今邑彩 2000年04月28日 | ミステリー(邦人) ◆「ブラッディローズ」 今邑彩の「ブラッディ・ローズ」を読む。 っていうか、読みかけてる途中に、建築探偵が入ってきちゃってたの。 デュ・モーリアの「レベッカ」を髣髴させる内容だけど、結末は意外だった。 しかし、綺麗な薔薇の中で、ただ醜いのは人間なのか。 でも、読後には一種の透明感があった。 それは、内容が現実離れしているからというより、作者の力量なんだと思う。 今邑彩を読んだのは、これが始めてだったのだけど、いいもの見つけた感じです。 « 篠田真由美 | トップ | トマス・ハリス »