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僕とマクベスのいちゃいちゃ日記っ

愛機――マクベスで綴る、日常系プログ。
小説、アニメ、遊戯王 他

ミミズクと夜の王

2011年01月26日 | 小説

流石電撃大賞作品

その一言の出来でした。何がすごいかって、この少ないページ数の中で多くの登場人物を掘り下げているところです。最近のラノベって奴は、キャラクターの掘り下げがとても少ない。テンプレート化したキャラを適当に出している。そんな感じなのですが

この作品には動機がある。

これはとても重要なことなのです。

例えば、聖騎士のマクバーレン。こいつには最後まで「うぉぉぉぉ!」とさせてもらいました。彼の生い立ちを考えると、貴族の末っ子、家を次ぐのは基本的に嫡男なので、末っ子というのは冷遇されるのでしょう。しかし、彼はそういう環境に流されること無く、強い心を持って成長しているのです。これが「市民に対しての柔らかい対応」とか「ミミズクを哀れに思い慈しむ心」さらには「後に妻となる聖剣の巫女を逃がそうとした精神」に通じるわけです。

このキャラクターは本当に良かった! ただ、ミミズクが夜の王に「食べられたい」と思う動機というのがイマイチな気がするんです。読者としてはミミズクがなぜ食べられたいのかという動機を、もっと示して欲しかったところですね。

でも、全体を言えば、◎の作品です。正直、これほどのラノベはなかなかお目にかかれません。

最後の最後まで楽しませてもらいましたww


小説を書くについて

2011年01月22日 | 小説

お久しぶりです! 管理人は生きています。

最近更新できなくてすいません。 え? お呼びじゃない? そんな事言わずに。

小説を書く人が段々増えているような気がします。管理人の布教活動のおかげでしょうか(笑)まあ、小説を書くというのは無条件で楽しいものですから、やっと魅力に気づいてもらえたって感じですね。彼らに時々質問されるのですが、管理人も「そういう考え方もあるのか……」と驚嘆することがあります。なにせ、管理人は文章読本などで勉強をした論理派ですから、既成を超えられないという弱点があったりします。

最近驚いたのは外道系主人公についてです。管理人は外道系主人公という話を聞いてイマイチイメージができませんでした。なにせ、主人公とは「読者」の分身であり、憧れる存在でなければいけないからです。彼が言うには、外道系主人公は根っからの外道だそうです。

管理人の持論では、憎まれるような行動をとっても、深い理由がある場合のみ、外道というのは許されると考えていました。この例では、手塚治虫のBJとかが有名ですね。この場合、仕草の一つ一つに「仕方なくやってるんだ」という気持ちを盛り込む必要があります。

Aは短機関銃を弾幕のように放った。被弾した敵兵は血の煙を吹き出しながら乱舞し、防壕の中へ沈む。「殺さなきゃ、死ぬだけだ……」Aは銃に語りかけるように呟いた。

これはまさに「仕方なくやっている」パターンですね。こういう仕草は配分こそ大切で、最初に読者に対して嫌悪感を与えつつも、ポツリと本音を漏らしたりすると、仕方なくやってる度アップです。ただ、あまりこういうシーンを後に出すと、途中で読者に投げられてしまうことがあるので注意です。

しかし、件の「外道系主人公」は根っからの外道だそうで、こういうシーンは無いらしいです。ベルセルクのガッツ凶悪バージョンといったところでしょうか。こういう主人公が誕生する理由は一つ現実からの開放でしょう。電車内でベチャクチャ喋ってる奴に波動拳したくなる気持ち、それを小説の中で発散する。これもまた、一つの小説の形なのかもしれませんね。

そう言えば、管理人も外道系主人公というのを書いてみました。管理人の場合は「例」で取ったようなキャラなのですが、書いていてなかなか楽しいです。


gosick アニメ

2011年01月08日 | アニメ

一言、一言だけ言わせてほしい。

 

ヴィクトリカ愛してる。

 

管理人はこの日を……三年間待ちました。

ヴィクトリカが動く、喋る、管理人の美的価値観の根源であり最愛のキャラクター。それがヴィクトリカ・ド・ブロアです。

思えば長かった、一年ほど前にもアニメ化という噂が出て、管理人は一人月を見ながら紅茶を煽り「とうとう……か」としみじみしました。

結局、その時の情報は誤りだったのですが、あの時僕にはたしかに動くヴィクトリカがみえていたのです。

 

なんだか、感動するシーンなんて無いのに泣いてしまいました

これから一週間、管理人はヴィクトリカを見るために頑張ろうと思います。ソヴュールに留学できるくらい勉強も頑張ろうと思います。

嗚呼、ヴィクトカリ……。

ああ……。

では一話の批評を始めようと思います。

色眼鏡ですが、正直、アニメにはアヴリル登場から頑張って欲しかった! いや、尺の関係上仕方ないというのは分かるのですが、まず、久城が普通に話せる普通の女の子(十分可愛いんですけどね!)を出してから、ヴィクトリカという究極に可愛い子を出す。このことで、久城の戸惑いなどを表現できたと思うです。

それに、もしアニメにするならば、一話は「野ウサギを疾らせろ」ではなく、春来る死神をやったほうが良かったと思います。ヴィクトリカとの馴れ初めですね。久城くんが首切り事件に巻き込まれて……という話です。いきなり本編からやってしまうとヴィクトリカと久城くんの信頼関係を明かさないまま、あの伝説的な「いかないでよぉ」に続いてしまうので、それはどうかなぁと思いました。

ついでに、オープニングに少し出てくるベルゼバブの頭蓋にはテンション上がりました! あそこは名シーンでしたからね。「僕のヴィクトリカ」宣言が来る場所なので、アニメではあそこまでやっていただきたい。しかし、そうなると四クールくらいやらないと間に合わないような……。

管理人が願うのは駆け足で物語を進めないでくれという点です。ヴィクトリカの「微妙な優しさ」を、尺の都合で流さないでほしい。視聴者の方に味わってほしい。それが管理人の願いです。また来週の「土曜日 1時53分」までの我慢ですね……。愛してるよヴィクトリカ!


人間を作る。

2011年01月06日 | 小説

なんかブログの書式が変わってすこし戸惑っている管理人です。

上手く書けてるかな?

前のとは違いこんなも出せるようになりました

とは言っても、あんまり管理人は色を使わない人間なのですが。。。

ってか、↑この隙間は何だ!? 直せんのか!? これ!?

っま、そこら辺は気にせず……。年が変わったので、書式も変わったのでしょう。変わらない下らなさを提供するのが此処の役目ですから。

では、本題人間が作れない!

度々言われるのですが、管理人の書くキャラクターにはどうしても血が通わないのです。人間を作るというのは錬金術的な意味ではなく、こういう意味での創るです。

人間を書くというのは管理人にとって最難関な事なのです。どうしてそうなのか、理由を考えると、管理人自体「無神経」であり無骨。相手のことを慮るのが苦手という人間なのです。そんな男が血の通うキャラクターを書くとは笑止千万です……。

やっぱりすべきなんですかねぇ 人間観察 

人間を観察していれば、その行動原理とかが分かってくる! と思うのですが……。

う~ん。新学期に入ったら、人間を見るというのを目標にしてみようと思います。

そう言えば、いま執筆中の作品を晒しスレに出してみました。相変わらずのフルボッコですが、喝が入りました。

気持ちが落ち込むと、どうしても書けなくなってしまう管理人に取って、あのスレッドは心地良い場所です。