シネブログ

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『プライドと偏見』

2007年02月22日 03時06分23秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:127分
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ 、マシュー・マクファディン 、ドナルド・サザーランド 、ブレンダ・ブレシン 、ロザムンド・パイク 、ジュディ・デンチ
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
18 世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人の子どもはいずれも女ばかり。女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまう。母親はなんとか娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていた。そんなある日、近所に独身の大富豪ピングリーが引っ越してきた。にわかに浮き足立つ5人姉妹。そして舞踏会の夜、次女エリザベスは、ピングリーの親友ダーシーと出会う。しかし、ダーシーの高慢な態度に強い反感を抱くエリザベス。さらに、あらぬ誤解からダーシーへの嫌悪感はますます募っていくのだったが…。



コメント:
まず驚いたことに、この映画の中ではキスシーンが一度もない。
ラブストーリーにおいてキスシーンが一度もない映画を観たのは初めての経験だった。
どことなく違和感があるというのは僕だけだろうか・・・

それはさておき、この映画はタイトルにもついているように男と女の”プライドと偏見”が見所の作品。

正直言うと、個人的には登場する女性たちの感情の動きが解り難かったのだが、この時代設定に合わせた恋愛ドラマとしては見応えのある内容だったと思う。
とにかくこの時代の女性たちは常に結婚というものを考えており、特に資産を所有している男性にはとことんアタックしていく行動派ばかりなのだ。
たまたまこの映画の主人公たちがそうだったのか、それとも全ての女性たちがそうだったのかわからないが、ここまで恥を知らず攻めていく様子は見ていてとても気持ちが良い。
まあそういう女性が多かったということもあってか、世間では様々な噂が広まりそしてその噂が疑惑、偏見へと変わっていく。
その感情のぶつけあいが繰り返され、やがて相手の本来の姿が見えたとき”愛”というものが生まれる。
主人公の二人のやりとりはまさしくそれなのである。

観ているほうとしてはとにかくもどかしい感じが続いて少しイライラするところもあるのだが、ラストの展開を考えるととても効果的な展開なのかもしれない。
どちらかと言えば女性的主観の強い作品で、ゴタゴタの上最終的に結ばれていく恋愛が好みの人にはオススメの映画である。
とにかく主演のキーラ・ナイトレイのはにかんだ顔が可愛い!
マシュー・マクファディンはどうなんだろう?
それは女性的主観から判断して欲しいところだ。