シネブログ

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『NOTHING ナッシング』

2007年02月05日 02時27分24秒 | 映画レビュー
製作年度:2003年
上映時間:89分
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:デヴィッド・ヒューレット 、アンドリュー・ミラー 、ゴードン・ピンセント 、マリ=ジョゼ・クローズ 、アンドリュー・ロウリー
オススメ度:★★★☆☆

ストーリー:
カナダのトロント。デイブとアンドリューは幼い頃からの親友同士。デイブは協調性が全くない自己中心男、一方のアンドリューは極度の心配性で家から出られない引きこもり。ルームメイトの2人は、デイブが外で働き、アンドリューが家事を引き受けることで、なんとか互いに助け合いながら生きていた。しかしそんなある日、2人はたび重なる不幸に見舞われ、ついには住み慣れた家からも追い出されようとしていた。すっかり何もかもが嫌になった2人は、思わず“放っといてくれ!”と叫ぶ。するとその瞬間から、驚いたことに彼らの周りから“無の世界”が広がっていくのだった…。



コメント:
『CUBE』を作った監督が再び奇才ぶりを発揮して作り上げた世界ということで興味があったので観てみた作品。
まさかこの映画がコメディタッチに仕上がっているとは思いもしなかった。

それにしてもこの人が作る世界観はいろんな意味でスゴイ。
僕には到底思いもつかない世界観である。
このどうにでも転がるような展開をひとつのストーリーでまとめているのはさすがだ。

とは言っても、結局なんだかよくわからない内容なのだが、観客のイマジネーションをどんどん膨らませてくれるということに関しては言う事はない。
現実と仮想の世界をちゃんと区別して観ることのできる人には楽しめる映画であろう。
そんな人にはぜひこの不思議な世界を体感してもらいたい。