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まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

水源の話

2011年05月10日 | 活動
走り出したら止まらない公共事業数々ある中のひとつ、群馬県の八ツ場ダムの話から、東京の水源、さらには町田市の井戸にまで至る話を聞きました。町田市民として残念だと思ったのは、水道事業が市から都に移されるという話です。市の側からいうと行政機関のリストラっていうことでしょうか。東京の側からいうと、多摩地域の水源(地下水)の適切な利用のためにということのようです。

八ツ場ダムを造って東京の水源にするという構想は、水質の悪さを知っていれば起きるはずも無いと思いましたし、
東京の側にもう水のニーズが無くなったことを知っていれば、もう造る意味が失われたはずだと思いました。
しかしこれは町田にすんでいて思っていることで、現地でははるかに解決しがたい葛藤があったやに聞きます。

ところで東京の水処理能力に比べて実際の処理量は7~8割に落ちているそうです。
確かに人口は増えているが、節水型機器が普及したり、水を大量に使う産業が国外に出て行ったことなどによるそうです。
産業が出て行ったという現実はいささか、寂しいものがありますね。

町田の井戸の話にまいりましょうか。

町田市内には今も市所有の井戸が6カ所あるそうです。かつて現役、いま退役。それを今後起こりうる災害時の非常用水として見直そうという意見です。水道施設・配管は地震でずたずた、あり得ます。そのとき、せめて飲み水くらいは自前で確保するのが、危機への市の備えというものでしょう。その方の構想では、1トン200世帯を割当にして、そのエリア毎に水調節をするようにしようということでした。

電力と違って(!)水利用には自由度があって、地域で切ったりつないだりができる仕組みだそうです。
もちろん、実行するためにしかるべき人を配置するとのことです。普段は水道水と混合で使っていていいが、災害時には自立する。自前水源の例として横須賀市あげられました。横須賀は基地の町、かつてインフラがそこを乗り越えてこれなかったために陸の孤島化した、その解決策が自前の水源だったそうです。今は横浜市からももらっているらしいですが。(横須賀市のホームページ参照)

というわけで、災害時の公共用井戸として、6カ所現存する井戸を見直す、今が絶好の機会だというお話でした。

(おまけ)
絶好の機会といえば「原発を止める」のも今がチャンスだと思います。浜岡原発だけといわずに、全部見直しに入ればいいのに。国が浜岡原発のとりあえずの停止を要請、中部電力側受諾との報ですが、その代わりのように他の原発は再開にも継続にも問題ないと保証してしまったのが残念。そんなこと言っていいのか、思わず叫んでしまいました。

(お)