天使の図書館ブログ

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萌え語り♪(^^)-その8-

2012-02-27 | 
(最初、コミックス買うのは13~14巻くらいまででいーかなって思ってたんですけど……26巻まで全部買うことにしたのは、この22巻の表紙のせいでしたたぶんこれ、ウリ公だろうとはわかっていつつ、少しカルっぽかったので、心配になってきたんですよね。それでどうせ22巻まで買うんなら、26巻まで買おうぜ!みたいになったという(^^;)まあ、結局そうしておいて大正解だったわけですけど・笑)


 土のなかの訪問者は
 花たちに働きかけて
 やがて花たちは胸像のように整い
 ガラスのように優雅になる

 夜なかに訪れて
 日の出まぢかに
 そのきらめく会見を終え
 愛撫して立ち去ってしまう

 だが彼の指がふれた者や
 彼の足が通った場所や
 彼が接吻した口は
 もう元どおりではない

(エミリー・ディキンスン、新倉俊一さん訳)


 おとつい、カルとシェラのSSを書いていて、ディキンスンのこの詩をなんとなく思いだしました♪(^^)

 ディキンスンがこの詩の中で言ってるのってようするに、「霜」のことだったり

 一度この霜にやられてしまったら、花たちはガラスの胸像のようになる……まあ、わたしたちは美しい花が霜で凍りついているのを見たら「可哀想に!」っていう感じですけど、ディキンスンの視点の特異な点はやはり――一晩だけの恍惚を花たちが味わったかもしれないという、その想像力でしょうか(^^;)
 
 もっというなら、ディキンスンの中では「霜」=「死」というイメージなんですよね。

 ある日真夜中に「死」がやって来て、彼が生者に神聖な指で触れ、接吻し、やがて連れ去ってしまう……その「死」の瞬間が「恍惚」でないと、一体誰が言い切れるのか、という。。。

 まあ、わたしたちはそうして死んだ人の亡骸を見て、これまた「可哀想に!」なんて思うわけですけど、本当のことは誰にもわからない。死ぬことが恩寵でないなどとは、それこそ神にしかわからないことだろう、というか(^^;)

 えーとですね、前回のSSで、カルがシェラのことをミソサザイにたとえてるんですけど、これはディキンスンが自分のことをミソサザイにたとえてるところからいただきましたm(_ _)m

 彼女は自分のことを鳥であればミソサザイ、花であればデイジー(ヒナギク)にたとえています。

 エミリーの身長が実際何センチだったのかはわたし、わからないんですけど……とにかく彼女は「小柄」だったらしいんですよね。そこでわたしの頭の中ではディキンスン「小柄」=シェラも「小柄で細身」ということで、脳内で結びついたものと思われます(^^;)

 いえ、「一体これなんの記事だww」っていう感じかもしれないんですけど、ここからは通常(?)のバスタ語りとなりますので、ご安心を(笑)

 26巻まで購入して以来、とにかく毎日のよーに読んでるんですけど(ビョーキだな☆)、24巻まで読んで、自分的に新たに発見したこととか、萌え直したこととか、とにかく色々ありました♪(^^)

 まずは、4巻のP201。D・Sが>>「大体その理想社会ってのはなんだよ!かったりい!!あのカタブツのカルならわかるが、なんで世界を征服するのに、そんなお題目がいるんだ!」って言うところ。。。


カルってカタブツなんだ
(※堅物=生真面目で融通のきかない人のこと)


 とか思って、なんかひとりで萌えましたww(←バカ☆)

「真面目で冷静で冗談の通じない、知的な堅物」って、カルってむしろ面白!!とか思ったり(笑)  

 えーと、このD・Sの科白のあとで、ネイが>>「黙れ!!汚らわしいハーレムを造る為だけのオマエと一緒にするな!!」って言ってるわけですけど……11巻読むと、D・Sってカルに「自分の半身を探しだすために、戦争を起こす」みたいなこと言ってますよね。。。


え?もしかしてカルってD・Sに騙されてる??


