読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

篠田真由美

2000年04月27日 | ミステリー(邦人)
仮面の島(講談社ノベルス)篠田真由美著

◆「仮面の島」
 今までの建築探偵の中で、一番よかった。
 トリック(?)が甘くないとは言わないが、それを蹴散らすものがある。主役の4人が少し引いた形が、かえってよかったのかもね。
「この世に仮面なしに生きている人などいない」という言葉が切ない。
 そして仮面の下の、悪意や絶望しか見えなくなってしまう状態の苦悩。その始まりは、それでも「愛」だったと思うし、愛だから余計に切ない。人間はこの愚かさから脱却することは、出来ないのか。

 しかし、京介の過去については、このままわからないままずっと、ひっぱっていくつもりなんでしょうか? それとも、いつかは書いてくれると期待してていいんでしょうかね。

最新の画像もっと見る