第9話で音夢と純一の確執も一応片付いて、第10話からは新キャラ紹介編に入ったようです。
まずは謎の巫女、胡ノ宮環というわけですが……残念ながらオリジナルのシナリオはアプリオリなものとして作品が作られているようで、新規キャラのアイシアの目を通して環のパーソナリティを描くだけで終わっています。
ま、本来なら前作の時間軸で語られるエピソードだから、それはそれで仕方の無いことなのでしょうが、アニメだけじゃどういうキャラかわからないって話になってしまっています。
それでは書くことが無いので、想像を働かせて環のキャラクター設定をまとめてみました。なお、この文章はフィクションであり、実在のアニメ番組の作品設定やキャラクターとは関係ありません。
(1)変身!胡ノ宮環
環の特技といえば、一番目立つのは制服から巫女衣装への早変わりでしょう。制服の片方の肩をおもむろに掴み、それを引っ張ったかと思えば瞬時に巫女衣装に変わっているという、とても人間業とは思えない変身です。
そう、これは変身です。実際、どう考えても夏服の制服の下に巫女衣装を着込んでるとは思えないし、そもそも片手で引っ張って脱ぎ捨てられるような構造の制服でも無いでしょう。もちろん、衆人環視の中、いちいち着替えてるようなことをしているとは思えません。脱ぎ捨てるような動作をしていますが、これは変身のポーズなのです。
本来なら変身バンクが多用されるところですが、それをあえて省略してギャグにしてしまってるのが製作スタッフの酔狂なところです。
変身といえば改造人間等の変身ヒーローか、魔法少女と相場が決まっています。もちろん、この場合は魔法少女でしょう。ただ変身後の姿が普通の巫女さんなので誰も魔法少女とは気付かないだけなのです。
(2)幸運の破魔矢
そんな環が魔法のアイテムとして使っているのが「幸運の破魔矢」と呼ばれている弓矢ですが、破魔矢といいながらイスや道路に突き刺さってるところをみたら、立派にやじりの付いた武器のようにも見えます。
当人はちょっと手元が狂ったとか言っていますが、手元が狂うも何も、人のいる方向に向けて構えたり振り回したりするものではありません。本当ならそれだけで問題行動です。やじりの無い破魔矢だったとしても当たったら傷害罪ですから同じことです。
それが問題にならないのは「魔女っ子効果」(註1)によるものでしょう。当然ながら普通の弓矢に見えてるのはカムフラージュで、実際は「ビューティー・セレイン・アロー」「マジカル・シュート!」と心の中で叫びながら放ってるものと思われます。
(3)純一と魔法の秘密
この2人の過去に何があったのかは語られていないのでわかりませんが、魔法少女物のセオリーから考えると純一は環が魔法少女だということを知っているという可能性が高いと思われます。
ただ、純一がアイシアに環は魔法を使ってるわけじゃないとか言ってるのが、環の秘密を守るためか、本人がそう思い込んでるからなのかは判然としません。また、魔法少女には「他人に正体を知られた時の呪い」(註2)が存在していたりしますし、純一が環の魔法をただの予知能力だと思い込んでるみたいな描写がありますから、いったん純一に秘密がばれた後で何らかの記憶操作を行った可能性があります。(註3)
(4)風見学園巫女部
初音島を霊的に守護していた《枯れない桜》が枯れてしまってから風見学園周辺に出没するようになった物の怪から学園を守るために組織された霊的防衛隊が巫女部です。巫女委員会とも言います。
島の古い神社の娘であることからスカウトされた環が部長をやっていますが、魔法のことを知られているわけではありません。また、必ずしも部員全員が高度な霊能力を持っているわけではありません。環の他にはお節介焼きの親友とか、漫画家志望とか、オカルトオタクとか、百合系少女とか、オヤジ趣味のロリキャラとか基本は押さえていますが、それが霊的に意味があるのかどうかは不明です。
(5)《枯れない桜》の魔法
《枯れない桜》が枯れてしまったとき、最後の1枚の花びらが神社の御神体と融合し、霊的に封印されてしまいました。その2年後、芽生え始めた環の霊感に反応して《枯れない桜》の意思が復活し、環に魔法の力が授けられたのです。
環の使命は初音島に出没する物の怪の持ってるジュエルストーンを108個集め、《枯れない桜》を復活させることです。18歳の誕生日までに108個集めないと初音島は瀬戸内海に沈んでしまうことになっています。(註4)
(6)環の予知能力
本当に予知能力があるわけではありません。霊感の強い環は物の怪の気配をすぐに察知することができるので、相手がジュエルストーンで強化されていない小者なら、その物の怪が悪事を行う前に行動に移ることが可能なのです。
