マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

焼き鶏と串揚げ

2011年07月05日 | 酒肴
ここのところ上海は毎日35℃を超える暑さだ。上海の夏の暑さは東京と同じで湿度が高く、外を1時間も歩くと頭がクラクラしてくる。

こういう暑い日というのは、どういう訳か生魚が売れない。

やはり、焼き鶏、焼き肉で「とりあえず冷たいビール」となるのだろう。

さて、ブログを3日程お休みしてしまったが、福家(3号店)で、串揚げの写真撮りを行っていた。

焼き鶏の他に来週から「串揚げ」も始めることにしたからだ。

さて、串揚げのポイントだが、具材が一口大で小さいので、使用するパン粉(生パン粉)のメッシュ(細かさ)もトンカツなどより細かくすると良いだろう。

目安としては、トンカツなどが8~11メッシュのパン粉を使用するとして、串揚げの場合にはその半分の6~8メッシュのパン粉を使用する。

また、トンカツを揚げる場合には、肉に小麦粉、溶き卵、パン粉を付けて揚げるが、串カツの場合には、小麦粉と溶き卵を混ぜた「ねりや」を作っておき、具材を「ねりや」にくぐらせ、パン粉を付けると、「ししとう」等の野菜でも衣(パン粉)が剥がれず綺麗に揚がる。

尚、トンカツ等を揚げる時に、最初に肉の両面に「塩」「コショー」を振る人がいるが、うちの店では揚がってから塩、コショーを振ることにしている。理由は、最初に塩を振ると肉が堅くなってしまうことと、コショーは後で振った方が香りが引き立つからだ。

さて、「ねりや」の配合を紹介しよう。

<ねりや>
水 100cc      
牛乳 100cc      
小麦粉 200g      
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1
玉子1個~2個
(玉子が多いとふっくらと柔らかな衣になる。)

水1:牛乳1:小麦粉:2なので覚えやすいと思う。

ポイントは、具材を「ねりや」に絡ませたら、金網の台などの上にしばらく置いて、パン粉を付ける前に余分な「ねりや」を落としてやることだ。

好みの具材で好みのソースで食べれば、ビールもガンガン飲めるだろう。

尚、今回、うちの店の「焼き鶏のタレ」の配合も紹介しておこう。

<やきとりのタレ>
醤油      2000CC
みりん     1200CC
さとう      800g(甘めが好きな場合には+200g)
はちみつ    200CC
鷹の爪     3本
おろしにんにく 50g
おろし生姜    50g



炭火で焼く「焼き鶏」は格別にうまいと思う。

焼き色を綺麗に付けるコツだが、8分目程焼き上がったところで「砂糖」を炭の上に振ってやると、パッと炎が上がり、綺麗な焦げ目と炭の香りを付けることができる。

さて、今宵は「焼き鳥」にビールにするか。





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