折原一 2004年11月28日 | ミステリー(邦人) ◆「沈黙者」 二つの一家惨殺事件と、自分の名を名乗らないまま裁判にかけられた男の話が、交錯して続く。 読み終われば、ああそういうことか、と納得するんだが、それにしてもなぁ。一家惨殺にいたる動機がこれでいいのか? なんか納得がいかないのであった。 一見、複雑そうな構成だが、実際はそうでもなくて、巨大迷路ですごいわくわくして入ったのに肩透かしだったって気分になる。 うーん、折原一は密かに好きなんだけど、この○○者のシリーズはあわないのかもしれない。 にしても、この表紙はすごいいいね。