衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

スノウの変化 分離不安と足の指

2016-09-24 13:03:09 | 
我家に来て一年、間もなくうちの子記念日も近づいたスノウ。


来て間もなく生傷が癒えた頃


現在

一年経ってもまだ痩せていますが、栄養不良からは脱し、傷だらけだった顔や身体もだいぶ綺麗になりました。


なぜか全ての指が肥大して爪が宙を向いていた、このように不思議な形をしていた足は...


来た当初

フィールドも散歩にも連れ出さない犬はこのような指になってしまうのでしょうか。

気付けば現在は以下のように爪も正しい位置に、まともで綺麗な指になっています。


前足


後ろ足

これは先日、過去の画像を整理していて思い出し、確認してみて嬉しい発見でした。


ところでスノウは我家に来て暫くは、犬部屋のバリケン内でおとなしく一日を過ごしていました。

散歩は数日スノウの様子を見たのち、我家の習慣である朝5時に起きてすぐのトイレ散歩、これは私の低血圧アップと目覚ましに良い効果もあります。次は7時から日によって2時間超えともなる運動散歩。そして夕方は18時、寝る前にもう一度の計4回。

この習慣もすぐに馴染み、最初の頃はマーキングが見られたものの、自分の寝場所は決して汚さぬ綺麗好き。その後、10時間を超えるような長時間の留守番でも自分の寝場所を汚すことはなく、マーキングも3カ月を超えるころには落ち着きました。


またその頃は無理のない栄養補給に何より力を注いでいましたが、最初は不安定であった便もかかりつけ医との連携ですぐに落ち着きました。

しかし体力が戻り始めた頃に、それまでは悪戯しなかったバリケン内のシーツやタオルや新聞紙のはてまで破くどころか口に入れ、一度は大量の嘔吐下痢を伴った、人間のベビー用防水シーツお召し上がり事件がありました。

けれどもそれは全てバリケン内での留守番時の出来事。

以後、抜け毛や埃等が再び身体に付かぬよう、スノウのバリケン内にはスノコを入れ、毛布や敷きものは使わぬようにしました。

また、誰かと一緒に過ごしているときには、そのように命に関わるような悪戯をすることはありませんでしたので、その後は、スノウが暇つぶしとして何かの異物を口に入れることはほぼ無くなりました。


それから時は流れ....

スノウを今朝、ヴァレンシアと一緒の散歩後に、ボブが散歩から戻ってくるまでの僅か30分弱を犬部屋でフリーにしてみました。


ボブの散歩を軽く済ませて戻ってみると...

高さのあるテーブルの上にたたんでおいたタオルや足ふきマットがビリビリに

こりゃ、ダメだ

悪いことをしたと判っているのではなく、バリケンに入ることが嫌で声掛けしても寝たフリして微動だにしないスノウ(手前)。

もしかするとスノウは、人との分離不安があるのかなと感じます。

人と離れて閉じ込められた環境になると、また飢えるのではというような不安な気持ちになり、不安を紛らわせるために何かを口に入れる習性になってしまったのかも。

だからリビングのバリケン内でも、夜間ヒトリになると遠吠えして仲間(ワタシ)を呼びます。スノウはバリケン内でも、私がリビングで寝ていればおとなしい。

飢餓状態であった過去は、トラウマになるほど辛い日々であり、未だに癒えてないのだと推測します。


当時、CACIがスノウと一緒に引き取った4頭のうちの1頭はもっとボロボロな身体で、間もなく大病が潜んでいたことが判明。愛情深いお世話をして下さったCACI預かりさん介護の甲斐無く、その後亡くなっています。

スノウは老犬にも関わらず、あのような過去の体験があっても、現在のところは大きな病気もせず。

痩せている以外は健康で瞳がとても綺麗で、今まで皆無であっただろう人との日常的な関わりの中で、日々成長してくれていることをとても嬉しく、愛おしく感じています。
コメント (2)
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