今日部活の顧問から渦中のあの人を辞めさせるかどうかを問われました。
その時の部員の反応については、ここで書くのが忍ばれるので、管理人の意見だけ書くと。
いくら怒られても反省せず、同じ過ちを繰り返し、ひたすらに迷惑をかけまくる彼を、庇う余地が無い。
ということでした。
顧問の先生は俺が納得するなら今回の件は水に流してもいいと考えているみたいです。
でも、こういう問題って言うのは俺一人のことではないと思うんです。
俺の他にも、マリモや玄米や西村に迷惑が掛かっているわけで、もしも今赦してしまったら間違いなく緑沢にも迷惑がかかる。
今までたくさん赦してきただろう?
だから、今回は駄目だ。仏の顔も三度までって事だ。
……そう簡単に割り切れたらいいんですけどね。
たまたま件の人のブログを発見してしまい、恐る恐る読んだのですが、
果たして自分が正しいのか
不安になりました。
管理人は居場所とか対人関係とか、本当にどうでもよくて、
体育とかで一人余ってる奴を見つけると、自分がペアを組んでいたとしても、仲間に入れたくなってしまう。
その為なら自分が一人余っても別にいいって考えているんです。
偽善っぽい気はしますが、とにかくそういう性分なんです。
自分は確かに氏から多くの危害を受けました。普通の人だったら間違いなく手が出るようなところもぐっと我慢しました。
いつしか、自分は自分の手を汚さずに彼を排除できないかと視線を彷徨わせていた気がします。
俺も、きっと何処かが狂っていて、頭がおかしくなっていて、……そういう事なんだと思う。
だから、自分が自分の判断に自信を持てなくなっている。
自分に人望がある、なんて言いませんが、3年という最上級生の自分の発言が多少なりとも影響力を持っているのは歴然たる事実です。
管理人が辞めろと強く言えば、(いわゆる)世論はそちらに傾くだろうし、赦してやるかといえばそちらに傾くだろう。だからこそ、管理人は軽率な考えで発言をしてはいけないと考えているし、
発言の際は迷いを捨てないといけないって思ってる。
自分は彼から居場所を奪うようなことをしているのだろうか?
丁度、バッタさんが辞めてしまったときのように。
そして、俺の心のなかに溜まる一つの明瞭な答えに「お前は自分の居場所をどうでもいいと考えているのに、他人の居場所なんて考えている暇があるのか?もっとやるべきことがあるだろう?」という考えがあるんです。
それは、具体的な言葉にしてしまうと、文芸部のしがらみを放棄して一人で小説を書き続けるという道です。
結局、ほった(兄)はその道を選んだのだと思う。
強い人間はそういう選択を出来るのだと思う。でも、件の人は強い人間とは言えない。彼は周りからの加護を必要不可欠としているし、
他人の目が存在しなければ自分の立ち位置すらも分からなくなってしまうのだと思う。
管理人にはその気持はわからない。
分からないからこそ、迷ってしまう。
敵とか、味方とか。
辞めるとか、辞めないとか。
友達だとか、後輩だとか。
そういう事は他所でやってくれよ
こう主張する自分もいれば
大切な部員の事なんだから、
しっかりと悩んで、総意を決定しなければいけないよ。
それが最上級生の勤めだよ。
と主張する自分もいて、
居場所を必要としている人から部活を取り上げるなよ。
お前は一人で生きて行けるんだから、必要としている人に場所を譲るべきだ。
と言っている自分もいるし、
あんな爆弾を部活に置いておいたら皆が苦労するだろう。
お前が一人で生きて行くのは勝手だが、その勝手な事情で
周りの人間を困らせるなよ。
と言っている自分もいる。
自分は自分が思っている以上に疲れているのかも知れない。
自分が自分を追い込んでいる気がする。
こういう時はパーッと明るい小説を書くに限るわ。
ということで「聖剣を抜きまして」を遂行する。