ただし、気配を感じただけでは何をするのかはわからないので、とりあえず物の怪の居場所に向かって魔法の矢を放つのが精一杯なのですが、これが「幸運の破魔矢」と呼ばれている現象の正体なのです。
(7)究極のライバル
とりあえず人知れず順調にジュエルストーンを集めている環ですが、シリーズ後半には強力なライバルが登場します。それは2年前に《枯れない桜》を枯らせた凄腕の悪の魔法少女で、今回も《枯れない桜》の復活を阻止するために環の前に立ちはだかります。
封印の獣を従え、魔法の杖と東洋と西洋の魔法を融合させた52枚の怪しげなカードを使い、魔法の攻撃を繰り出すその少女の名は!?……(註5)
(8)今後の展開
第11話「だだいま執筆中!」
第12話「帰って来た暗黒の魔法少女」(仮)
第13話「新たな希望、鳳凰の剣」(仮)
第14話「さらばうたまる、新たなパートナー登場」(仮)
第15話「カラーひよこと蘇生魔法」(仮)
第16話「アイシアの素敵な和太鼓奏者」(仮)
第17話「復活の美春ロボ」(仮)
第18話「水越萌、免許取りました。」(仮)
第19話「先々代の巫女部部長の呪い」(仮)
第20話「マジックキングダムから来た男」(仮)
第21話「頼子の一番長い日」(仮)
第22話「巫女部壊滅」(仮)
第23話「うたまるの逆襲」(仮)
第24話「第3の魔法少女登場」(仮)
第25話「風見学園最後の日」(仮)
第26話「18歳の誕生日……(最終回)」(仮)
ご……ご、ごめんなさいっ! もうしません。
(註1)
魔女っ子が怪しげなアイテムを持っていたり謎のペットを連れていたりしても世間は深くツッコんだりはせずに受け入れてくれるという現象のこと。たまにオタク系のキャラに目を付けられることがあるので要注意。
(註2)
一方的に魔法と使命を押し付けられた上、正体がばれたら無関係な好きな人を氷付けにしてしまうと脅されながら扱き使われていてた悲惨な魔法少女もいたが、たいていは本人が魔法を失うだけで済むことが多い。
(註3)
この場合、記憶操作した相手が秘密を思い出してしまったとたんに魔法を失ってしまうという時限爆弾みたいな存在である。空に浮かぶ舟を見たらおしまいという話も。
(註4)
途中で交通事故で環に死なれては大変なので、特にトラックの運転手には交通安全に気をつけてほしい。子供もボール遊びしてはいけない。
(註5)
それはさくら違いだろ……というお約束のボケ。
まずは謎の巫女、胡ノ宮環というわけですが……残念ながらオリジナルのシナリオはアプリオリなものとして作品が作られているようで、新規キャラのアイシアの目を通して環のパーソナリティを描くだけで終わっています。
ま、本来なら前作の時間軸で語られるエピソードだから、それはそれで仕方の無いことなのでしょうが、アニメだけじゃどういうキャラかわからないって話になってしまっています。
それでは書くことが無いので、想像を働かせて環のキャラクター設定をまとめてみました。なお、この文章はフィクションであり、実在のアニメ番組の作品設定やキャラクターとは関係ありません。
(1)変身!胡ノ宮環
環の特技といえば、一番目立つのは制服から巫女衣装への早変わりでしょう。制服の片方の肩をおもむろに掴み、それを引っ張ったかと思えば瞬時に巫女衣装に変わっているという、とても人間業とは思えない変身です。
そう、これは変身です。実際、どう考えても夏服の制服の下に巫女衣装を着込んでるとは思えないし、そもそも片手で引っ張って脱ぎ捨てられるような構造の制服でも無いでしょう。もちろん、衆人環視の中、いちいち着替えてるようなことをしているとは思えません。脱ぎ捨てるような動作をしていますが、これは変身のポーズなのです。
本来なら変身バンクが多用されるところですが、それをあえて省略してギャグにしてしまってるのが製作スタッフの酔狂なところです。
変身といえば改造人間等の変身ヒーローか、魔法少女と相場が決まっています。もちろん、この場合は魔法少女でしょう。ただ変身後の姿が普通の巫女さんなので誰も魔法少女とは気付かないだけなのです。
(2)幸運の破魔矢
そんな環が魔法のアイテムとして使っているのが「幸運の破魔矢」と呼ばれている弓矢ですが、破魔矢といいながらイスや道路に突き刺さってるところをみたら、立派にやじりの付いた武器のようにも見えます。
当人はちょっと手元が狂ったとか言っていますが、手元が狂うも何も、人のいる方向に向けて構えたり振り回したりするものではありません。本当ならそれだけで問題行動です。やじりの無い破魔矢だったとしても当たったら傷害罪ですから同じことです。
それが問題にならないのは「魔女っ子効果」(註1)によるものでしょう。当然ながら普通の弓矢に見えてるのはカムフラージュで、実際は「ビューティー・セレイン・アロー」「マジカル・シュート!」と心の中で叫びながら放ってるものと思われます。
