シャロンの部屋 Around

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All That Jazz!

はからずも栗 と オットのうつ

2012年10月09日 | 日記

連休、札幌のうちへ帰った。なにげに庭をみると、おーっ栗がおちてるおちてる。
5日は朝から栗ひろい。ほとんど虫食いがなく、つぶもそろって豊作。雨ざらしが続いたらすぐに虫食いだらけになってしまうから、落ちたばかりで、ちょうどタイミングがよかったにちがいない。
休みをとった平日は、病院や授業料の支払いなど大事な用事をする。午後からは美容室。夜は息子と形成外科で待ち合わせ、低温やけどの診断を聞く。晩ごはんはビーフシチュー。

土曜日は午前中ずっと栗のイガの始末。トングでひろってひたすらビニール袋に入れる。隣や裏のお宅の敷地まで出張し、イガを片付ける。イガは隣人にとって迷惑このうえないから。

バラも枝が伸び放題で一面雑草だらけ。作業途中気が遠くなったからなじみのシルバーさんに急遽電話してお手伝いを要請。二人で4時間、みっちりと野良仕事。
前日オットに、明日は庭やらない?と言ったら、「いやだ」と却下され。

日曜日はピザを焼いた。庭に残っていた肥大して劇辛になったししとうとたまねぎ、ツナをのせたものと、バジルだけのせたマルガリータの2種類。
     

日曜日は息子のお弁当のおかずづくり。午後はオットと大喧嘩。
発端は、息子の自立塾の支払い。たまって75000円にもなっている請求書を見つけたので、手渡そうとしたら、バサッと振り払われた。最近やたらにお金がないなどとのたもう。そうかな。オットは父子3人の家計口座に16万いれているが、月給が手取り40万ないとしても、20万くらいは自由になるお金があるだろうが。世のお父さんはこづかい7万円でやってるんだ。しかも家計費16万のうち55000円はオットの名義で貯蓄に振り替えてるんだから。

そこから言い合いに発展。ゴルフや酒の付き合いにはいいふりこいてお金出すくせに、こどもの家庭教師や塾にはお金はらえないというのは、おかしいんじゃないの?子供たちがそれぞれ毎回200リットル以上のお湯をつかってシャワーしてることに何も言わないくせに、なにかというとすぐ節約節約って、節約するとこまちがってない?

娘の免許も成人式も入学金もこどもらの制服も教材費も矯正治療も、まとまった支払いは全部こっちだ、といったら自分も息子の入学金や修学旅行代払ってる、ときた。あらそ、数えるほどはあったかもね。でもあなたの見えないところでどれだけ私が払ってきたか。そしたらやれみささんも無駄遣いしてるだのお金に汚いだの言い出す始末。他人の酒をおごる金があるくせに家族のためにお金を使わないあんたのほうがよほど金に汚いわ!

オットは長年、家に毎月一定額入れるだけで、家計のやりくりをしたことがない。別立てとはいえ自分の口座から光熱費や食費、定期代などを払わなければならなくなって、まざまざと家計のやりくりを実感したというところか。いやそんな程度ではおさまらなかった。


「帰ってきてはこれみよがしに掃除する、あてつけのようにオカズ作りをする、あれもやったこれもやったと恩着せがましい、そんなにやりたきゃだまってやれ、何でも勝手に決めて、サインだけさせて、貯金だってよけいなお世話。あなたは自分がいつも正しいと思ってる、自分の考えをなんでも人に押し付けて、なんでも人のせいにして」ときた。「ひとに押し付けてってどういう意味?別にみささんがんばってるねって言ってくれればそれでいいことでしょ。ただ家族に認めてもらったり認めたりすればいいだけのことでしょう。」と言ったら、「他人だよ。とにかくうるさいんだよ。ほっといてくれ」ときたもんだ。

最初はまともに言い合っていたけど、途中から涙が出てきて、「あらそうですか。それはそれは長い間さぞ悔しい思いをしたことでしょう。申し訳ありませんでした。みささんが勝手に建てた住みたくもない家に住まわされて、乗りたくもない車に乗らされて、老後の貯蓄までさせられて。こっちは仕事で気がまわらないだろうと思ってよかれと思ってできることをやってきたつもりだけどね、家族のためと思ってやってきたのは私だけで、あなたには迷惑なことばかりだったんですね。私は親に財産がなく貧乏だったから、子供たちが死ぬほど思いつめて困窮したときに、うっぱらって生き延びれるようにと無理して土地を買って一軒家を建てたんだ。そうだそうだ、私が働いているのは自分のためだった。暴力男かもしれない、浮気性のんだくれかもしれない、病気で死ぬかもしれない、夫などという不安定な存在に人生振り回されるのまっぴらごめんだから私は働き続けているんだった。大丈夫あなたなしでもみささんは、ちゃーんとやっていけるから!」

最後に、「またいなくなるからどーぞご自由にっ!」と言い放って、荷物をもって家を出た。

今朝メールが入ってきた。「昨日はいい過ぎてごめんなさい。他人と言ったことは取り消します。最低の夫で最低の父親です。もうだめです。」最後の文で気がついた。オットはうつだ。
こんな人じゃなかった。異常なまでに否定的なとらえかた、何をしても言っても、ひねくれた解釈をして、自己否定をしたり周りを否定したり、他とのかかわりがうっとうしく、家族やまわりのことに関心がなく、目はいつもうつろ、それに、このこのところげっそりやせた。記憶力や思考力も落ち、そうだっけそうだっけと繰り返し、自分が言ったことや家族との会話を覚えていない。こういう状態が数ヶ月続いているからまちがいない。うつは自分も回りもなかなか気がつかない。自分も更年期うつを経験したからわかる。真っ只中のときは何がなんだかわからず、ただ頭の中がじりじりとイラつき、からだを思うように動かせず、あらゆるものがいやになる。さて、どうしたものか。




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