午後3時まえの事務所にて。敏感なひとが「あ、縦揺れ」といい、地震だとみなで言い合って、でもいつも程度だろうと高をくくったけれど、ちょっと長い。ドアを開けよう、ついでに外に出てみようか、そんなかんじで事務所外に出てみたが、揺れはとまるどころかどんどん大きくなる気配となり、おお、ついに(関東大地震か)とちょっと考えた。
止まっている車はゆさゆさと揺れ、見上げるコンビニの看板がぐらぐらとゆらぎ、その頃はもう足下がもわもわと不安定になっていた。近くのアパートから若い子たちが現れて、いかにも着の身着のままの様子。震えてなきべそ。また興奮気味にしゃべり合う顔。車のラジオを大家さんがつけてくれて10メートルに達そうかという津波が宮城県の海岸を襲ったということを知る。宮城県の沖が震源だった。
町田市では議会の開会中だったが、それどころでなくなったと聞いた。なんでも天井からバラバラと建材が落ちひびが入ったそうだ。
みな、離れたところにいる肉親に連絡を取ろうとするが携帯電話は全部不通で「こんなときには使えないわね」。収まったかに見えて、また揺れだす。事務所の電気は途絶えてしまい、仕事にもならないから明るいうちに帰ろうということになったのは午後4時頃だろうか。
自転車での帰り道。信号がついているところ、消えているところ、店の明かりの消えてるところ、ついているところ。信号が消えているところでは横断していいのか心配しながら横断、車はずっと渋滞の様子だった。道に人がいつになく沢山いる。小学校の子どもたちのお迎えか。コンビニにも人が沢山。
小田急線では止まってしまった電車が見えた。JR線も静か。
帰着してテレビを見ていると、時間を追うにつれてことの大きさが伝わってくる。見ている間にも揺れがくる。日本の地震観測史上最大の地震だったことが分かった。津波は太平洋側のほとんどの海岸に大きな波となって伝わるという予想であった。阪神淡路の大地震の百倍以上の強さだったと言われて、ひととき思考が止まる。
電車はことごとく止まり、タクシーは出払い、バスは乗っても渋滞の中という状態では、都心のひとびとは「帰宅困難者」。むやみと徒歩でかえろうとするな、二次災害に遭うととテレビは注意を喚起する。都心では何か崩壊した訳でもないし、火災が起きた訳でもないのに、安全確認をするという理由で鉄道が止まる、ということが起きている。(お)
止まっている車はゆさゆさと揺れ、見上げるコンビニの看板がぐらぐらとゆらぎ、その頃はもう足下がもわもわと不安定になっていた。近くのアパートから若い子たちが現れて、いかにも着の身着のままの様子。震えてなきべそ。また興奮気味にしゃべり合う顔。車のラジオを大家さんがつけてくれて10メートルに達そうかという津波が宮城県の海岸を襲ったということを知る。宮城県の沖が震源だった。
町田市では議会の開会中だったが、それどころでなくなったと聞いた。なんでも天井からバラバラと建材が落ちひびが入ったそうだ。
みな、離れたところにいる肉親に連絡を取ろうとするが携帯電話は全部不通で「こんなときには使えないわね」。収まったかに見えて、また揺れだす。事務所の電気は途絶えてしまい、仕事にもならないから明るいうちに帰ろうということになったのは午後4時頃だろうか。
自転車での帰り道。信号がついているところ、消えているところ、店の明かりの消えてるところ、ついているところ。信号が消えているところでは横断していいのか心配しながら横断、車はずっと渋滞の様子だった。道に人がいつになく沢山いる。小学校の子どもたちのお迎えか。コンビニにも人が沢山。
小田急線では止まってしまった電車が見えた。JR線も静か。
帰着してテレビを見ていると、時間を追うにつれてことの大きさが伝わってくる。見ている間にも揺れがくる。日本の地震観測史上最大の地震だったことが分かった。津波は太平洋側のほとんどの海岸に大きな波となって伝わるという予想であった。阪神淡路の大地震の百倍以上の強さだったと言われて、ひととき思考が止まる。
電車はことごとく止まり、タクシーは出払い、バスは乗っても渋滞の中という状態では、都心のひとびとは「帰宅困難者」。むやみと徒歩でかえろうとするな、二次災害に遭うととテレビは注意を喚起する。都心では何か崩壊した訳でもないし、火災が起きた訳でもないのに、安全確認をするという理由で鉄道が止まる、ということが起きている。(お)