ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

地獄でなぜ悪い

2015年03月03日 | 邦画

「愛のむきだし」「ヒミズ」の鬼才・園子温監督が、自身初の娯楽作と銘打つアクション活劇。ヤクザの組長・武藤は、獄中の妻しずえの夢でもある、娘ミツコを主演にした映画の製作を決意。「映画の神様」を信じるうだつのあがらない映画青年と、通りすがりのごく普通の青年を監督に迎え、手下のヤクザたちをキャストに映画作りを始める。しかし、対立する池上組の組長でミツコに恋心を抱く池上も巻き込み、事態は思いもよらない方向へと進んでいく。園組へ初参加となる國村隼が武藤役で主演。ミツコ役の二階堂ふみ、池上役の堤真一ほか、長谷川博己、星野源、友近ら個性的かつ実力派の俳優たちが集う。

前半は、やくざと映画少年たちが結びつかないので、何がなにやら解らなかったが、後半から俄然面白くなる。殴り込みのシーンも迫力あって面白かった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2013年

上映時間:129分

監督:園子温

キャスト:國村隼堤真一、二階堂ふみ



ポンペイ

2015年02月19日 | 邦画

「バイオハザード」シリーズ、「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のポール・W・S・アンダーソン監督が、西暦79年のベスビオ火山の噴火によって灰となったローマ帝国の街ポンペイを舞台に描いたアクション大作。ローマ人に一族を滅ぼされたケルト人騎馬族の生き残りで、奴隷となりグラディエーターとして成長したマイロは、ポンペイの有力者の娘カッシアと出会い、身分の差を乗り越え恋に落ちる。しかし、カッシアは、かつてマイロの家族を殺したローマの上院議員コルヴスに婚約を迫られていた。やがて自由の身になったマイロが街を離れようとした時、ベスビオ山が噴火。マイロは愛するカッシアを救うため、溶岩が迫りくる街へと舞い戻る。主演は、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を集める新進俳優キット・ハリントン。

上院議員コルヴス役に人気ドラマ「24」のキーファー・サザーランド。基本、悪役顔なのではまり役。ベスビオ火山の噴火によって街が消滅した歴史に、御岳山の噴火や3.11の惨事を思い出す。いろんなドラマがあっても、最後はすべてを奪う災害に圧倒される。

おすすめ度  ☆☆☆

原題:Pompeii

製作年:2014年

上映時間:105分

監督:ポール・W・S・アンダーソン

キャスト:キット・ハリントンキャリー=アン・モス、エミリー・ブラウニング



探偵はBARにいる2  ススキノ大交差点

2015年02月05日 | 邦画

大泉洋主演で東直己の小説を映画化して人気を博した「探偵はBARにいる」(2011)のシリーズ第2作。札幌・ススキノの探偵と相棒兼運転手の高田は、相も変わらず危ない仕事で日銭を稼ぐ日々を送っていた。そんなある日、友人だったオカマのマサコちゃんが殺害される事件が発生。警察の捜査は遅々として進まず、探偵が独自に調査を始めるが、事件の背後にカリスマ政治家の影がちらつく。やがてマサコちゃんが熱狂的ファンだった美人バイオリニストの弓子が現れ、探偵に事件の真相を暴くよう依頼する。原作は小説のシリーズ第5作「探偵はひとりぼっち」。

マサコちゃんを殺した犯人が、後半まで解らない。そして、マサコちゃんと美人バイオリニストの弓子の関係もラスト近くに解る。よくできたシナリオだ。マサコちゃんという名前には違和感があるが。配役はゴリだし。バイオリニスト役の尾野真千子は良かった。

おすすめ度  ☆☆☆

製作年:2013年

上映時間:119分

監督:橋本一

キャスト:大泉洋松田龍平、尾野真千子



シャニダールの花

2015年01月30日 | 邦画

「生きてるものはいないのか」の石井岳龍監督が、改名前の石井聰亙として活躍していた頃から企画を温めていたオリジナル作品。選ばれた女性の体に咲き、新薬開発のために高値で取り引きされる「シャニダールの花」の成長をケアする特殊施設を舞台に、植物学者と新人アシスタントが、花の提供者と触れ合いながら生命の根源を見つめ直していく姿を描く。シャニダール研究所に勤める植物学者の大瀧とセラピストの響子は、シャニダールの花の成長に誘われるかのように、次第にひかれあっていく。しかし、花を採取する際に提供者の女性が死亡する事件が連続して発生。大瀧は研究所に不信感を抱きはじめ……。主演は「ヘルタースケルター」「るろうに剣心」など話題作が相次ぐ綾野剛と、「東京オアシス」「舟を編む」の黒木華。

