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ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

マダム・イン・ニューヨーク

2015年01月26日 | インド映画

自分の価値を認めてもらえない専業主婦が一念発起し、英語が苦手というコンプレックスを克服して誇りと自信を取り戻していく姿を描いたインド製ドラマ。専業主婦のシャシは、2人の子どもと忙しいビジネスマンの夫サティシュのために尽くしてきたが、事あるごとに家族の中で自分だけ英語ができないことを夫や子どもたちにからかわれ、傷ついていた。ニューヨークに暮らす姉から姪の結婚式の手伝いを頼まれ、渡米したシャシは、「4週間で英語が話せる」という英会話学校を見つけ、姉にも内緒で英会話学校に通うことを決める。仲間とともに英語を学ぶうちに、次第に自信を取り戻していくシャシだったが……。主演はインドで国民的人気を誇る女優のシュリデビ。新鋭女性監督ガウリ・シンデーがメガホンをとった。

インドの富裕層だと思われる専業主婦がニューヨークに行く。英語がしゃべられないので惨めな思いをするが、似たような経験は自分にもある。それを克服し、結婚式でのスピーチは感動もの。幸せな気分になれる。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題:English Vinglish

製作年:2012年

上映時間:134分

監督:ガウリ・シンデー

キャスト:シュリデビアディル・フセイン、アミターブ・バッチャン



スタンリーのお弁当箱

2014年10月22日 | インド映画

アクションやミュージカルが詰め込まれた娯楽大作映画が主流のインド映画界で、素人の子どもたちを集めて撮られた小作ながらも、大ヒットを記録したハートフル・コメディドラマ。みんなを笑わせるのが大好きなクラスの人気者スタンリーは、家庭の事情で学校にお弁当を持ってくることができず、昼食の時間はいつも水道水を飲んでお腹を満たせていた。そんなスタンリーを助けようと、級友たちはお弁当を分けてあげるが、食い意地の張った先生に見つかって弁当を取り上げられた上、スタンリーは先生から「学校へ来なくていい」と言われてしまい……。

 途中までは、なぜ、スタンリーが弁当を持ってこられないか解らない。本人は、クラスメイトに「両親ともデリーに働きに出ているので作る人がいない」と説明している。しかし、後半に解る事だが、実際は両親は亡くなっていて、意地の悪そうな伯父さんの食堂で働きながら、気を使って生活していて、弁当を作ってほしいと言えなかったのだ。そんな境遇のスタンリーだが、明るく人気者なのが、微笑ましい。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題:Stanley Ka Dabba

製作年:2011年

上映時間:96分

監督:アモール・グプテ

キャスト:パルソーヌマーン、アビシェーク



オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主

2014年02月03日 | インド映画

DVDベストセラー作家、ディーン・クーンツの小説「オッド・トーマスの霊感」を基に『G.I.ジョー』シリーズなどのスティーヴン・ソマーズが映画化したアクション。霊感を持つ青年オッド・トーマスと、町に惨劇を呼び込む悪霊ボダッハとのし烈な戦いをダイナミックに描く。主演は、『スター・トレック』シリーズなどのアントン・イェルチン。『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォーが、主人公と協力し合う警察署長を演じる。悪霊や超常現象などの映像を『アバター』などのVFXチームBUFが手掛けるとあり、迫力あるビジュアルに期待。

オッド・トーマスはダイナーに勤務する20歳のコックである一方、実は霊能力の持ち主。女の子の霊に導かれて殺人犯を捜し出すなど、死者が見えると放ってはおけない。そんなある日、ダイナーでボダッハという気持ち悪い悪霊を大量に見つける。ボダッハは流血の惨劇が近づいていることをときに現れる悪霊。オッドは町の危機を救うことができるのか……。

DVD新作。めっちゃ面白かった。サイキックの話だが、大量殺人を目論むグループとの闘いを描くもの。恋人役のアディソン・ティムリンも良かった。ナチョラルな演技がいいし、可愛い。今後。注目だ。ラストは、息を飲む展開、悲しい場面も。

おすすめ度  久しぶりの ☆☆☆☆☆

原題: ODD THOMAS

製作年度: 2013年

監督: スティーヴン・ソマーズ

上映時間: 96分

キャストアントン・イェルチン、アディソン・ティムリン、ググ・ンバータ=ロー


 

ロボット

2012年12月10日 | インド映画

最先端VFX、ド派手なアクション、マサラムービーならではの絢爛さを融合させたカオスな世界観が評判となり、世界興収100億円を超えるヒットをマークしたSFアクション。自身を無残に破棄した博士をうらむ超高性能ロボットが引き起こす暴走劇が繰り広げられていく。インド映画界のスーパースターとして日本でも知られる『ムトゥ踊るマハラジャ』のラジニカーントが、天才博士と狂気に支配されたロボットを一人二役で熱演する。監督は、『ジーンズ/世界は2人のために』などのシャンカール。

インド映画はあまりなじみがなかったが、結構はまった。大作なのにびっくりだ。「ラジニカーント」も知らなかったが、インド映画界のスーパースターで有名だったのねん。天才博士と狂気に支配されたロボットを一人二役というのも解らなかった。インド映画も、もっと注目せねば。

おすすめ度 ☆☆☆☆

原題: ENDHIRAN/THE ROBOT

製作年度: 2010年

監督: シャンカール

上映時間: 139分

キャストラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン、ダニー・デンゾンパ

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