 いえ、もちろんそーゆーわけじゃないっていうのはわかってますってば!!(笑)

 でも結局カルって、アビゲイルにも似たような手口(?)で騙されてて……純粋すぎるゆえに、信じやすいところのある繊細な人なのかな~なんてあらためて思ったのです(^^;)

 それと、24巻読んでて、今回わたしの中でD・S(パパ☆)、ネイ(娘)、カル(兄)ってゆーよーな、家族萌えが新たに加わったような気がしますww

 最初に読んだ時は、ネイがカルのことを「好きになれなかった」とか「カルが嫌い」っていうのを読んでも、いまいちピンと来なかったんですよね。むしろ、戦災孤児だったネイなら「この子にもきっとつらいことがあったんだ……」っていう感じで、カルに優しくしててもおかしくないんじゃないかな、とすら思ってました。

 でもまあ、せっかくD・Sとふたりで暮らしてたところにお邪魔虫が混ざったみたいな、ネイにとってはカルの出現ってそーゆーことだったんでしょうか(^^;)

 そして2巻を読むと、割合あっさりD・Sの抹殺指令をネイにだしてるカル(笑)

 うん、三人一緒に暮らした家族の記憶(?)のことを思うと、若干矛盾を感じなくもないけれど……でも家族って結局、彼らほど長くは生きてなかったとしても――ある程度の年齢に達すると、血が繋がってても<赤の他人>みたいになったりする場合もあるし。

 そういう意味で、ある段階から「師」→「友」になっていったD・Sとカルの関係っていうのは、とりあえずわかるような気がするんですよね。

 そして、ネイがカルのことを「アンタ」呼ばわりしてるのを見ると、まさにこれこそ「家族」だな~というように思ったり(^^;)いえ、このふたりってたぶん、一緒に同じベッドで寝てても絶対何もないっていうよーな関係性ですよね(あくまで原作に忠実に考えた場合☆)

 それと、カルって自閉症みたいになって彷徨ってた時にD・Sに拾われたわけですけど……この時、誰に拾われたかによって、彼の人生のその後って大きく変わったんだろうなってあらためて思いました

 D・Sから魔力の制御の仕方というのか、魔法の使い方を教えてもらったのは、カルにとってプラスだったんだろうなとは思うけど――でも、暗黒魔術とかそっち系ですからねえ(^^;)

 しかも、カル自身D・Sのことを「敗者であれば自分の部下にも容赦しない非常の鬼だった」とか言ってて(笑)、そーゆー人に育てられるのってどうよ??みたいなww

 でもカルって、D・Sの悪いところ(?)に一切染まるでもなく、カタブツな人生を送ってきた人なわけで……うん、普通に考えたら、D・Sのお下がりの女性とちょっと遊んだりするんじゃないかと思うんですけど(笑)、D・Sに「おまえ、フォモってわけじゃねーんだろ?」とか突っこまれるでもなく、親友でい続けられるって――このふたりの関係って「面白!!」ってあらためて思いました♪(^^)

 あと、カル=カタブツっていうことは、実は彼ってそのあたりの考え方がシーラ姫に近いのかなって、今回2巻を読んでて少し思ったり(笑)

 いえ、これまで一度もそんなことを考えたことはなかったんですけど……カルにとっては、女の人とどのくらの関係を持ったら「責任とって結婚しなきゃ☆」ってなるんだろうって思ったんですよね。

 まあ、ひとたびそーゆー女の人が出来たとしたら、カルってめためた☆に優しくしそうっていうのは、わたしの中でガチなんですけど、シーラ姫のされた色々ってなんかビミョ~だからなあ(笑)かなりいいところまでいったのに、次に会った時には「知らん顔☆」とかされたら、カルの中では相当ショックとか、「女などもう二度と信じるまい」ってなるのかどーか。。。

 カルの女ギライっていうのは、基本かーたまのことを他の女性にも投影してしまうからなんじゃないかっていう気がするんですけど、どうなんでしょうか。なので、SSの中では実は支配欲と独占欲が強いみたいな感じで書いてみたんですよね(^^;)

