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まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

津波、原発、そして計画停電

2011年03月15日 | ニュース
あの日が、一日、一日と遠ざかる。
時は過ぎてゆくが、いま、その時は人を深く傷つける。

津波のあと、茫漠と広がるけしきの中に、
探す人が見つからない、いまだに見つからない。
握っていた手が離れた時の記憶はどんどん鮮やかになり、
そして、生きていられる不思議にまばたきをする。



私たちが強い地震に驚いただけですんだその日。そして震源の幅が分かり、マグニチュード9.0だと訂正されたあくる日。新潟と長野でも新たな地震が観測されました。今回の地震は海底の何カ所でも起こった上、地震波には一カ所特に強いところがあって、それが巨大な津波となったといいます。被災地の様子が刻々とテレビに映され、余震を体感する毎日です。

そのあいだに福島第1原発で次々と起こっている爆発は、日本人のみならず世界を震撼とさせる事態です。2重、3重の安全策もあっけなく破れて行くことを知りました。きっと精一杯の技術だったのでしょうが、今回のことで原発の安全策などとうてい講じることは不可能なのだと学びました。想定外だった、という前に、想定などできなかったということを、原発を進めた国民として皆がしっかり腹に落とすべきだと思っています。

「計画停電」は原発での発電が止まったことを補う発案です。さっそく今日から一部実施されました。東電管轄下の世帯が5グループに分かれて、時間帯をずらしながら毎日どこかで3時間程度の計画的停電を受け入れるというものです。

誰もこれに不平を言う人はいません。
やってみると節電はできないものでもないという体験になるかもしれません。

これを契機に原発を思い切って止めてみませんか。核のごみは処分に困るし、地震のたびに必ず事故を起こすし、起こした事故は犠牲無くては押さえ込めない上に、押さえられないと末代にまで禍根を残す、それが原発ですから。

太陽光の利用や、地熱の利用や、水流の利用や、風の利用などを、最上のエネルギー政策、最大のエネルギー産業にする。CO2 削減、無限の資源、安全。どれをとっても原発に勝るとも劣りません。

原発事故はわれわれにそういうことを伝えようとしています。(お)