ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

2020 CHENTOCUOLEのサッカー 守備面

2021-01-07 | Weblog
守備面

攻撃から守備へ切り替わった時の
プレー原則は即時奪回。しかし空回りすると
一本のパスで4、5人が剥がされ一気にカウンター
となるので、体力面を考えても、
ミドルプレスとのミックスがよいと考える。

相手最終ラインにボールを持たせて、そこから中盤に
入ってくるパスコースを消すのが、ミドルプレス。

最低限これが出来ないと、攻撃に厚みが生まれず
得点が少ないという課題が解決されない。
プレッシングを放棄したリトリートを
90分間行うサッカーは、上のカテゴリーに行けば
行くほど、通じなくなる戦術。

プレッシャーをかける際の連携、とりわけタイミングは、
1人がボールホルダーに行くのに合わせて、周囲の
プレーヤーは近くの受け手をマーク、あるいは
パスコースを消すポジションを取るという連動性が
即時奪回、特にゲーゲンプレッシングには不可欠。

ゲーゲンプレッシングのやり方は1つではなく
ボール周辺の密度を高める、パスの受け手をマークする、
パスコースを遮断するなど、複数の選択肢がある。

例をあげると、ボールロスト時の原則は、
「ボールに一番近い選手(多くの場合ボールを奪われた選手)は
ボールにプレッシャーをかけて最も危険な前方へのパスコースを消す」
「ボールの近くにいる選手は受け手になり得る敵をマークする」
「敵がマーク出来ない距離にいる選手は
ボールとその敵の間に入ってパスコースを切る」というもの。

このようなプレスを時間、試合の流れ、タイミングを
見ながら、ボールを奪われた時点で即時行う。

あと、一歩早くから動いて距離を詰め相手を自由にさせない、
相手が左利きとわかっているのなら左足のシュートコースを
切るといった小さなディテール。そこが
きっちり詰められるかどうかが、決定的な違いになる。



参考文献
レナート・バルディ,片野 道郎 ソル・メディア 2020年
モダンサッカーの教科書II セリエA新世代コーチの現場で進む「知られざる革命」



1月6日(水)閲覧数:748PV 訪問者数:423人

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