トランジション・タウンの実践の話。
枝廣純子さんの語る、持続可能性のための思想。
藤村靖之さん提唱「月3万円ビジネス」。
そして、参加者がグループで語り合う時間。
シンポジウムは午後1時から6時近くまで、あっという間の時間でした。
トランジション・タウンとは、「くらしをゆるやかにスローダウン」「自発的に持続可能な未来を創る」運動です。
現代の生活の中で人間が発揮することが無くなったひとりひとりの「創造性を解き放つ」。
金儲けに依らない幸せを実践する。
気心の知れた仲間の輪をつくる。
個人個人に切り離されていたみんなが繋がり合って、あらたなコミュニティができる。
こうならべると、まさにあちこちでみんなが気付き始めたコミュニティの再生、を目指す一つの実践だと言えそう。
枝廣さんは持続可能な社会の実現のために必要な思想のお話でした。
老荘思想から『無為自然」。
身の丈。足るを知る。
そして、行き過ぎずに止まることができるか。
効率だけを追い求めた結果、災害に弱くなった社会をみんな目の当たりにした。
最期に、「あなたの幸せのためにお金がいくら必要ですか」考える宿題がでました。
藤村さんの月3万円ビジネスとは。小さければ小さいほどいい。
ひとつの仕事で月3万円以上稼いではならない。ひとつの仕事にかけるのは3日まで。さも無ければ他の楽しいことができなくなる。
そんな仕事を作り出すのは簡単。潜在的な(客の)欲求に感動的な商品を提供する。評価に対してその半額で提供。
そして、いい人であるあなたはいい人しか客にしない。時に歯を食いしばってもいい仕事しかしない。
終始、かんたん、かんたんとおっしゃるけれど、聞けば聞くほどハードルが高くなってきます。
ただ、一心不乱に儲けようとして”自分で作る”時間を失い、手に入れるためにますます稼ぐという仕組みの中で暮らしていると、差し引きけっこう貧乏かもという気がしてくるお話でした。
3.11は、徐々に変わりつつあった空気にどんとインパクト。
時代が変わるとき、政治も学者もマスコミも力をなくす。
国を変えようなどとせず一人一人が仲間の中で幸せになることをめざす。
国に頼ろうとしない。脱依存。
など、いろいろ沢山の言葉をいただきました。
時代はいま、ほとんど必然的に変わりつつある。歴史が弾みを持って変わり始めている、そういう感じをもちました。
それぞれの活動を一度は見に行きたいと思います。
枝廣淳子さん:環境ジャーナリスト (有)イーズ代表。http://www.es-inc.jp/
藤村靖之さん:発明家。那須に非電化工房、非電化パークなど。見学は http://www.hidenka.net/seminar/kenngakukai.html
NPO法人トランジションジャパン http://www.transition-japan.net/
(お)
枝廣純子さんの語る、持続可能性のための思想。
藤村靖之さん提唱「月3万円ビジネス」。
そして、参加者がグループで語り合う時間。
シンポジウムは午後1時から6時近くまで、あっという間の時間でした。
トランジション・タウンとは、「くらしをゆるやかにスローダウン」「自発的に持続可能な未来を創る」運動です。
現代の生活の中で人間が発揮することが無くなったひとりひとりの「創造性を解き放つ」。
金儲けに依らない幸せを実践する。
気心の知れた仲間の輪をつくる。
個人個人に切り離されていたみんなが繋がり合って、あらたなコミュニティができる。
こうならべると、まさにあちこちでみんなが気付き始めたコミュニティの再生、を目指す一つの実践だと言えそう。
枝廣さんは持続可能な社会の実現のために必要な思想のお話でした。
老荘思想から『無為自然」。
身の丈。足るを知る。
そして、行き過ぎずに止まることができるか。
効率だけを追い求めた結果、災害に弱くなった社会をみんな目の当たりにした。
最期に、「あなたの幸せのためにお金がいくら必要ですか」考える宿題がでました。
藤村さんの月3万円ビジネスとは。小さければ小さいほどいい。
ひとつの仕事で月3万円以上稼いではならない。ひとつの仕事にかけるのは3日まで。さも無ければ他の楽しいことができなくなる。
そんな仕事を作り出すのは簡単。潜在的な(客の)欲求に感動的な商品を提供する。評価に対してその半額で提供。
そして、いい人であるあなたはいい人しか客にしない。時に歯を食いしばってもいい仕事しかしない。
終始、かんたん、かんたんとおっしゃるけれど、聞けば聞くほどハードルが高くなってきます。
ただ、一心不乱に儲けようとして”自分で作る”時間を失い、手に入れるためにますます稼ぐという仕組みの中で暮らしていると、差し引きけっこう貧乏かもという気がしてくるお話でした。
3.11は、徐々に変わりつつあった空気にどんとインパクト。
時代が変わるとき、政治も学者もマスコミも力をなくす。
国を変えようなどとせず一人一人が仲間の中で幸せになることをめざす。
国に頼ろうとしない。脱依存。
など、いろいろ沢山の言葉をいただきました。
時代はいま、ほとんど必然的に変わりつつある。歴史が弾みを持って変わり始めている、そういう感じをもちました。
それぞれの活動を一度は見に行きたいと思います。
枝廣淳子さん:環境ジャーナリスト (有)イーズ代表。http://www.es-inc.jp/
藤村靖之さん:発明家。那須に非電化工房、非電化パークなど。見学は http://www.hidenka.net/seminar/kenngakukai.html
NPO法人トランジションジャパン http://www.transition-japan.net/
(お)