goo blog サービス終了のお知らせ 

ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

サイド・エフェクト

2014年06月09日 | 洋画

『トラフィック』などのスティーヴン・ソダーバーグ監督が放つサスペンス。新薬の副作用によって夢遊病となり、夫を殺害してしまった女性と、その悲劇の裏側に隠された真実を、彼女の治療にあたった精神科医が暴こうと奔走するさまを活写。精神科医にジュード・ロウ、事件を引き起こす謎めいたヒロインに『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラ、そしてキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、チャニング・テイタムが結集した。アルフレッド・ヒッチコック監督作品のテイストを感じられる演出にも目を見張る。

金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)が違法株取引で逮捕されたのを機に、以前に患ったうつ病を再発させてしまったエミリー(ルーニー・マーラ)は、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。診察にあたる精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、かつて彼女を診ていたシーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に相談。エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起きる。

後半は予想外の展開で見応え充分。前半・中盤はまるっと騙されていた。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: SIDE EFFECTS
製作年度: 2013年
上映時間: 106分


 
 
 

デッドマン・ダウン

2014年06月04日 | 洋画

『フライトナイト/恐怖の夜』『トータル・リコール』などのコリン・ファレル主演によるサスペンス。暗殺者の男と彼に復讐を依頼した女が、思わぬ窮地に立たされながら惹かれ合う姿を活写していく。監督は、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で注目を浴びたデンマーク出身の鬼才、ニールス・アルデン・オプレヴ。彼と同作以来のコンビを組むノオミ・ラパスが、秘めた過去を持つヒロインを好演する。謎とスリルが交錯する展開に加え、重厚なガンアクションの数々にも目を見張る。

 裏社会で幅を利かせるアルフォンス(テレンス・ハワード)のもとで、殺し屋として暗躍するヴィクター(コリン・ファレル)。彼は向かいのマンションに暮らす、顔に痛々しい傷跡を残したベアトリス(ノオミ・ラパス)の存在が気になるようになる。そんな中、彼女から殺しの現場を目撃したと告げられ、通報しない代わりに顔の傷を作った男を殺害するように頼まれる。自身も妻子を殺した敵への恨みを晴らすべく、名前や経歴を変えながら慎重かつひそかに復讐の計画を進めてきたこともあり、ヴィクターは彼女と心を通わせるようになる。

昔は、脇役だと思ってたコリン・ファレルだが、存在感抜群の俳優となった感。『トータル・リコール』あたりから、主役が似合って来た。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: DEAD MAN DOWN

製作年度: 2013年

監督: ニールス・アルデン・オプレヴ

上映時間: 118分

キャスト:コリン・ファレルノオミ・ラパス、ドミニク・クーパー

 

ウルフ・オブ・ウォールストリート

2014年06月04日 | 洋画

実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。監督と主演は『ディパーテッド』『シャッター アイランド』などでコンビを組んできた、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオ。事実とは思えないほどのジョーダンのエピソードもさることながら、ジョナ・ヒルやマシュー・マコノヒーら、実力派の共演にも注目。

学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。

アメリカンドリーム、まさに成金とはこの事。、浪費の限りを尽くすエピソードは痛快でもある。出る杭は打たれる。ホリエモンを思い出した。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE WOLF OF WALL STREET

製作年度: 2013年

監督: マーティン・スコセッシ

上映時間: 179分

キャストレオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー

 

ウォールフラワー

2014年06月04日 | 洋画

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー共演の青春作。原作者のスティーヴン・チョボスキーが監督を務め、自身の小説「ウォールフラワー」を基に、思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで映し出す。困難を乗り越え成長する少年の心象風景が観る者の心を強く揺さぶる。

1991年、シャイで物静かな高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、クラスメートたちに“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られていた。だが、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによってすっかり様変わりする。チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっていたが……。

ウォールフラワーというタイトルは、なかなか友人ができないシャイな主人公のあだ名(壁の花)だ。どうしても、ハリーポッターを思い出してしまうエマ・ワトソンが好演。大人になりきっていない微妙な色気を醸し出す。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER
製作年度: 2012年
上映時間: 103分


 
 

大統領の料理人

2014年05月27日 | 洋画

『恋愛小説ができるまで』のクリスチャン・ヴァンサンが監督と脚本を務め、フランス大統領官邸史上唯一の女性料理人の実話を基につづる感動作。フランソワ・ミッテラン大統領のプライベートシェフとして腕を振るった主人公の奮闘を描く。『地上5センチの恋心』などで知られるセザール賞の常連カトリーヌ・フロが、ポジティブなヒロインを熱演。一皿一皿を丁寧かつ心を込めて作る料理人が生み出す小さな奇跡や絆が心を打つ。

