
最近大型量販店などでも見かけるメーカーに、eMachines(イーマシーンズ)があります。

公式サイト http://jp.emachines.com/

現在はAcerグループに属しております。

10年ぐらい前にDELLと並び流行った外国メーカーGATEWAYの名前を記憶されている方も多いと思います。
そのGATEWAYと合併しブランドを引き継いだ会社でもあります。

eMachinesの製品は高性能安価が売り。
ただし保証等は他の外国メーカーと同様ですので、「5年は修理を受けたい!」「親切な電話対応が欲しい」などは望めません。


さて、今回はeMachines製ミニタワーPC[ET1870-N34D]の写真を掲載してみようと思います。


1.外観







2.背面


ディスプレイ接続用ポートは、D-Sub15ピン、HDMIの2種類。
ただし、同時使用:デュアルディスプレイできるかどうかは不明です。
(eMachinesはあまりこういった情報をWebに掲載してくれないので。)


3.サイドカバーをオープン


中は結構広々としています。
これはかなりメンテなどがしやすいでしょう。
熱もこもりにくいかもしれません。
この製品は、標準で2GBのメモリが2枚装着されており、空きメモリスロットはありません。


電源ユニット


形状は一般的なDOS/V規格の製品ですね。

ただ、この電源って、250W程度しかないのでは?
もしそうだとすると、消費電力の高い部品は増設は困難と思われます。


4.PCIバス付近

4スロットあります。
PCI Expressのみであり、旧来のPCIバスはもうありません。


となりのCPUの放熱の仕組みがなんとも。
まるで煙突のようなカバーでCPU独自の空冷のルートをつくっていますね。
(煙突の先は、サイドカバーに開いた穴です)


5.ドライブベイと、マザーの接続コネクタ

5インチベイにも、3.5インチシャドーベイにも余裕があります。

”電源に余裕があれば”との注意はつきますが、慣れた方ならドライブ装置の増設ができますね。



ケースへのコネクタ等とSATAコネクタ
一応SATAには、2口空きがあるようですね。(使用可能かどうかは不明ですが)


6.リカバリーディスクについて
最近のパソコンでは既に当たり前になっておりますが、リカバリーディスク(再セットアップディスク)は付属しておりません。
HDD内にリカバリー領域がありますので、何か問題があればここから出荷時の状態に戻すことができます。

ですが、HDD自体が故障したらどうしようもありません。
なるべくであれば、自分で空きDVD-R 計3枚にリカバリーディスクを作成しておくと良いでしょう。




7.Windows7エクスペリエンスインデックスの値

ご興味ある方、スペックの目安が知りたい方、どうぞ、この通りです。

※この表示は、8/25時点のWindowsUpdateをフルに行った後です。

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[ET1870-N34D]は安価な割に、なかなかに基本性能と増設能力が良さそうです。

3D表示バリバリのネットゲームなどでなければ、大抵の方に満足できる性能と思われます。

ケース内部の余裕も、装置の増設の余地が十分ありそう。
ただし懸念すべきポイントがあるとすれば、電源容量ですね。