 そんでもって話飛ぶんですけど(ほんとにな☆)、十二魔戦将軍って「カル様、カル様」言ってて、あらためて本当に可愛いなあって思いました(萌え

 筆頭はもちろん、イングヴェイ(わたしの中ではインインと、パンダのよーに呼ばれてる人・笑)なんですけど、馬橇も「これでカル様に誉めていただけるぜーっ!!」とか言ってるし、マカPって野心家っぽいのに実はインインに対抗意識燃やしてるのも、カルに誉めてほしいからなんですよねww

 そんでもってこのマカP、パインを輪切りにするの得意そう……とかいうのはどーでもいいとして(笑)、22巻で「オレなんかカル様の指示を仰がねば何も出来ない蛆虫野郎だ!!」(※正確には蛆虫野郎とまでは言ってない)とか言ってて、すごく可愛い奴だと思いました♪(^^)

 外形的にはシェラ同様、9~15巻あたりのマカPのほうがわたしは好きなんですけど(ちなみに馬橇はどっちでもいい・笑)、あの極限状態の中、ずっとシェラと一緒にいて恋心が芽生え――とかいうのはちょっとヤかな☆なんてww

 しかもシェラ、妊娠までしちゃってその子に鬼太郎と名づけるとか、そーゆー展開はもっとイヤだ☆というか(笑)

 でも、長く恐怖と不安に責め苛まれるような環境をともにしていると、脳がそれを恋愛だと勘違いしやすいって、昔心理学の本か何かで読んだよーな記憶があったり。。。

 うん、そんな手遅れ(?)な事態になる前に、シェラにはカルに再会してほしい!!!(祈☆)

 いや、もちろんマカPのことは好きなんですよ♪でもそれとこれとは話が別なのだ~っ!!(何故かガブ口調・笑)

 なんか最近、27巻なんて出ても、たぶん25巻のシェラがあのあとどーなったのかなんて描かれてないんだろうから……自分で勝手に話作って続き書いてみよーかとすら思うようになってきましたww

 話の流れとしては、悪魔と遭遇したシェラが、カルと再会してコドモが出来るまでとゆーか(いや、コドモは別としても、とにかくふたりが出会って恋に落ちるところまで、ですね^^;)
 
 うん、<魔力の刻印篇>っていうのが、6大魔王から6大ペインを盗みとるまでを描いてるんだとしたら、そこよりもわたしは<血の救世主篇>(テキトーにサブタイつけてみた☆)とか、そっちの話のほうを先に読みたいよ!!!(>_<)

 ふう~っ。なんにしても、今回も長くなりましたので、大体ここらへんでm(_ _)m

 それではまた~!!





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2 コメント

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24巻を読んで思ったのですが (なかちー)
2012-02-27 17:42:26
カルが「アンスラを蘇らせてしまったことが人類への贖罪」という意識を持ってるなら、自分が氷漬けにしてしまった大切な部下が生きていることが分かれば、ものすごーく救われるんじゃないかと・・。
シェラだったら氷漬け関係なしに、再会を喜びそうですし*


やはり、2人には再会してほしいですねー(;_;)
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Unknown (ルシア)
2012-02-27 23:39:26
 そうですよね(泣)わたし、カルが12巻で「何もかも思いだした」って言ってるのを見て……その中にシェラって含まれてるのかな~って、めっちゃ気になってます(^^;)

 カルの性格的なことを考えると、自分が氷漬けにしてしまった部下をそのまま放置しておくとは考えにくいわけで……いえ、ほんとに原作で早くふたりに再会して欲しいです(>_<)

 なんか最近、「ハギワラ仕事しろよ」ってネットで書かれてる方の気持ちがめっちゃわかる気がしてきましたwwようするに、それだけ続きが気になるっていうことですもんね(^^;)

 そして、コンロン&ウリエル戦の長さを考えると……<魔力の刻印篇>が終わって次の章へ進むのは、このままだと約10年後じゃない??なんて言われてるあたりorz

 ほんと、バスタはファン泣かせの漫画だよ!!

 でも同じような気持ちのファンの方が他にもいるってわかって、本当に良かったです♪(^^)

 なかちーさん、コメントありがとうございました 
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