ある日、フランスの田舎でこじんまりとしたレストランを経営するオルタンス(カトリーヌ・フロ)のもとにフランス政府の公用車がやって来る。彼女はパリ中心部にあるエリゼ宮殿と呼ばれる大統領官邸へと招かれ、フランソワ・ミッテラン大統領のプライベートシェフに任命されたのだ。だが、これまで女性料理人がいなかった男社会の厨房ではオルタンスはよそ者でしかなく……。

エリゼ宮の厨房という世界を垣間みる事ができる面白さ。現在のヒロインと4年前の大統領のプライベートシェフ時代が交錯して描かれ、その対比も面白かった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: LES SAVEURS DU PALAIS/HAUTE CUISINE

製作年度: 2012年

監督: クリスチャン・ヴァンサン

上映時間: 95分

キャストカトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソンイポリット・ジラルド



パイオニア

2014年05月26日 | 洋画

1980年代の石油ブームでにぎわうノルウェーを舞台に、海底500メートルでのパイプライン敷設事業に挑む兄弟ダイバーが思わぬ事故に巻き込まれる深海スリラー。監督は、『私は「うつ依存症」の女』などのエーリク・ショルビャルグが務める。音楽をフランスのエレクトロポップデュオ、Air(エール)が担当。キャストには『ヘッドハンター』などのアクセル・ヘニー、『ハンガー・ゲーム』などのウェス・ベントリー、ベテランのスティーヴン・ラングら実力派がそろう。

北海で膨大な量の石油とガスの存在が判明し、石油ブームが訪れた1980年代前半のノルウェー。海底500メートルにパイプラインを敷設する政府の一大プロジェクトに、ダイバーのクヌート(アンドレ・エリクセン)とペッター(アクセル・へニー)の兄弟が選ばれる。しかし、試験ダイブ中の事故で兄クヌートが亡くなってしまい、上層部の説明に納得できないペッターは事故の真実を追求するが……。

主人公が最初の頃は誰だか解らなった。少し頼りがいの無さそうな弟ペッターがヒロインで、兄の死の真相を究明する展開。どうなるか先が読めず、引き来まれてしまった。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: PIONEER

製作年度: 2013年

監督: エーリク・ショルビャルグ

上映時間: 106分

キャストアクセル・へニー、ウェス・ベントリースティーヴン・ラング



エンダーのゲーム

2014年05月26日 | 洋画

1985年に出版された、オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を実写化。昆虫型生命体と人類の戦争を終息させる能力と宿命を背負った少年の成長と苦悩が描かれる。監督は、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などのギャヴィン・フッド。『ヒューゴの不思議な発明』で注目を浴びたエイサ・バターフィールドが主人公のエンダーを好演、名優ハリソン・フォードやベン・キングズレーなどの実力派が脇を固める。宇宙船の艦隊が銀河を行く戦闘シーンなどのVFXビジュアルも必見。

強大な軍事力を持つ昆虫型生命体、フォーミックとの宇宙戦争を続けている人類。その第2次侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められ、宇宙で戦う技術と知識をたたき込まれていた。そんな中、戦いを終わらせる特殊な能力を秘めているとして少年エンダー(エイサ・バターフィールド)もベースキャンプに送られる。生命を持つ者同士が戦争で殺し合うことに強い疑問を抱きながらも戦士の才覚を発揮し、少年戦士の指揮官となるエンダーだった。

以前から観たかった映画、やっとDVDでレンタルが開始され、早速視聴。ゲームのような宇宙戦争の総指揮官になった主人公の成長が主なストーリー。未来であっても、人間関係は現代と同じだ。最終訓練でシミュレーションを繰り返す少年たちに決戦の妃が訪れるがそれは、観てのお楽しみ。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題: ENDER'S GAME

製作年度: 2013年

監督: ギャヴィン・フッド

上映時間: 114分

キャストエイサ・バターフィールド、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー

 

アメイジング・スパイダーマン2

2014年05月19日 | 洋画

キャストとスタッフを一新した人気アメコミ超大作の第2弾。超人的能力を駆使して正義の味方スパイダーマンとして活躍する青年ピーターが、ニューヨークの平和を脅かす敵たちに立ち向かう。監督のマーク・ウェブ、主演のアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーンと前作のメンバーが再結集し、『Ray/レイ』などのジェイミー・フォックス、『クロニクル』などのデイン・デハーンが新たに参加。迫力満点なアクションはもとより、ピーターに降り掛かる試練を見つめたドラマも見もの。

 スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、グウェン(エマ・ストーン)との関係も好調なピーター(アンドリュー・ガーフィールド)。だが、旧友のハリー・オズボーン(デイン・デハーン)がニューヨークに戻ってきたのを機に、充足していた生活が微妙に変化していく。そんな折、サイ型パワードスーツを装着したライノ(ポール・ジアマッティ)、人間発電機エレクトロ(ジェイミー・フォックス)という敵が出現。苦闘を強いられる中、追い打ちをかけるように怪人グリーン・ゴブリンとなったハリーが襲い掛かってくる。

俳優陣が変わって2作目となる今作は、劇場で3Dで観賞。それなりに楽しめたが、大好きなグウェン(エマ・ストーン)が死んでしまう展開は意外。次回作に含みを持たせたラストだったが、グウェンはどうなるの?

