読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

フィオナ・マウンテン

2004年11月30日 | ミステリー(翻訳)
死より蒼く
◆「死より蒼く」
 若いモデルの失踪の謎を解く、家族史探偵。
 系図学、という専門知識を駆使して、その人の出生のとか祖先とかを紐解いていくというのは、すごく新鮮だった。で、古き良きイギリスという雰囲気もよかったし、何より死人が少ないのがww
 推理小説としては、わき道なのかもしれないが、不思議と「正統的な」感じがした。
 内容的には、ラファエル前派っつーのを知ってないと、ちょっと辛いかも。…私は、ミレイの「オフィーリア」(川に花と一緒に浮かんでる、とても有名な絵。この本の表紙にもなっている)にモデルがいたこと自体知りませんでした。…って、リジー・シダルって実在の人物なんですか?(苦笑)
 ともあれ、すごく面白かった。
 <このミス>でもいいところいきそうな感じだけど、11月発行だから、微妙かな。