なんとも中途半端な映画だった。何のために花が女性に寄生するのか、最後まで解らないので、ストレスが残る。ネアンデルタール人は花に寄生されて滅びたって・・・納得できね~。

おすすめ度  ☆

製作年:2012年

上映時間:104分

監督:石井岳龍

キャスト:綾野剛黒木華、刈谷友衣子



青天の霹靂

2015年01月26日 | 邦画

お笑いタレントの劇団ひとりが、自身の書き下ろし小説を初監督で映画化。売れないマジシャンの男が40年前にタイムスリップし、生き別れたはずの両親との出会いを通して自分の出生の秘密を知っていく姿を笑いとユーモアを交えながら描く。39歳の売れないマジシャンの晴夫は、母に捨てられ、父とは絶縁状態。ある日、父の訃報を聞いて絶望した晴夫は、気がつくと40年前の浅草にタイムスリップしていた。そこで若き日の父・正太郎と母・悦子と出会い、スプーン曲げのマジックで人気マジシャンになった晴夫は、父とコンビを組むことに。やがて母の妊娠が発覚し、10カ月後に生まれてくるはずの自分を待つ晴夫は、自身の出生の秘密と向き合うこととなる。主人公・晴夫役で大泉洋が主演。劇団ひとりが父・正太郎に扮し、母・悦子を柴咲コウが演じる。

劇団ひとりの映画を観るのは2本目と思っていたら『陰日向に咲く』は監督でなく、原作者とのこと。これが監督デビュー作だった。どちらも、背伸び感がなくて好感が持てる。まさに才能ありだ。次回作も楽しみ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2014年

上映時間:96分

監督:劇団ひとり

キャスト:大泉洋柴咲コウ、劇団ひとり



幸福の黄色いハンカチ

2014年12月02日 | 邦画

山田洋次監督が高倉健を主演に描く人間ドラマ。共演に倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり。失恋して自暴自棄になった鉄也は、新車を買って北海道へ傷心の旅に出る。そこで鉄也は一人旅をしていた朱美のナンパに成功し、さらに2人は海岸で勇作という男と知り合う。旅をともにすることになった3人だが、刑務所から出所したばかりだと話す勇作が、愛妻へ出した葉書のことを語り始め……。

これも追悼番組の一つだろう。もちろん、観てはいるが、久しぶりなので忘れている部分も多く、懐かしく観る事ができた。ラストの感動的シーンは今も胸が震えるほどの感動ものだ。1977年の作品でも全く色あせていない名作である。高倉健の出演作ベスト3に入れたい。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:1977年

上映時間:108分

監督:山田洋次

キャスト:高倉健倍賞千恵子桃井かおり、武田鉄矢



あなたへ

2014年11月27日 | 邦画

高倉健が「単騎、千里を走る。」(2006)以来の映画出演を果たした人間ドラマ。監督は、高倉とともに「夜叉」(1985)、「あ・うん」(89)、「鉄道員」(99)などを生み出してきた降旗康男。北陸にある刑務所の指導技官・倉島英二は、最愛の妻を53歳で亡くし、「故郷の海に散骨してほしい」と記された絵手紙を受け取る。生前には口にしなかった妻の真意を知るため、英二は自家製キャンピングカーで妻の故郷・長崎へと向かう。「夜叉」「あ・うん」のプロデューサーで08年に死去した市古聖智が遺した原案を、降旗監督と脚本家の青島武が再構築したオリジナルストーリー。高倉とは「夜叉」以来27年ぶりの共演となるビートたけしのほか、田中裕子、佐藤浩市、草なぎ剛、綾瀬はるか、余貴美子ら、ベテランから若手まで日本映画界を代表する顔ぶれがそろう。公開後の12年10月に他界し、本作が遺作となった大滝秀治は、第36回日本アカデミー賞(13年3月発表)で最優秀助演男優賞を史上最高齢で受賞。また、余貴美子も最優秀助演女優賞を受賞した。

