マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

いよいよソンクランのお休みが始まった。

2013年04月13日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
タイにはお正月が3回あって西暦の1月1日のお正月、そして中華系タイ人が祝う中国の旧正月、そしてタイ歴のソンクランだが、タイ人にとってはやはりソンクランが一番大切のようで、今年は4月12日~4月16日までの4日間が国民の祝日になっている。

しかし、この期間は故郷に帰る人が多く一週間程休みを取る企業も多いので、うちの店も4月12日から4月17日までの6日間をお休みとすることにした。

さすがに元旦の今日は街中ガラガラでひっそりしているが、今年は4月8日の「チャクリー王朝 記念日」が月曜日だったので先週の土曜日から3連休になり、先週の土曜日から既に故郷に帰っている人も多いようだ。

さて、店がお休みの6日間をどう過ごそうか、いろいろと考えたのだが結局バンコクに残ることにした。

パタヤの海岸でのんびりするのもいいかな?などとも考えたのだが、TVのニュースでは欧米人の観光客でごった返しているので、これではのんびりするどころか逆に人混みを見に行くことになってしまう。

また、日本への一時帰国も考えたが、既にソンクラン期間中の飛行機は満席だった。

しかし、こうやってバンコクのアパートで独りでのんびりするのも悪くないと思う。

近所の大型スーパーはソンクラン期間中も毎日開いているし、マクドナルドもバーガーキングも年中無休で更に24時間営業だし、セブンイレブンも24時間営業となればとりあえず何も困ることはないのだ。

せっかくの6日間の連休なので、この休みの間にタニア2号店の新メニューをじっくりと考えたいと思っている。

さて、今回の料理だが電子レンジを使って「豆腐の水切り」をしてみよう。

豆腐というのはご存じのようにほとんどが水分のような食品だ。

そこで料理に使う時には適度に水切りをするが、重しを乗せて水切りするとしても30分以上は掛かってしまう。

そこで便利なのが電子レンジによる豆腐の水切りだ。

豆腐をキッチンペーパーで包んで電子レンジに入れて1~2分加熱するだけで水切りができ、また、電子レンジで予熱することで調理時間も短縮される。

今回は豆腐を電子レンジで水切りして油で揚げて厚揚げとし、更にその厚揚げをサラマンダーで焼くが、電子レンジで予熱することで揚げ時間も半分程に短縮されている。

これから夏に向かいビールの美味しい季節なので、ぜひ、手軽に作れる「おつまみ」として作ってみて欲しい。

尚、家庭ではサラマンダーの代りにフライパンでじっくり焼くといいだろう。

◆厚揚げの炙り焼きの作り方。

①木綿豆腐を用意する。


②周りの堅い部分を包丁で切り取る。


③食べやすい大きさに切る。


④キッチンペーパーで包む。


⑤電子レンジに入れる。


⑥1~2分加熱する。


⑦電子レンジから取り出し水気をぬぐう。


⑧170℃に熱した油の中に入れる。


⑨表面が堅くなるまでじっくり揚げる。


⑩揚げた豆腐を網の上に乗せサラマンダーに入れる。


⑪サラマンダーで両面を色よく焼く。


⑫皿に盛り生姜のすりおろしを盛る。


⑬ネギの小口切りを盛る。


⑭花かつをを盛る。


⑮完成写真


さて、6日間も一人でアパートに籠ることになったが、先程、食材を買いに近くのスーパーに行くだけで、道路の2か所で水鉄砲と大きなホースでの放水を受けてシャツもジーンズもビシャビシャになってアパートに帰ってきた。

子供の頃に戻って自分も水鉄砲を持って街に繰り出せばいいのだろが、さすがにバカバカしくて一緒に参加はできそうもない。

この6日間でタニヤ店の新メニューを作るが、問題なのは1階をBar(バール)にするので、欧米人の好むような料理を入れて欲しいとリクエストがあることだ。

2階、3階は日本料理店で1階はビストロ風の料理を出すのはいいが、キッチンは1つだけではキッチンのオペレーションが混乱してしまうのが心配だ。

そこで、あまり手間が掛からずに美味しい「南米料理」を加えてみることにした。

南米には若い頃に3年間程住んでいたので南米料理のコツは分かっているが、それを自分流にアレンジしてみようと思う。

そこで、次回は南米料理の「ケサディ-ヤ」を作ってみよう。








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