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ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

ザ・パシフィック

2010年04月02日 | 米ドラマ
 映画監督スティーブン・スピルバーグ氏、俳優トム・ハンクス氏ら3人が制作総指揮し、ガダルカナル島や硫黄島、沖縄など太平洋戦争の戦場をリアルに描く連続ドラマ「ザ・パシフィック」が14日夜から有料ケーブルテレビHBOで全米放映される。制作費約2億ドル(約181億円)の大作で、放映前から米国で話題になっている。

 3人の若い米海兵隊員が主人公。若者たちが見た戦場を再現し、戦争に翻弄(ほんろう)された3人の人間ドラマが全10話で描かれる。AP通信によると、爆弾を身に着けた日本人女性が乳児を抱えて自決するなど生々しいシーンもある。スピルバーグ氏は「戦争の本質を描かなければ、戦った兵士たちに失礼。正当な描写にもならない」と語る。

 夏には日本でもWOWOWで放映される予定。dvdはいつになるか解らないが、観てみたいドラマだ。

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ヒーローズ/シーズン3

2010年03月30日 | 米ドラマ
 韓国ドラマと並行して観ているのがこのドラマだ。一時の熱狂的な時期は終わり、レンタルでも借りる人はあまりいない。シーズン1は確かに衝撃的だったが、シーズン2や3までくると、死んだり生き返ったり、何でもありでちょっと食傷気味になってきた感がある。

 2006年にアメリカで放送が始まるや否や一大ブームを巻き起こしたSFドラマ・シリーズ。それぞれに特殊な能力を持った“ヒーロー”たちの活躍を描く。個性的なキャラクターがさまざまに絡み合いながら、スリル満点のストーリーが展開する。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作総指揮: ティム・クリング、 アラン・アーカッシュ、 デニス・ハマー
音楽: リサ・コールマン
音楽: ウェンディ・メルヴォワン
キャスト: ヘイデン・パネッティーア、 マシ・オカ、センディル・ラママーシー、 エイドリアン・パスダー、 マイロ・ヴィンティミリア、 アリ・ラーター、 ノア・グレイ=ケイビー、 グレッグ・グランバーグ、 ジャック・コールマン、 ジェームズ・カイソン・リー

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ターミネーター(TVドラマ)

2009年01月28日 | 米ドラマ
 大ヒット映画シリーズ「ターミネーター」のテレビ版DVDが面白い。
  
 大ヒット映画『ターミネーター』のスピンオフ・ドラマ。番組名は、『Terminator: The Sarah Connor Chronicles』(ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ)だ。
 未来からの襲撃に息子と共に立ち向かうヒロインのサラ・コナーを演じるのは、映画『300<スリーハンドレッド>』のレナ・へディー。

 映画版の2と3の間で、サラ・コナーがまだ生きている頃のストーリーが描かれている。カリフォルニア州知事に出世したシュワルツェネッガーは出てこず、他の俳優たちも総入れ替え。このシリーズにジョン・コナーを守りに送り込まれたターミネーターは少女型で、シュワルツェネッガー型よりもバージョンアップしているという設定。
 また、映画版本作は爆破やカーチェイスなどのアクションに頼るところが多かったが、テレビ版はストーリー展開重視でアクションは抑え目になっている。ターミネーターと人間のコミュニケーションギャップにまつわるコミカルなシーンは健在で、笑えるやり取りはむしろ映画版よりも増えている。

 この手のオリジナル作品からのスピンオフやリメイクは、ヒット作の果実を最収穫するためによくとられる手法だが、ストーリーや設定がきちんと練りこまれていないと単なる便乗や「原作レイプだ」と批判されるような作品となってしまう。本作品についてはその点ストーリーがよく練りこまれていて、うまくオリジナルの設定やテイストを活かしながら新たなオリジナル作品を生んでいると言ってよい仕上がりになっている。

 人気のあるオリジナルにしてもよいところと悪いところがあるし、時代が過ぎて技術が進化すれば、以前よりも表現の幅が広がっていることもある。よいところをうまく活かしながらいかに新たな要素を組み込んで行くかというところをよく考えないと、単なる焼き直しに終わってしまう。オリジナルの解釈が甘いままに余計な手を加えると、ファンからは余計なことしてくれるなと非難の声が上がる。スピンオフやリメイクは、オリジナルの威を借りることができる分、別の難しさが増すというところだ。

 この「Terminator: The Sarah Connor Chronicles」に関しては、その辺りがうまく消化されている印象だ。映画版を見ている人は、ストーリーや演出面でオリジナルのよさがどう消化されて反映されているかを演拾いながらみるのも面白い。続編だからとたかをくくらずに見てほしいオススメの作品だ。

期待度  ★★★★★







ROME

2008年04月15日 | 米ドラマ
 愛憎渦巻くローマ帝国の覇権争いの中、血にまみれながら二人の兵士は真の友情を築いていく。『地獄の黙示録』のジョン・ミリアス原案・製作総指揮作品!製作費200億円!映画をも超える超大作TVシリーズ。