(3)純一と魔法の秘密
この2人の過去に何があったのかは語られていないのでわかりませんが、魔法少女物のセオリーから考えると純一は環が魔法少女だということを知っているという可能性が高いと思われます。
ただ、純一がアイシアに環は魔法を使ってるわけじゃないとか言ってるのが、環の秘密を守るためか、本人がそう思い込んでるからなのかは判然としません。また、魔法少女には「他人に正体を知られた時の呪い」(註2)が存在していたりしますし、純一が環の魔法をただの予知能力だと思い込んでるみたいな描写がありますから、いったん純一に秘密がばれた後で何らかの記憶操作を行った可能性があります。(註3)
(4)風見学園巫女部
初音島を霊的に守護していた《枯れない桜》が枯れてしまってから風見学園周辺に出没するようになった物の怪から学園を守るために組織された霊的防衛隊が巫女部です。巫女委員会とも言います。
島の古い神社の娘であることからスカウトされた環が部長をやっていますが、魔法のことを知られているわけではありません。また、必ずしも部員全員が高度な霊能力を持っているわけではありません。環の他にはお節介焼きの親友とか、漫画家志望とか、オカルトオタクとか、百合系少女とか、オヤジ趣味のロリキャラとか基本は押さえていますが、それが霊的に意味があるのかどうかは不明です。
(5)《枯れない桜》の魔法
《枯れない桜》が枯れてしまったとき、最後の1枚の花びらが神社の御神体と融合し、霊的に封印されてしまいました。その2年後、芽生え始めた環の霊感に反応して《枯れない桜》の意思が復活し、環に魔法の力が授けられたのです。
環の使命は初音島に出没する物の怪の持ってるジュエルストーンを108個集め、《枯れない桜》を復活させることです。18歳の誕生日までに108個集めないと初音島は瀬戸内海に沈んでしまうことになっています。(註4)
(6)環の予知能力
本当に予知能力があるわけではありません。霊感の強い環は物の怪の気配をすぐに察知することができるので、相手がジュエルストーンで強化されていない小者なら、その物の怪が悪事を行う前に行動に移ることが可能なのです。
ただし、気配を感じただけでは何をするのかはわからないので、とりあえず物の怪の居場所に向かって魔法の矢を放つのが精一杯なのですが、これが「幸運の破魔矢」と呼ばれている現象の正体なのです。
(7)究極のライバル
とりあえず人知れず順調にジュエルストーンを集めている環ですが、シリーズ後半には強力なライバルが登場します。それは2年前に《枯れない桜》を枯らせた凄腕の悪の魔法少女で、今回も《枯れない桜》の復活を阻止するために環の前に立ちはだかります。
封印の獣を従え、魔法の杖と東洋と西洋の魔法を融合させた52枚の怪しげなカードを使い、魔法の攻撃を繰り出すその少女の名は!?……(註5)
(8)今後の展開
第11話「だだいま執筆中!」
第12話「帰って来た暗黒の魔法少女」(仮)
第13話「新たな希望、鳳凰の剣」(仮)
第14話「さらばうたまる、新たなパートナー登場」(仮)
第15話「カラーひよこと蘇生魔法」(仮)
第16話「アイシアの素敵な和太鼓奏者」(仮)
第17話「復活の美春ロボ」(仮)
第18話「水越萌、免許取りました。」(仮)
第19話「先々代の巫女部部長の呪い」(仮)
第20話「マジックキングダムから来た男」(仮)
第21話「頼子の一番長い日」(仮)
第22話「巫女部壊滅」(仮)
第23話「うたまるの逆襲」(仮)
第24話「第3の魔法少女登場」(仮)
第25話「風見学園最後の日」(仮)
第26話「18歳の誕生日……(最終回)」(仮)
ご……ご、ごめんなさいっ! もうしません。
(註1)
魔女っ子が怪しげなアイテムを持っていたり謎のペットを連れていたりしても世間は深くツッコんだりはせずに受け入れてくれるという現象のこと。たまにオタク系のキャラに目を付けられることがあるので要注意。
(註2)
一方的に魔法と使命を押し付けられた上、正体がばれたら無関係な好きな人を氷付けにしてしまうと脅されながら扱き使われていてた悲惨な魔法少女もいたが、たいていは本人が魔法を失うだけで済むことが多い。
(註3)
この場合、記憶操作した相手が秘密を思い出してしまったとたんに魔法を失ってしまうという時限爆弾みたいな存在である。空に浮かぶ舟を見たらおしまいという話も。
(註4)
途中で交通事故で環に死なれては大変なので、特にトラックの運転手には交通安全に気をつけてほしい。子供もボール遊びしてはいけない。
(註5)
それはさくら違いだろ……というお約束のボケ。