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まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

子育て支援のゆくえ

2011年05月23日 | 活動
夜、町田市行政に関わる若手の職員の勉強会のようなものに、つてあって出席しました。
町田市の子育て世帯へのアンケート分析の報告会とともに、井上仁さん(児童福祉、社会福祉の専門家)の分析と意見を伺うという会のようでした。

アンケートから、町田市は近隣の多摩市や八王子市に比べると保育所より幼稚園利用者が多く、保育所待機児童割合(人口比)も少ないと報告されましたが、井上さんの分析は違いました。施設が足りないからとはじめから諦めているかもしれないではないか。現在就労している比率が八王子市に比べて低いのも、同じ原因からかもしれない。

というような辛口の調子で井上さんは終始意見を発しておられました。氏の話の中で私が印象に残ったのは「町田で育った子たちに再び、町田に戻ってきてもらわなくていいの?」「町田でずっと住みたいと思えるような教育をしてる?」。

そのとき思い出しました。今年2月に都市づくり部企画のまちづくりフォーラムがありました。まちづくりの観点から「選ばれる町田」「住み続けたい町田」という言葉が語られました。町田の魅力、他と違う魅力をさがす、あるいは創る、というお話をお聞きしましたが、ちょっと似ていると感じます。

町田で子育てして、やがてその子が進学や就職や結婚で町田から出ることがあっても、いずれ町田に戻ってくる。そういう支援になっているだろうかという井上さんの問いかけだと理解しました。

町田市の出生率は1.02くらい、ある区は0.6くらい。その区は予算があるから子育て支援に力を入れている。金がある人なら越していくかもしれない。
すこし動揺しますね。

子育て支援、子育ち支援、それが場当たり的な対応の連続ではなく、はっきりとした目標のある施策になることを期待しています。(お)