 当初は、つまらなかったが、だんだんと面白くなってきた。今は、まだ途中ながら、カエサルが暗殺されたところまで観た。(5巻)

 始まりはこうだ。

 紀元前52年、ローマは世界で最も財力のある都市であった。しかし今、その主義は不正や暴力行為によって崩壊しつつあった。階級の落差は激しく、法や政治を統制する組織の権力は弱まり、軍事組織が勢力を高めていた。

 8年に渡る戦争の末、ガリアを征服したガイウス・ユリウス・カエサルは忠実な百戦錬磨の軍人たちを率い、捕らえた者たちから得た財宝の金や略奪品、そして抜本的な社会改革のための、国民への課題を持って帰途につく。

 元老院はそんなカエサルを恐れ、ローマの地に足を踏み入れれば戦争犯罪者として起訴すると彼を脅した。カエサルの旧友であり、仲間であり、指導者でもあったポンペイウス・マグナスもまた、元老院との権力関係は微妙な状況にあった。

 そんな中、カエサルの第13軍団の2人の兵士はガリアの荒野へ向かい、盗まれたカエサル陣営のシンボル、鷲の軍旗の奪還を命じられる。しかしやがて彼らは、古代ローマを揺るがす重大な事件に巻き込まれていくのだった。

 これは、ほんの序の口だが、歴史に興味のある人にはたまらないかもしれない。15才以下は禁止のDVDであり、過激なセックスシーンもあるし、血なまぐさいシーンも多い。

 好き嫌いが別れるドラマかも。

おすすめ度  ★★★★☆


BONES

2008年04月09日 | 米ドラマ
 ついに『BONES』がDVDで配給され出した。取り急ぎ、2本(4話)を観たが、面白い。登場人物の個性が徐々に解ってくるともうだめ。とりつかれてしまう。彼女同様才能豊かなジェファソニアンの法医学研究所の同僚たちのIQの高い登場人物の会話が楽しい。しかも実名の女性が実際にいることが驚きだ。

 製作総指揮、バリー・ジョセフソン(「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」、「ロスト・キッズ」)とハート・ハンソン(「ジョーン・オブ・アルカディア」、「ジャッジング・エイミー」)が送り出す「ボーンズ」は法人類学者でありながらベストセラー作家であるキャシー・ライクス着想の刑事ドラマ。

 テンパレンス・ブレナン博士(エミリー・デシャネル)は高い技術を持つ法人類学者。ジェファソニアン・インスティテューションで働いており、副業で小説も書いている。遺骸がひどく腐乱していたり、認知不能なほど燃やされていたり、破壊されていたりと通常の死体確認方法が使えないような殺人捜査の際、警察からお呼びがかかり助けを求められる。ブレナンの専門技術とは被害者の骨に残された証拠を読み取る超人的な能力にあるのだった。

 ブレナンがチームを組むことが多いのが、FBIの殺人捜査班の特別捜査官、シーリー・ブース(デビッド・ボレアナズ)。元陸軍のスナイパー、狙撃兵であるブースは、科学や彼が“スクインツ(目を細めるやつら)”と呼ぶ科学者に不信感を持っている。犯罪解決の為には生存者(目撃者や容疑者)を通じての事実の解明、古き良き捜査仕事にかかっていると考えるブースにしてみれば、彼らは物理的な証拠に執着しすぎるのだ。ブレナンとブースは仕事上でも私的にもしょっちゅうぶつかっており、2人の相性がうまくいっているのはブレナンの最新ミステリー小説の中、フィクションの世界でだけだ。

 外界とは何かと意見の食い違うことの多いブレナンにとって一番心地いいのは、彼女同様才能豊かなジェファソニアンの法医学研究所の同僚たちの存在。気取りがなくあからさまなアンジェラ・モンテネグロ(ミカエラ・コンリン)はブレナンの友人であり科学者仲間。3次元のコンピューター映像で犯罪の現場をそのまま再現する独自の方法を編み出した。ブレナンのアシスタント、ザック・アディー(エリック・ミレガン)は若き天才。ずば抜けたIQが手がけた学位取得の邪魔になっているほどだ。“バグ・ガイ(虫野郎)”、ジャック・ホッジンズ博士(T・J・サイン)は昆虫胞子と鉱物の専門家だが、趣味は陰謀だ。ブレナンの上司は威圧的な研究所の所長、ダニエル・グッドマン(ジョナサン・アダムズ)。ブレナンの助けをFBIに貸し出すのが彼だ。警察の捜査現場をユーモアと人間味あふれる形で描いた作品「ボーンズ」は、恐ろしい犯罪の影の残虐行為を徹底的に調査する科学者たちの人間性に焦点をあてたダークで興味深いシリーズである。