高倉健さん83歳。おふくろと同じ年齢で亡くなった。高倉健最後の出演映画がこの映画なので、追悼番組として放送された。この映画は、実際に観ているが、この時高倉健81歳。どう観ても、70歳ぐらいにしか見えない。しかし、映画の中で歩く姿は、足も細く、ふらふらしていて、年相応に見える時もあった。誰もが、これが最後の映画と思ったのではないかと想像する。合掌。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2012年

上映時間:111分

監督:降旗康男

キャスト:高倉健田中裕子、佐藤浩市、草なぎ剛



ブルージャスミン

2014年11月18日 | 邦画

ウッディ・アレン監督が初タッグとなるケイト・ブランシェットを主演に、上流階級から転落したヒロインが再起をかけて奮闘し、苦悩する姿を描いたドラマ。ニューヨークの資産家ハルと結婚し、セレブリティとして裕福な生活を送っていたジャスミンは、ハルとの結婚生活が破綻したことで地位も資産も全て失ってしまう。サンフランシスコで庶民的な生活を送る妹ジンジャーのもとに身を寄せたものの、不慣れな仕事や生活に神経を擦り減らせ、次第に精神が不安定になっていく。それでも再び華やかな世界へと返り咲こうと躍起になるジャスミンだったが。第86回アカデミー賞でブランシェットが主演女優賞を受賞。共演にアレック・ボールドウィン、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガードら。

セレブな生活と庶民の生活とのギャップを描くのは理解できるが、なんとも後味が悪い。だから、何なのって感じ。ウッディ・アレン監督にしては期待はずれだ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題:Blue Jasmine

製作年:2013年

上映時間:98分

監督:ウッディ・アレン

キャスト:ケイト・ブランシェットサリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン



アウトレイジ ビヨンド

2014年10月16日 | 邦画

北野武監督・主演で悪人同士の壮絶な権力争いを描いたバイオレンス映画「アウトレイジ」の続編。関東最大の暴力団組織・山王会の抗争から5年。関東の頂点を極め、政治の世界に進出するなど過剰に勢力拡大を進める山王会に対し、組織の壊滅を図る警察が動き始める。関西の雄ともいえる花菱会に目をつけた警察は、表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団組織を対立させようと陰謀を企てる。そんななか、以前の抗争中に獄中死したはずのヤクザ・大友が生きていたという事実が持ち出され、突然出所を告げられる。前作から続投のビートたけし、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、小日向文世らに加え、関西ヤクザ役で西田敏行、塩見三省、高橋克典、桐谷健太、新井浩文らが新たに参戦。

テレビ録画視聴。2010年「アウトレイジ」の続編、2014年2月には、「アウトレイジ・ギャング」が公開されたので、この作品は2作目となる。日本のヤクザを描く作品としては、従来の任侠ものと一線を画し、リアル。残虐に人を殺すシーンは息を飲む。北野映画の代表的な作品。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2012年

上映時間:112分

監督:北野武

キャスト:ビートたけし西田敏行、三浦友和、加瀬亮



さよならドビュッシー

2014年10月03日 | 邦画

「このミステリーがすごい!」第8回大賞を受賞した中山七里の同名小説を、「告白」「桐島、部活やめるってよ」の橋本愛主演で映画化。ピアニストを目指す16歳の遥は、両親や祖父、従姉妹らに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ、ひとりだけ生き残る。全身に火傷を負い、心にも大きな傷を抱えた遥は、それでもピアニストになることをあきらめず、音大生・岬洋介の指導の下、コンクール優勝を目指してレッスンに励む。しかし、周囲で不吉な出来事が続発し、ついには殺人事件まで起こってしまう。岬役には、今回が演技に本格初挑戦となる現役ピアニストの清塚信也。監督は、自身も俳優として活躍する利重剛。

ラストに衝撃の真実が・・・。う~ん、気が付かなかった。そういう事だったのねん。ネタバレになるので言えないという典型。面白かった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2013年

上映時間:131分

監督:利重剛

キャスト:橋本愛清塚信也柳憂怜



抱きしめたい

2014年09月11日 | 邦画

北川景子と錦戸亮が主演、HBC北海道放送でドキュメンタリー番組「記憶障害の花嫁 最期のほほえみ」としても紹介された実話を映画化したドラマ。高校時代に遭った交通事故の影響で左半身がマヒし、記憶障害も抱えている女性つかさ。それでも前向きに笑顔で生きる彼女に恋をしたタクシー運転手の雅己は、付き合っていた恋人と別れ、つかさと真剣に向き合う。いつしかかけがえのない存在となった2人は結婚を決意するが、周囲は猛反対。それでも思いの揺るがない2人の間に新しい命が宿り、それぞれの親もついに結婚を認める。しかし幸せの絶頂の2人に、非情な試練が待ち受けていた。監督は、「カナリア」「この胸いっぱいの愛を」の塩田明彦で、「どろろ」以来約7年ぶりに長編映画でメガホンをとった。

