日々いろいろ日記

好奇心旺盛な私。あれこれ行ってみた事、やってみた事、心の動きを書いています。

みんなの学校上映会と木村先生講演会

2018-03-11 21:30:15 | イベント、講座
今日は能勢の浄瑠璃シアターにて、みんなの学校の上映会と、舞台となった大空小学校の校長先生をされていた木村先生の講演会でした。





校長先生は、一人一人の名前をご存知なのかな?
生徒との距離が近いなあ。

先生方、保護者、地域の方のサポート、周りの協力で学校が成り立っているんだなあ。

『一人一人が作る、みんなの学校』

わざわざ大空小学校に通う為に、
この地域に引っ越してくる人達もいて、後のお話だと50人(木村先生が校長をされている間でだったかな?)。

みんなが学校で学べるように。

教室に入りたくない子供も、同じクラスの子達の声かけで入れるように。

遅刻が多い子は、起こしに行く。

支援が必要な子供達の数も多く、支援学級はなく、同じクラスで学ぶ。

サポートしてくれる人達が、様子を見てサポートしてくれる。

(自分がしてほしくない事はしない)

先生達も、自分の担当のクラスだから…と固執せず、いろんな先生達が協力して見る。

後の講演会では、ベテラン先生達は、
今まで培ってきた自信がどんどんなくなっていったと聞いた。
辞めたいと言い出す先生が多かったそうだ。

でも、皆さん、昔のやり方を捨てて、一からやり直す気持ちで挑んだそう。
今までのやり方だと通用しない。
言うことを聞いてくれない子供達が多い。

子供の前では一人の人間として接する。
一人一人を大切にする。


私はこのドキュメンタリーを見て、何を感じたか?

一人一人の子供を信頼する姿勢。

一人で抱えず、周りと協力。

家庭の背景も見る。

地域ぐるみで子供達を大切にしている姿勢。

素晴らしいなと思った。

安心できる場所、信頼できる大人って大切だね。

木村先生の、1番大変だったKくんのその後の話で、涙がでた。

Kくんの優しさ。

ネグレクトの両親、
ご飯を食べられない環境、
中学校の生徒指導の先生の体罰、

信頼していた若手担任の先生の気持ちをくみ取ること。


今は大学進学を目指していると聞いた。
発達心理学(だったかな)を学んで、教師になりたいという目標があるそう。

一人一人の子供の良さを見て、
目に見えるものだけを見ないで、
よい、悪いとジャッジしないで、
子供の気持ちを聞いて、寄り添って、
安心できる存在。


になれたら、とてもとても素晴らしいなと思った。