上げると以外に早く死んでしまう。

シャコは死んでしまうと身が痩せてしまったり剥き難くなるので、必ず活のシャコから調理しよう。

シャコは、ボイルしてすし場で握りで使っているが、天ぷらにしても美味しい。



よく、シャコの身の中央部に棒状に入るシャコの卵(カツブシ)を美味しいと言われる方がいるが、好き嫌いの違いなのか硬くて美味しいとは思えない。

外見からは見分けが付き難いが、尾の先の部分を見て、黄色くなっているところがあれば卵入りなので、シャコの卵の好きな人はそれを選ぶと良いだろう。

写真を拡大して見てもらうと分かるが、軽くボイルしてから殻を剥がして、頭付きのまま天ぷらにしてあるので、殻や頭も香ばしく食べることができる。

材料:
活シャコ     20匹(4人分)
大葉などの野菜  少量

(ごま塩)
ごま       小匙2
塩        小匙2
昆布茶      少々

(天つゆ)
大根おろし
生姜のすりおろし

作り方:
①鍋にたっぷりの水と大匙1の塩を入れ強火に掛け、沸騰したら活シャコを入れ、ふたたび沸騰したら火を止め、蓋をして5分程そのままにしてザルに上げる。

②シャコが冷めたら(シャコは冷めてからの方が剥きやすい)ハサミでシャコの両側を切り、尻尾を三角形に切る。頭の方から腹の皮を剥き取り、背の皮は尾の方から頭の方に剥いて行くが、切り離さないようにする。

③打ち粉を振り天ぷら粉を薄めにといて、180℃の油でカラッと揚げる。
 大場や季節の野菜も揚げて添えよう。

④ゴマは炒ってすり鉢で擂って同量の塩を混ぜ、昆布茶を少量加えてよく混ぜる。

⑤お好みで「天つゆ」か「ごま塩」で召し上がる。

さて、タイのjjkenさんからまたコメントをいただいた。いつもタイからの便りありがとう。

タイ料理でも先日紹介した「すずきのちり蒸し」と同じように、魚を丸ごと蒸した料理がある。

魚を一匹そのまま、少し甘辛めのスープと香草で蒸した料理だが、上からマナオ(ライム)を絞って食べるとなかなか美味しい。

それと、タイ人は「ソムタム」をよく食べる。熟していない青いパパイヤを細く切って、にんにく、唐辛子、ナンプラーとライムを搾って食べるサラダのような料理で、それに塩づけにしたカニや、発酵させた小魚と、ココナッツ砂糖を入れて食べるのだが、ソムタムプー(カニのソムタム)を食べる時には要注意だ。

3年程タイで生活していたが、何度食べても次の日には下痢をすることになる。

この「ソムタム」を日本のファミリーレストラン用メニューにしたいという依頼があり、何度か野菜の加工品を作っている工場で試作をしたことがあるが、もともと安い物なので、加工をして日本に送っても採算を取るのが難しいだろう。

やはり、ソムタムはタイで食べるのが一番ではないかと思う。

タイ料理でもイサンなどタイの東北料理は日本人に合う料理が多いので、このブログでも折をみてタイ料理の作り方も紹介して行こう。。。












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