１１月２４日(木)いよいよ来たか
恐れていたことがいよいよ現実になったなと思った。単なる物忘れではない認知症の前駆症状としか思えないような、信じられないようなことがわが身に起こったのである。しかも、そのことにしばらく気づかなかったとは情けない。
事の顛末はこうである。いつも通り６時ごろ起きだして、小鳥の餌やりなど朝の日課をこなした。いつもならその後顔を洗い仏壇にお茶と水をお供えしてから朝茶を一服する。その間に新聞にざっと眼を通して朝食となる。
今日もそうするはずであったが、洗顔をストンと忘れていたのである。家内がいれば気づいたはずであるが不在である。いつものように簡単な朝食を済ませて口を漱ごうと洗面所に行った。鏡に映るわが顔を見てびっくり。髪は寝乱れたまま、疎らなひげも伸びている。このときになって初めて今朝は顔を洗っていなかったと気づいた。起床してから２時間以上経っていた。
こんなことは初めてである。人の名前が思い出せないなんていうのはしょっちゅうだが、これはいわゆる物忘れだから驚きもしない。しかし洗顔を忘れるとはただ事ではない。そのうち同じことを何回も言ったり、食事をしたことも忘れるようになるなど、次第に恍惚の人になるのではないかと愕然とした。
脳血栓になったときお世話になった病院に「物忘れ外来」という相談窓口がある。詳しく聞いたわけではないが、そこに行けば認知症の早期発見もできるのではなかろうか。認知症を治すことはできないけれども症状の進行を遅らせることはできるそうだ。
恐れていたことがいよいよ現実になったなと思った。単なる物忘れではない認知症の前駆症状としか思えないような、信じられないようなことがわが身に起こったのである。しかも、そのことにしばらく気づかなかったとは情けない。
事の顛末はこうである。いつも通り６時ごろ起きだして、小鳥の餌やりなど朝の日課をこなした。いつもならその後顔を洗い仏壇にお茶と水をお供えしてから朝茶を一服する。その間に新聞にざっと眼を通して朝食となる。
今日もそうするはずであったが、洗顔をストンと忘れていたのである。家内がいれば気づいたはずであるが不在である。いつものように簡単な朝食を済ませて口を漱ごうと洗面所に行った。鏡に映るわが顔を見てびっくり。髪は寝乱れたまま、疎らなひげも伸びている。このときになって初めて今朝は顔を洗っていなかったと気づいた。起床してから２時間以上経っていた。
こんなことは初めてである。人の名前が思い出せないなんていうのはしょっちゅうだが、これはいわゆる物忘れだから驚きもしない。しかし洗顔を忘れるとはただ事ではない。そのうち同じことを何回も言ったり、食事をしたことも忘れるようになるなど、次第に恍惚の人になるのではないかと愕然とした。
脳血栓になったときお世話になった病院に「物忘れ外来」という相談窓口がある。詳しく聞いたわけではないが、そこに行けば認知症の早期発見もできるのではなかろうか。認知症を治すことはできないけれども症状の進行を遅らせることはできるそうだ。