2020 サッカー兵庫県高校選手権 第4日 神戸弘陵

2020/11/1日、神戸新聞朝刊、文字起こし

神戸弘陵　9ゴールで完封
西崎、牧野　ハットトリック
小野0-9神戸弘陵
前半、神戸弘陵の西崎が2点目を決める

神戸弘陵がすさまじい破壊力を見せつけた。9得点で
公立最後のとりでを粉砕。今大会3試合で27ゴールと
記録的な数字をたたき出している。

出番に飢えた3年生が期待に応えた。今大会初先発の
MF西崎がFW牧野とともにハットトリック。前半
終了間際にはカウンターで駆け上がり、ゴール前で
パスを受けると利き足の左足を鋭く振り抜いた。

「このピッチに立つぞ、という思いだった」と西崎。
昨年11月鎖骨骨折。選手権と新人戦を棒に振った。
県総体はコロナ禍で代替大会となり、最後の秋に
懸けてきた。3回戦までは途中出場で1点ずつ決め
「自分で言うのも何ですけど、今きてます」
と3戦連続ゴールに誇らしげだ。

メンバー争いは熾烈(しれつ)だが、西崎は「調子のいい
選手が選ばれるので、みんな気合が入っている」
と実感する。守備も今大会無失点。
慢心のない王者は、強い。（山本哲志）

小野・井上公貴主将
(大敗に)「実力差をハードワークで埋めようとしたけど
力が及ばなかった。迫力がすごかった。支部大会から
5勝して11年ぶりの舞台に立ち、21年ぶりの4強に
意気込んでいた。後輩たちには、ここを基準にしてほしい」




1月29日（金）閲覧数:591PV 訪問者数:336人