北川景子主演作を初めて観る。スタイルも良くて、美人だと思うが、映画でも好感度良し。障害を抱えながらも明るく生きる主人公を熱演だ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2014年

上映時間:122分

監督:塩田明彦

キャスト:北川景子錦戸亮、上地雄輔



体脂肪計タニタの社員食堂

2014年08月12日 | 邦画

レシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」で社会現象を巻き起こした健康機器メーカー、タニタの社員食堂にまつわる実話をもとに映画化したハートフルコメディ。タニタの気弱な2代目副社長・幸之助は、病に倒れたワンマン社長・卯之助の代わりに新商品発表会のプランを任されてしまう。そこで彼は、太り気味の社員たちがダイエットに挑むキャンペーンを提案。高校時代の同級生である栄養士・菜々子を雇ってプロジェクトを開始する。

料理のできない栄養士の役を優香が好演。優香の映画は初めてだが、なかなかの好感度。途中、くどいが、面白かった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2010

上映時間:100分

監督:李闘士男

キャスト:優香浜野謙太、草刈正雄



永遠の0

2014年08月11日 | 邦画

零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『ALWAYS』シリーズなどの監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と呼ばれたパイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。主人公の特攻隊員役に、『天地明察』『図書館戦争』などの岡田准一。現代に生きる孫に三浦春馬がふんするほか、井上真央や夏八木勲など若手からベテランまで多彩な俳優が共演する。生と死を描く奥深い物語はもちろん、サザンオールスターズによる心にしみる主題歌にも注目。

祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり。

百田尚樹の戦争感はあまり好きではないが、特攻隊の生き残りを訪ね歩き、主人公の宮部久蔵(岡田准一)の存在を浮き彫りにする展開は面白い。零戦の飛ぶシーンも、リアルで見応えがあった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2013年

上映時間:144分

監督:山崎貴

キャスト:岡田准一、三浦春馬、井上真央

 

 



小さいおうち

2014年08月11日 | 邦画

名匠・山田洋次の82作目となる監督作で、第143回直木賞を受賞した中島京子の小説を映画化。昭和11年、田舎から出てきた純真な娘・布宮タキは、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていたある日、雅樹の部下で板倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく。それから60数年後、晩年のタキが大学ノートにつづった自叙伝を読んだタキの親類・荒井健史は、それまで秘められていた真実を知る。時子役に松たか子が扮し、晩年のタキを倍賞千恵子、若き日のタキを「舟を編む」「シャニダールの花」の黒木華が演じる。

お手伝いさんの目線から昭和の時代を描く作品。現代と昭和の時代が同時に進行し、回想録の感じで描かれる。アナと雪の女王で一躍脚光を浴びている松たか子とこの映画で賞を取った黒木華の演技が見物。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年:2014年

上映時間:136分

監督:山田洋次

チャスト:松たか子黒木華、片岡孝太郎



横道世之介

2014年07月31日 | 邦画

「悪人」「パレード」の吉田修一による青春小説を、「南極料理人」の沖田修一監督が映画化。1980年代を舞台に、長崎の港町から大学進学のため上京したお人好しの青年・横道世之介や、その恋人で社長令嬢の与謝野祥子らが謳歌した青春時代を、心温まるユーモアを交えながら描く。主人公の世之介に高良健吾、ヒロイン・祥子に吉高由里子ほか、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛らが出演。劇団「五反田団」主宰の劇作家で小説家の前田司郎が共同脚本を担当。

大きな事件があるわけでもなく、たんたんと日常が送られていく、不思議な展開。社長令嬢の与謝野祥子役を吉高由里子が好演。「ごきげんよう」と言うのには驚く。朝の連ドラの「花子」と一緒じゃんね。

おすすめ度  ☆☆☆

製作年:2013

監督:沖田修一

キャスト:高良健吾吉高由里子、池松壮亮