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE AMAZING SPIDER-MAN 2

製作年度: 2014年

監督: マーク・ウェブ

上映時間: 143分

キャストアンドリュー・ガーフィールドエマ・ストーン、ジェイミー・フォックス


 

 

ガタカ

2014年05月14日 | 洋画

 遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり……。

テレビの録画視聴。でも、こに映画を観るのは二回目だ。内容はすっかり忘れていたが、観ているうちに思い出して来た。遺伝子の研究が進むと実際にありえる話だ。産まれる前から、死亡推定年齢や病気の確率など、事前に解る社会ってどんなもんだろう。近い将来、また。この映画が観直される時が来るような気がする。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: GATTACA

製作年度: 1997年

監督: アンドリュー・ニコル

上映時間: 106分

キャスト:イーサン・ホークユマ・サーマン、アラン・アーキン、ジュード・ロウ

 


泥棒は幸せのはじまり

2014年05月02日 | 洋画

 他人の個人情報を盗んでは好き放題に贅沢三昧を繰り返すふてぶてしいおばさん詐欺師と、その被害に遭った善良な中年サラリーマンが思わぬ珍道中を繰り広げるさまを描いた全米大ヒット・コメディ。コロラド州デンバーで、妻と2人の娘と共に幸せな日々を過ごすビジネスマンのサンディ。そんな彼の元に、身に覚えのないクレジットカードの高額請求が来てしまう。なんとサンディの個人情報が盗まれ、悪用されてしまったのだ。サンディは自分のIDに記録された数々の悪行のため、警察の事情聴取を受けるハメに。さらには、職場の上司から、問題を解決しなければ解雇すると言われる始末。こうしてサンディは、自分を陥れた女詐欺師ダイアナを捕まえるため、2000マイルも離れたフロリダへ向かうのだったが…。

久しぶりに笑えた。そして、ラストはハッピーな気持ちになれた。二人の絶妙なかけあいが、印象的。

おすすめ度  ☆☆☆☆ 

原題: IDENTITY THIEF

製作年度: 2013年

監督: セス・ゴードン

上映時間: 111分

キャストジェイソン・ベイトマン、メリッサ・マッカーシー、ジョン・ファヴロー


 
 

ゴースト・エージェント/R.I.P.D.

2014年05月01日 | 洋画

幽霊捜査官コンビの活躍を描いた、異色のバディームービー。現世に潜む成仏できない悪霊たちを逮捕する霊界捜査組織にスカウトされた殉職刑事とベテランの相棒が、世界の存亡を左右する巨大な陰謀と対峙(たいじ)する。幽霊捜査官になってしまった若き刑事ニックに『[リミット]』などのライアン・レイノルズ、19世紀から捜査官を続ける相棒にして大先輩ロイに『クレイジー・ハート』などのジェフ・ブリッジスと、実力派スターが共演。奇抜な設定やコミカルな展開に加えて、迫力のアクションも見もの。

潜入捜査中に亡くなった刑事ニック(ライアン・レイノルズ)。だが、生前の刑事としての活躍や経歴を見込まれて、成仏できずに現世に紛れ込んでいる悪霊たちを逮捕しては霊界に送還する組織R.I.P.D.のエージェントにスカウトされる。1800年代からエージェントを務めている大ベテランのロイ(ジェフ・ブリッジス)とコンビを組み、次々と悪霊を捕まえていくニック。その後、二人は霊界へと通じているトンネルから悪霊たちを現世に逆流させるという陰謀が進められていることを逮捕者から聞き出す。

何かに似てると思ったら、「メン・イン・ブラック」やん。敵は、異星人でなく、悪霊だけど。二人が、人間界では、絶世の美女と中国人のおっさんというのには笑える。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: R.I.P.D.

