製作年度:1998年
上映時間:150分
監督:マイケル・ベイ
出演:ブルース・ウィリス 、ベン・アフレック 、リヴ・タイラー 、ウィル・パットン 、スティーヴ・ブシェミ 、ピーター・ストーメア
オススメ度:★★★★☆
ストーリー:
地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、人類の運命を委ねられた14人の男たちは小惑星へと飛び立った!
コメント:
あり得ない設定にベタベタなストーリー・・・
2度、3度と観ていくうちにそんな感想が湧いてくる。
まさしくこれが”マイケル・ベイの罠”とも言うべきものなのだ。
この映画を初めて観たのが高校2年のときだった。
このときは予告編を観てもかなり期待できる作品に見えたし、周囲の騒ぎ方も助けたおかげでかなり楽しめた記憶がある。
しかし今改めて真面目に観てみるとどうだろう?
まず設定とかマジあり得ない。
地球に巨大隕石が衝突するというのにNASAが手助けを要請したのが荒くれ者の掘削プロ。
地球を救うための最終手段が、この掘削プロ集団に宇宙へ行ってもらって隕石を爆破させるというとんでもないシナリオなのだ。
しかもこいつらは本当に地球を救う気があるのかどうかもわからないくらいふざけたやつばかり。
おまけに宇宙ステーションにいるロシア人もいかれた爺さんときた。
最後に父と娘のお別れのシーン。
このシーンはあり得ないくらい長い。
そんなに話す時間がどこにあるんだよ~というくらい長すぎるのだ。
真面目に観るとあり得ないくらいツッコミどころの多いこの映画。
しかしこんな作品だが、気楽に娯楽映画として観るとそれらが全て上手い演出に観えてしまうのだ。
例えばこのむちゃくちゃなキャラ設定は親しみやすさがあって感情移入しやすいし、話の流れも徐々に緊迫した雰囲気に持っていくにはとてもやりやすい。
隕石の衝突やロケットの墜落シーンなどは迫力の映像を作るには持ってこいのシナリオなので観客を楽しますことができる。
そして極め付けが父と娘、友人たちとのお別れシーン。
周りの時間が止まってしまったのではないかと疑ってしまうくらい長いこのシーンで、ここまで時間を取られては泣かずにはいられない。
最後の最後まで気の利いた演出をしてくれるところが流石だと思ってしまう。
それにしてもマイケル・ベイはこの手の映画を作るのが上手すぎる。
『パール・ハーバー』のときも同じ手法(観客を感動させる手法とでも言っておこう)を使って戦争テーマを見事アクション映画に仕上げてくれた。
つまり、マイケル・ベイの作品を観るときに注意したいのが、真面目にそのテーマについて観るのか?それとも単なる娯楽映画として観るのか?この選択次第では雲泥の差があるということが言えるのだ。
もし隕石の衝突をテーマにした作品を真面目に観たい人には『ディープ・インパクト』の方がまだマシだと言えるだろう。
これからもマイケル・ベイの作品を観るときは娯楽映画として臨むことにしよう。
上映時間:150分
監督:マイケル・ベイ
出演:ブルース・ウィリス 、ベン・アフレック 、リヴ・タイラー 、ウィル・パットン 、スティーヴ・ブシェミ 、ピーター・ストーメア
オススメ度:★★★★☆
ストーリー:
地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、人類の運命を委ねられた14人の男たちは小惑星へと飛び立った!
コメント:
あり得ない設定にベタベタなストーリー・・・
2度、3度と観ていくうちにそんな感想が湧いてくる。
まさしくこれが”マイケル・ベイの罠”とも言うべきものなのだ。
この映画を初めて観たのが高校2年のときだった。
このときは予告編を観てもかなり期待できる作品に見えたし、周囲の騒ぎ方も助けたおかげでかなり楽しめた記憶がある。
しかし今改めて真面目に観てみるとどうだろう?
まず設定とかマジあり得ない。
地球に巨大隕石が衝突するというのにNASAが手助けを要請したのが荒くれ者の掘削プロ。
地球を救うための最終手段が、この掘削プロ集団に宇宙へ行ってもらって隕石を爆破させるというとんでもないシナリオなのだ。
しかもこいつらは本当に地球を救う気があるのかどうかもわからないくらいふざけたやつばかり。
おまけに宇宙ステーションにいるロシア人もいかれた爺さんときた。
最後に父と娘のお別れのシーン。
このシーンはあり得ないくらい長い。
そんなに話す時間がどこにあるんだよ~というくらい長すぎるのだ。
真面目に観るとあり得ないくらいツッコミどころの多いこの映画。
しかしこんな作品だが、気楽に娯楽映画として観るとそれらが全て上手い演出に観えてしまうのだ。
例えばこのむちゃくちゃなキャラ設定は親しみやすさがあって感情移入しやすいし、話の流れも徐々に緊迫した雰囲気に持っていくにはとてもやりやすい。
隕石の衝突やロケットの墜落シーンなどは迫力の映像を作るには持ってこいのシナリオなので観客を楽しますことができる。
そして極め付けが父と娘、友人たちとのお別れシーン。
周りの時間が止まってしまったのではないかと疑ってしまうくらい長いこのシーンで、ここまで時間を取られては泣かずにはいられない。
最後の最後まで気の利いた演出をしてくれるところが流石だと思ってしまう。
それにしてもマイケル・ベイはこの手の映画を作るのが上手すぎる。
『パール・ハーバー』のときも同じ手法(観客を感動させる手法とでも言っておこう)を使って戦争テーマを見事アクション映画に仕上げてくれた。
つまり、マイケル・ベイの作品を観るときに注意したいのが、真面目にそのテーマについて観るのか?それとも単なる娯楽映画として観るのか?この選択次第では雲泥の差があるということが言えるのだ。
もし隕石の衝突をテーマにした作品を真面目に観たい人には『ディープ・インパクト』の方がまだマシだと言えるだろう。
これからもマイケル・ベイの作品を観るときは娯楽映画として臨むことにしよう。