3月というのに上着の襟を寄せたいような気候です。そんなこの日。
事務所を訪れたその人は、ある小規模多機能型居宅介護施設(な、長い。ちゃんと覚えらる?)で働き始めて、まだ1年にはならないでしょう。(注:介護保険制度にもとづく地域密着型サービスのひとつ。登録定員は25名以下、一日の通い利用者定員ほぼ15名以下、泊まりの定員ほぼ9名以下。痴呆の有無を問わず利用できる)
彼女は目を輝かせて「夜勤を始めたの」。口々に、えー、もうお泊まりをまかされてるの、たいへんね、すごいわ、さすがよね。「そんなことないわよ」

彼女は2級ヘルパーの資格も介護福祉士の資格もあるとなにげなく話しまして、「夜勤はたいてい独り。何かあると思うと不安はあるよ、それは」「新しい利用者さんのいる夜や、5人くらいをひとりで担当する夜は、なかなか仮眠もできないしね」(一斉にためいき)
でもそんな夜を無事に乗り切って迎えた朝、彼女は「達成感があるの」。(ああ、達成感ね!)
そのおかげで楽しく仕事をやれてると言わんばかりの明るい顔を見ていると、夜勤も悪くないかもと思えてくる不思議。達成感。それをきっぱりと言える彼女のお仕事。やっぱりすばらしいとしか言いようがありません。
夜をよく寝ずにいられるね。「わたしはわりと深夜が平気なの」わたしは夜は10時にはねちゃう。「そんな人は無理よね」
しばらくしてやおら「スマートフォン、買っちゃった」
こんどは私たちはスマートフォン談義にひとときを過ごすのでありました。 (お)
事務所を訪れたその人は、ある小規模多機能型居宅介護施設(な、長い。ちゃんと覚えらる?)で働き始めて、まだ1年にはならないでしょう。(注:介護保険制度にもとづく地域密着型サービスのひとつ。登録定員は25名以下、一日の通い利用者定員ほぼ15名以下、泊まりの定員ほぼ9名以下。痴呆の有無を問わず利用できる)
彼女は目を輝かせて「夜勤を始めたの」。口々に、えー、もうお泊まりをまかされてるの、たいへんね、すごいわ、さすがよね。「そんなことないわよ」

彼女は2級ヘルパーの資格も介護福祉士の資格もあるとなにげなく話しまして、「夜勤はたいてい独り。何かあると思うと不安はあるよ、それは」「新しい利用者さんのいる夜や、5人くらいをひとりで担当する夜は、なかなか仮眠もできないしね」(一斉にためいき)
でもそんな夜を無事に乗り切って迎えた朝、彼女は「達成感があるの」。(ああ、達成感ね!)
そのおかげで楽しく仕事をやれてると言わんばかりの明るい顔を見ていると、夜勤も悪くないかもと思えてくる不思議。達成感。それをきっぱりと言える彼女のお仕事。やっぱりすばらしいとしか言いようがありません。
夜をよく寝ずにいられるね。「わたしはわりと深夜が平気なの」わたしは夜は10時にはねちゃう。「そんな人は無理よね」
しばらくしてやおら「スマートフォン、買っちゃった」
こんどは私たちはスマートフォン談義にひとときを過ごすのでありました。 (お)