ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

泥臭く粘り強くこれが但馬南SS 中

2021-01-18 | Weblog
2020年令和2年11月3日火曜日、神戸新聞朝刊
広域Bわがまち面


「子どもの成長に気づくときが一番うれしい」
と話す熱血漢は、大きな試合の前や後に、
選手に語る言葉が印象に残る。

「公式戦1試合、いやワンプレーで成長できる。
一瞬を大事に」「控え選手や保護者、コーチの
気持ちを背負って戦え」「欧州リーグの選手も
日本代表も、試合になれば気持ちを前面に戦う。
必死にならんと勝負にならん」


9月21日、県大会の但馬予選決勝。豊岡市を拠点にする
ライバル、但馬SCリベルテを3-1で破り、連覇した。
応援席から鼓舞したのは、19年度の3年生メンバー。
前畑南海さん(梁瀬中卒)や田中結成生さん(同)が
動画を撮影し、滝川第二(神戸市)でプレーする
村田友哉さん(出石中卒)らに配信した。

チームが目指す「但馬南が故郷であり、OBが帰ってくる
居場所」への思いはかたちになりつつある。

10月26日、関西大会を目指したクラブユース選手権
県大会はフォルテ新宮FC(西播磨)に2-3で敗れた。
前日に昨年優勝したフットサル県大会の予選リーグで
敗退した影響か、前半から本調子にほど遠かった。
2度も追い付く粘りを見せたが、3年生は公式戦
を終える結果となった。

試合後のミーティングで山本監督は「試合に入る前半の
課題は言い続けてきたこと。中学生世代は勝ち負けに
こだわってほしい」と注文を付けた上で、「後半は泥臭く、
粘り強く、うちらしかった。チームを立ち上げ、ともに
成長できた。3年生ありがとう」と締めくくった。


部活動に変わる新しいモデルに

19、20年度と但馬南SSの公式戦を取材し、
粘り強く戦い抜く姿を間近で見てきた。

初の全国大会出場は、協会幹部による代表枠の勘違いで夢と消えた。
今年はコロナ禍で大会が中止になる不運にも見舞われた。但馬は
阪神間や播州などに比べ芝のグラウンドが少なく、練習環境に
恵まれない上、遠征試合も多い。それでも「但馬南」は逆境を
はね返し、2年連続の好成績で県内にその名をとどろかせた。

つづく



1月17日(日)閲覧数:482PV 訪問者数:312人

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