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11月12日(土)懐かしい顔 その3

2011-11-12 11:30:54 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
11月12日(土)懐かしい顔 その3

ジョージア・オキーフと聞いて、あの有名な女流画家と思い出す人は少ないのではないか。掲載された写真は第二次世界大戦後に移り住んだニューメキシコの荒涼とした砂漠で撮影されたものである。

むき出しのコンクリート製と思われる大きなオブジェを背景に、真っ黒い服を着て俯き加減に椅子に腰掛けている。その横顔には深いしわが刻まれ、無造作に束ねられた髪はほとんど真っ白である。おそらく晩年に撮影されたものだろう。99歳で亡くなっている。生と死と言う主題を神秘的な白骨、花、砂漠など半抽象のイメージで表現した異色の画家だった。

次はマーガレット・バーク・ホワイト。写真に興味のある人ならフォトジャーナリストとして活躍した彼女の名を覚えているに違いない。「ライフ」創刊時の写真スタッフの一人だった。

掲載されている彼女自身を写した写真はクライスラー・ビルディングから張り出したワシの彫刻の上から身を乗り出して被写体を狙っている。彼女は第二次大戦に従軍写真記者として同行し数々の傑作をものにした。いい写真を撮るためには危険を冒すことをためらわなかった。彼女の写真は男性的で明快でありフォトジャーナリズムの典型といわれている。

女性が2人続いた後はエドモンド・パーシヴァル・ヒラリーである。ニュージーランド生まれであるが1953年イギリスのエベレスト登山隊に参加し、テンジンとともに初登頂を成し遂げた。この功績でサーの称号を授与されている。

掲載されている写真はテンジンと一緒に草原に腰を下ろし笑っている。初登頂当時のものだろう。テンジンの傍らには土に突き刺したピッケルが写っている。そうだとするとヒラリーが33歳の時の写真だ。(この項続く)