福山シティ Jの力実感サンフレと練習試合 / J参入へ中期計画公表

2020/11/5、中国新聞、文字起こし

福山シティ　Jの力実感　0-2
サンフレと練習試合
サイドを突破してクロスを上げる福山シティの高橋

サッカーの天皇杯全日本選手権に初出場で3回戦を
突破した福山シティが、12月の次戦へ向けて着々と
準備を進めている。目標は「打倒Jクラブ」で、
4日にはJ1広島と練習試合で力試し。選手は
「J1のスピード感を体感できた。この経験を
(天皇杯で)生かしたい」と意気込む。

広島県社会人リーグ1部に所属するチームは、控え選手
が主体の広島を相手にパスをつなぐスタイルを貫いた。
サイド攻撃から好機をつくったものの、0-2で敗戦。
田中主将は「寄せが甘く、一瞬の隙も見逃して
くれない」とトップレベルの力を実感した。

天皇杯は3回戦まで地域別に実施。初戦となった2回戦で
バレイン下関(山口)に1-0、3回戦で三菱自動車
水島(岡山)に2-0で快勝した。4、5回戦は他地域を
勝ち上がったチームと戦う。Jクラブと対戦できるのは
準々決勝から。あと二つ勝つ必要があり、
小谷野監督は「1試合ずつクリアし、
目標を実現したい」と力を込める。

試合後には広島の城福監督から「戦術的にしっかりと
したチーム」と高評価を受けた。田口は「広島を
相手に慌てずにボールを回すことができた。
落ち着いてやれば太刀打ちできる」。つかんだ
自信を天皇杯へつなげる。(山成耕太)



2020/11/25、中国新聞文字おこし

SHIFT(シフト)とスポンサー契約
福山シティ　J参入へ中期計画公表
胸スポンサー入りのユニフォームを
披露する岡本代表と丹下社長

福山市の福山シティフットボールクラブ(FC)は24日、
ユニフォームの胸スポンサーにソフトウェア品質保証
のSHIFT(シフト、東京)が決まったと発表した。Jリーグ
参入までの中期計画も公表。
新型コロナウイルスの影響でJ3昇格の目標を
1年延期して2024年とするほか、
同年の営業収入目標に7億円を掲げた。

シフトは、スマートフォンのアプリなどの動作確認を
する企業。丹下大社長(46)が神石高原町出身という縁
でスポンサーに決まった。この日、同市の福善寺対潮楼
であった契約締結式には福山シティFCの
岡本佳大社長(31)と丹下社長が出席し、
来月12日付の契約書にサインした。

同FCの中期計画では、営業収入目標を21年に8千万円、
23年に4.5億円、25年に7億円とした。アカデミーや
ファンクラブの発足、グッズ販売など
を強化し、経営の安定化を図る。

岡本代表は「シフトのIT技術やアイデアを経営強化に
取り入れる」、丹下社長は「岡本代表の熱意に賛同
した。時間をかけチームを一緒に築いていきたい」
と話した。(湯浅梨奈)



1月14日（木）閲覧数:492PV 訪問者数:361人