マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

タイ料理のクン ヌン ガティアム(海老のニンニク蒸し)を作ってみよう。

2013年01月16日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
1月15日を過ぎ、日本では成人式を迎えた若者達が背広や振り袖姿で街を歩いている光景が目に浮かぶ。

自分が成人式を迎えた時には、日本の真裏の「ベネズエラ」という国に居て、スペイン語を話しながら天ぷらカウンターでベネズエラ人に天ぷらを揚げていたかと思うと、本当に年月の過ぎるのは早いと思う。

さて、下の写真は「ねぎトロつまみ」という商品でうちの店の常連のお客様に無料で出しているがとても好評だ。



この「ねぎトロ」は生の本マグロ100%なので、自分で食べても絶品だと思う。

一緒に入っている「松の実」の食感がよく、海苔の上にねぎトロを乗せてワサビとネギを少し加えてから手で海苔を巻いて食べてもいいし、ワサビ醤油に付けて食べてもいいだろう。

「魚やす」ではマグロは「生の本マグロ」を使っているが、色変わりがしないうちに、このようにお客様にサービスで出すことで、いつも良い状態のマグロを出せるようにしている。

この商品ばかりが出ると大赤字になってしまうが、このブログを見てくれたお客様には特別に380バーツで提供したいと思う。

『ねぎトロつまみ』と言えば店のホールスタッフでも分かるので興味があれば注文してみて欲しい。(味は100%保障するが、いつでも出せるとは限らないのでご了承いただきたい。)

また話が長くならないうちに今回のクン ヌン ガティアム(海老のニンニク蒸し)の話するが、この料理を美味しく作るポイントは何と言っても鮮度の良い海老を使うことだ。

鮮度の良い海老とニンニクの香がこの料理を引き立てる。

作り方はとっても簡単なので早速作ってみることにしよう。

◆クン ヌン ガティアム(海老のニンニク蒸し)の作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「水」100ml、「砂糖」大さじ1、「片栗粉」大さじ1/2、「海老」5本、「コショー」少々、「味の素」小さじ1。写真中央の左から「ごま油」小さじ1、「オイスターソース」大さじ2、「パクチー」(コリアンダーの茎)1株分。写真奥の左から「紹興酒」小さじ1、「パクチー」(コリアンダーの葉)1株分。ニンニク5~6カケ。

<作り方>海老の下処理

①海老の足をハサミで切り取る。


②尻尾の尖っているところをハサミで切り取る。


③海老の背の方に包丁を入れて開く。(皮一枚分残して切り離さないようにする。)


④海老の開いたところを楊枝で固定する。(加熱した時に縮まらないよう)


⑤皿に並べる。


<作り方>ソースを作る。

①ニンニクを包丁の背で叩いて潰す。


②パクチー(コリアンダー)の茎を一本ずつに切り離す。


③パクチー(コリアンダー)の茎をみじん切りする。


④ニンニクも一緒にみじん切りする。


⑤ボウル等に水100㎜リットルを入れて、④のパクチーとニンニクのみじん切りを加える。


⑥オイスターソース大さじ2を加える。


⑦砂糖大さじ1を加える。


⑧コショーを少々加える。


⑨味の素を小さじ1加える。


⑩ゴマ油を小さじ1加える。


⑪紹興酒を小さじ1加える。


⑫片栗粉を大さじ1/2加える。


⑬よく混ぜ合わせる。


<作り方>本調理

①海老の上からソースを掛ける。


②ニンニクのスライスを海老の上に散らす。


③蒸し器に入れて5分間蒸す。


④蒸し器から出し楊枝を外す。


⑤パクチーの葉をちぎって散らして出来上がり。


さて、今回のレシピはうちの店の「JYO」ジョーというタイ人のレシピを元に作ってみたが、実際に試食してみると、全体に味が薄く物足りないというう印象を受けた。

塩を加えていないのもその理由の一つだろうが、やはりオイスターソースが中心の味付けに原因があるような気がする。

このレシピも淡泊な海老の味を生かしていていいとは思うが、もし、このレシピで作ってみて味が薄いと感じたら、シーユーカオ(醤油)を大さじ1と、マギーのようなシーズ二ングソース大さじ1をソースを作る時に加えてみるのも良いかと思う。

さて、今回はタイ料理の海老のニンニク蒸しを作ったが、次回は中華料理の海老のニンニク蒸し「蒜茸蒸蝦」をつくってみることにしよう。。。


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