ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

ルパン三世のテーマ♪ 合奏の最初

2014-08-07 17:07:24 | 日記
先生「ルパン三世のテーマをリコーダーで演奏しよう。
   今日は、主なメロディーが出てくるAだけふこう。

   一回、先生がドレミファでうたってみるよ。
   ミッソミラー、シーソミー、ミッソミラー、シソラミー、ラッラミレー、ラーシドラー、
   ラッラミレー、シーソラソラ!」



児童 リコーダーを準備して、ピアノ伴奏に合わせて演奏する。
先生「最後のラソラだけ、ふいてみよう。」
児童 ラソラー
先生「最後の音は短く。」
児童 ラソラ!
先生「ナイス!切れ味がいい! 

   メロディーの途中に、短く切る音があるね。そこも気をつけてふい  てみよう。」
児童 「あー、あるある・・・」「たくさんある。」

  「ッ」または「・(スタッカート)」に気をつけて演奏する。

先生「このメロディーにリズムを付けるよ。手拍子、準備!」



児童 手拍子する。
先生「4回繰り返し、数えて、手拍子を止めよう。」
児童 4回繰り返す。

先生「次のリズム。」

児童 手拍子する。
先生「これも4回繰り返すよ。」
児童 4回繰り返す。

先生「クラスを半分に分けて、二つのリズムを手拍子します。お互いのリズムを聞こう。
   4回、こんな感じで・・・」

   半分に分けたクラスの右側、
   右手で「パクタンパクタン」左側、
   左手で「ドンドンパク」と空中でリズムを刻む。

児童 クラスで二つのリズムを分担して、手拍子する。

先生「すごい!一回でできたよ。みんな気が付いた?二つのリズムは、重ならないって。」
児童「なんとなく・・・」「先生が見本を見せたとき分かった!」
先生「こんな感じだね。」



黒板で、リズムの音が重ならないでずれることを、目で確認させる。

先生「今度は、今と違うリズムでやってみよう。」
児童 さっきと違うリズムを4回、繰り返す。

先生「今日は、この「パクタンパクタン」を小太鼓、
  「ドンウドドンパク」を大太鼓で演奏します。どちらの楽器をやってみたい?」
児童「大太鼓!!」「小太鼓・・・」
先生「自分がやってみたい楽器のところに並ぼう。では、一番後ろの列、移動どうぞ。」

 大太鼓と小太鼓の児童の間に、先生が入ります。児童にも、先生にもバチ。
初めてなので、児童と一緒に演奏します。4回演奏したら「こ、う、た、い、1,2,3,4、」と言って次のペアにつなぎます。

*全員が参加して何回も繰り返すときには、一定の流れやリズムを言葉や音で作って進めると、
 楽しく、分かりやすくなります。



 授業の最後に、全員がこのリズムを大太鼓か小太鼓で演奏しました。このリズムは、エイトビートの大本のリズムです。「ルパン三世のテーマ」は16ビートですが、最初にこのエイトビートを全員刻めるようにして、学習が進んだら16ビートを刻むタンバリンかハイハットシンバルを入れていくと、リズム楽器の演奏が安定します。

 大太鼓の八分休符の部分が少し難しいかもしれません。「ドンウドドンパク」より「ドンツドドンパク」の方がかっこよく演奏できるかもしれません。短い八分休符の休みなので、できるだけ鼓面からバチを離さないで、近くで演奏するのがコツです。鼓面近くで演奏することで、音量も調節できます。大きくバチを動かす児童がいますが、喧騒合奏になってしまい、さらにうまくリズムを刻めないので要注意です。

*この曲の場合、私は最初から大太鼓にミュート用に(音を小さくするために)鼓面に布を
 かぶせます。
 布の上からバチを打ちます。

 次回、リコーダー、大太鼓、小太鼓、木琴で合奏にします。

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