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町田・生活者ネットワークの活動日記

震災・脱原発を考える 緊急ティーチイン@和光大学

2011年05月19日 | 活動
浜岡原発をいったん止めるという管首相の決断に対して、手続きを踏んでいない、唐突だ、という批判をマスコミは流しています。でも私たちにとってはあり得べき決断でした。そう思う人が多い証拠に、かのNHKの世論調査でも7割近いひとが決断を評価しているとわかりました。すくなくとも、首相のあの決断は間違っていない。
そこで、いまだに管首相の足下を揺さぶる勢力があるのを憂慮し、なんとか原発村の巻き返しに対抗できる理論武装をしたいと、あちこちで知識を集めているところです。


和光大学での3回シリーズの第1回に行ってきました。

今回の発題者は 山口幸夫(原子力資料情報室共同代表)、ロバート・リケット(和光大学教員)のお二人。
山口さんの、科学の力を信じていた学生時代から合成洗剤の害に気づき、やがて有機農業を野菜を買い続けることで支えている今日までのお話。氏が揺るぎない反原発の立場に立っていること、それはどうやら同じ物理の研究者たるお連れ合いとの関係もありそうでした。

原発は5重の安全で守られてる、というが5番目の建家もあっさりと吹き飛び、やっぱり全然安全ではなかった。核廃棄物の処理方法は初めから分からなかったし、今もって分からない。中曽根さん(もと首相)が、さもなくば4等国になってしまうとばかり、先進国になるという一念で推進しました。(それが挙党態勢だったのですから・・国民も反対しなかったですし)

無責任な御用学者にはどうやってなるのか、という質問に対して、「黙ってしまうこと」「簡単になれます」「黙ってしまうとお金をくれます」とのお答え。そんなに簡単に。でも、会議の場で黙ってしまうって私たちもよくやりますよね。え、そんなことはない?

放射性物質のベクレルという基準、ひとつひとつは安全範囲でもいくつもいくつも食べれば重なってくるじゃないのという疑問。どの辺りなら安全と言えるのかという質問には「あなたがどのへんまで許容するかということ」と答える。そういえば閾値というものはない、と聞いた。自分で決めるのか。。。
「測ればこのあたり(町田市)にもかなり来てますよ」放射性物質が。やっぱりそう考えなくちゃいけないのですね。

原発が全部止まったって電力不足にはならない。ということを未だに知らない(あるいは信じられない?)人が多い。その人たちは原発の話になると引いていくという女性の話。(きっと、その人たちは反原発を口にする人を変な人とまだ思っていることでしょう。どうしてかな)

和光大の卒業生でフリーの記者をしているという男性。いまや、右だ左だではなく原発をなんとかしなきゃと一本にまとまるときが来たかんじがする、と。

原発を推進したい人の上にも、原発を反対している人の上にも、ひとしく、放射性物質はふりそそぐ。無視しようが見ないことにしようが、よく知らない名前の放射性物質がいろいろと降り注いでいる。このさい、そいつをしっかりと見据えてやろうじゃないか。どこにどれくらい降っているのか、測ってやろうじゃないか。ね、町田市さん。(お)