製作年度: 2013年

監督: ロベルト・シュヴェンケ

上映時間: 96分

キャストジェフ・ブリッジス、ライアン・レイノルズケヴィン・ベーコン



天使の処刑人 バイオレット&デイジー

2014年05月01日 | 洋画

シアーシャ・ローナンとアレクシス・ブレデルがW主演を果たしたバイオレンスアクション。キュートでチャーミングなティーンエイジャーの殺し屋コンビが引き受けた、ある仕事にまつわるてん末を臨場感たっぷりに描き出す。監督を務めるのは、本作がデビュー作となる『プレシャス』の脚本家ジェフリー・フレッチャー。天使のような主人公たちが体験する、一風変わった心理劇に夢中になる。

まだ10代のバイオレット(アレクシス・ブレデル)とデイジー(シアーシャ・ローナン)は、ニューヨークでプロの殺し屋として簡単な仕事のみオファーを受けて、日々過ごしていた。ある日、彼女たちのもとに仲間のラス(ダニー・トレホ)から報酬アップの簡単な仕事の依頼が舞い込んでくる。いったん断ったものの、二人は条件の良さにつられて引き受けることに。そして、標的のアパートに潜入し……。

10代の殺し屋って、こんなありえへん設定。これって、おかしいだろ。でも、可愛いからいいか。弾が切れて、途中で買いにいくって、プロとちゃうやろ。つっこみどころ満載だけど、ま、いいか。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: VIOLET & DAISY

製作年度: 2011年

監督: ジェフリー・フレッチャー

上映時間: 88分

キャストシアーシャ・ローナン、アレクシス・ブレデル、ジェームズ・ガンドルフィーニ

 

42 ~世界を変えた男~

2014年04月25日 | 洋画

黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの伝記ドラマ。白人の世界だったメジャーリーグに飛び込み、偏見や差別に屈することなく奮闘した彼の姿を描く。監督は、『L.A.コンフィデンシャル』の脚本家としても知られるブライアン・ヘルゲランド。テレビドラマ「FRINGE/フリンジ」などのチャドウィック・ボーズマンが、ジャッキーを快演。親身になって彼を支えたドジャースの重役ブランチ・リッキーを、名優ハリソン・フォードが徹底した人物リサーチと特殊メイクを施して演じ切っている。

1947年。ブルックリン・ドジャースのゼネラルマネージャーを務めるブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は、黒人青年ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)と契約、彼をメジャーリーグ史上初の黒人メジャーリーガーとして迎える。だが、白人以外には門戸を開かなかったメジャーリーグにとって彼の存在は異端なものでしかなく、チームの選手たちはもちろん、マスコミや民衆からも糾弾される。そんな状況ながらも、背番号42を誇るようにプレーするジャッキーの姿は次第に人々の気持ちを変えていく。

単なる野球映画でなく、人種差別に挑戦した感動の映画だ。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題: 42

製作年度: 2013年

監督: ブライアン・ヘルゲランド

上映時間: 128分

キャストチャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード、ニコール・ベハーリー

 

 

ハンガー・ゲーム2

2014年04月25日 | 洋画

スーザン・コリンズのヒット小説を原作にした、サバイバルスリラーのシリーズ第2弾。少年少女たちが殺し合う「ハンガー・ゲーム」で勝ち残ったカットニスとピータが、新たなゲームに挑む姿を活写する。前作に引き続き、ジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソンが出演し、新たに名優フィリップ・シーモア・ホフマンが彼らを追い詰める悪役で共演。歴代ウィナーたちの参加で激しさを増す、ゲームの行方とアクションから目が離せない。

12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。男女ペアで勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)は、凱旋(がいせん)ツアーで各地区を回る中で、自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。同様に国民の変化を悟ったスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、カットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させる。

アメリカ版「バトル・ロワイアル」とも言われた1作目は評判は今一つ、2作目でいきなり傑作に・・・という指摘もあるが、なんだかなぁ。もう一つ、ピンと来なかった。何故、ハンガーゲームをしているのかが、説明されているだろうが、私には理解できなかった。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE

製作年度: 2013年

監督: フランシス・ローレンス

上映時間: 147分

キャストジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソンリアム・ヘムズワース



しあわせの帰る場所

2014年04月18日 | 洋画

崩壊した家族の葛藤と再生を、「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツ、「デンジャラス・ラン」のライアン・レイノルズ、「スパイダーマン」のウィレム・デフォーら豪華スター共演で描いたヒューマンドラマ。厳格な父チャールズに幼少時から反発心を募らせてきた小説家マイケルは、家族の集まりで17年ぶりに帰郷することに。ところがその途中、思わぬ事故で母リサが亡くなってしまう。優しかった母を失ったことで、マイケルと父の確執はますます深まっていく。そんな矢先、マイケルは遺品整理の途中で母の意外な秘密を知る。 

 憎らしい父親役のウィレム・デフォーがいい演技。どこかで観た顔だと思っていたら、「スパイダーマン」の悪役だったのねん。

おすすめ度  ☆☆☆☆

 原題: FIREFLIES IN THE GARDEN

製作年度: 2008年

監督: デニス・リー

上映時間: 99分

キャストライアン・レイノルズ、ジュリア・ロバーツ、ウィレム・デフォー